仏総選挙、左派が最大勢力の勢い 極右は第3勢力か

AI要約

左派連合が極右を抑えて最大勢力となるも過半数には達せず、ハングパーラメントの可能性が高い。

マクロン大統領の中道与党連合が極右政党を上回り第2勢力となる見通し。

調査会社の予想では左派連合と極右政党がそれぞれ議席を獲得する見通し。

仏総選挙、左派が最大勢力の勢い 極右は第3勢力か

Juliette Jabkhiro Layli Foroudi Zhifan Liu

[パリ 7日 ロイター] - 7日投開票されたフランス国民議会(下院、577議席)総選挙の決選投票は、調査会社の予測によると、事前の予想に反して左派連合が極右を抑えて最大勢力になる見通しとなった。ただ、過半数には届かない見込みで、ハングパーラメント(宙づり議会)に陥る可能性が高い。

当初は第1党になるとみられていたマリーヌ・ルペン氏の極右政党「国民連合(RN)」は第3勢力にとどまり、マクロン大統領の中道与党連合がRNをやや上回り第2勢力となる見通しだ。

調査会社イプソスの予想では左派連合「新人民戦線(NFP)」が171─187議席、RN(連携会派を含む)が134─152議席を獲得する見通し。

エラブの調査では左派連合が182─193議席、RNと連携勢力を合わせて136─144議席と予想されている。