中国海軍の艦船、年内停泊か カンボジア軍関係者

AI要約

中国支援の下、カンボジア南西部のリアム海軍基地で中国海軍艦船が12月まで停泊する計画が進行中。

中国は昨年12月から派遣を続け、訓練が想定より時間を要して延長中。

中国軍の海外拠点化への懸念が高まっており、米国も影響力拡大を警戒している。

 【プノンペン共同】中国の支援を受けて拡張工事が進むカンボジア南西部のリアム海軍基地に寄港している中国海軍の艦船が、少なくとも12月ごろまで断続的に停泊する計画であることが5日、カンボジア軍関係者への取材で分かった。年末以降の計画は不透明だとした。中国軍の海外拠点となる可能性が指摘されており、米国は影響力拡大に懸念を深めている。

 同関係者によると、中国は昨年12月、カンボジア海軍の訓練を目的に艦船を派遣した。当初予定は今夏までだったが、想定より訓練などに時間がかかっているのが延長の理由だと説明している。