バイデン氏、大統領選の継続を表明 民主党議員宛ての書簡で
AI要約
バイデン大統領が再選に向け取り組みを継続する意向を表明。懸念がある中でも最後まで戦う姿勢を示す。
民主党内でバイデン氏の適格性や能力を巡る懸念が高まる中、バイデン氏はトランプ氏を倒す決意を固く示す。
バイデン氏は書簡とメディアを通じて強い言葉で批判的な声に応戦し、自らに挑戦する者を受け入れる構えを見せる。
ワシントン（ＣＮＮ） 米国のバイデン大統領は８日、民主党議員に宛てた書簡で大統領再選に向けた取り組みを今後も継続する意向を表明した。同氏を巡っては精神的な適格性や選挙活動を行う能力について懸念が高まっている。
ＣＮＮが入手した書簡の中でバイデン氏は、メディアなどであらゆる臆測が浮上している状況を認めつつ、それでも大統領選から撤退はしないと固く決意していることを理解して欲しいと強調。最後まで戦い、トランプ前大統領を打倒する考えだと述べた。
その上で民主党全国大会まで４２日、大統領選本選まで１１９日だと言及し、今後なすべきことについて決意や明確性を弱めることはトランプ氏を利するだけだと訴えた。
「今こそ結束し、党として前へ進み、ドナルド・トランプを倒す時だ」（バイデン氏）
先月行われた大統領選討論会でのバイデン氏の惨憺（さんたん）たる出来を受け、下院の民主党幹部数人は７日、ジェフリーズ下院院内総務との電話会議でバイデン氏が２０２４年の選挙戦から身を引く必要があると伝えていた。
書簡が公開された直後、バイデン氏はＭＳＮＢＣの番組に電話で出演し、自身に批判的な民主党の「エリート」たちへの強い不満を吐露。自分が大統領選を戦うべきだと思わないのであれば自分に対抗して大統領を目指すと彼らが発表すればいいと反撃し、民主党全国大会で自分に挑戦するよう呼び掛けた。
