ハリケーンが米南部に上陸 3人死亡、熱帯暴風雨に

AI要約

南部テキサス州に上陸したハリケーン「ベリル」が州内を北上し熱帯暴風雨に変わった。被害が拡大しており、少なくとも3人が死亡し、220万カ所以上で停電が起きた。

ベリルは大西洋で最も強い「カテゴリー5」に発達し、カリブ海の地域に被害をもたらしたが、米国上陸時には「カテゴリー1」のハリケーンに弱まっていた。

ハリケーンセンターは引き続き警戒を呼びかけている。

 【ロサンゼルス共同】米ハリケーンセンターによると、南部テキサス州に8日、ハリケーン「ベリル」が上陸した。州内を北上後、勢力を弱め熱帯暴風雨になった。AP通信は、州内で少なくとも3人が死亡し、同州ヒューストンやその周辺の住宅や事業所220万カ所以上で停電が起きたと伝えた。ハリケーンセンターは警戒を呼びかけている。

 APによると、ベリルは大西洋で5段階のうち最も強い「カテゴリー5」に発達。カリブ海を西に進んでジャマイカなどを直撃し、少なくとも11人が死亡した。一時熱帯暴風雨になり、米上陸時は最も弱い「カテゴリー1」のハリケーンだった。