ロシア、ウクライナ5都市にミサイル40発以上 ゼレンスキー氏
ウクライナ大統領は、ロシアが5都市に40発以上のミサイルを発射したことを発表。キーウで爆発が起き、建物が損壊。負傷者も発生。
ロシア軍はキーウを昼間に攻撃、市長が公的施設や家屋が被害を受けたことを明らかに。市内で3人が負傷、1人が入院。
別の都市ではロシアの攻撃で10人が死亡、31人が負傷。戦況が悪化している。
【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8日、ロシアがウクライナの5都市に40発以上のミサイルを発射したと述べた。
首都キーウにいるAFP特派員は、市中心部で爆発音が鳴り響き、黒煙が立ち上っているのを確認したと伝えた。
ロシア軍は2022年2月のウクライナ侵攻開始以来、キーウをミサイルやドローンで繰り返し攻撃しているが、昼間の空爆は珍しい。
キーウのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は、防空システムが撃墜した発射物の破片が、首都中心部の二つの地区に落下したと明らかにした。市当局によると、公的施設1か所と家屋数棟が損壊した。
市長は現時点の情報で3人が負傷し、うち1人は入院したとSNSの投稿で述べた。小児医療施設が損壊したとの情報もあるが、詳細は明らかにしていない。
他方で、中部クリビーリフ(Kryvyi Rig)の市長も同日、ロシアによる同市への攻撃で少なくとも10人が死亡、31人が負傷したと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News