マンション駐車場におもちゃの車駐車した中国男性、「合法的権利」主張

AI要約

中国のマンション駐車場で息子のおもちゃの車を駐車した男性が他の住民の反発を受ける事態に発展。

男性は自身が購入した駐車スペースを守るためにおもちゃの自動車を使用し、裁判所が補償を判決。

不動産管理会社は今後の駐車問題に向けて駐車スペースを追加するよう勧告を受ける。

マンション駐車場におもちゃの車駐車した中国男性、「合法的権利」主張

中国のマンション駐車場に息子のおもちゃの車を駐車した男性の事情に現地ネットユーザーの視線が分かれている。サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどは2日、中国浙江省のマンションに住む男性の事情について報道した。男性は数年前に自身が住むマンションの地下駐車場空間3面を購入した。彼が購入してからしばらくは空いていた駐車スペースは町内の開発で駐車空間が不足するようになると他の住民が利用するようになった。

これに対し彼は自身が購入した駐車空間を侵犯されないために息子のおもちゃの自動車を置いておいた。すると住民らは彼の行動は利己的で浪費的だとして不動産管理会社に不満を提起した。不動産会社は男性に所定の補償額を提示しながらおもちゃの自動車を片づけて他の住民が利用できるようにしようと提案した。しかし男性は合法的に購入した空間を本人が望む方式で使う権利があるとして反対した。

すると不動産会社は建物の警備員におもちゃの自動車を片づけるよう指示した。警備員がおもちゃの自動車を片づけると、これに立腹した男性は警備員を告訴し補償を要求した。彼は一般のおもちゃではなく高額の限定版モデルだと主張した。裁判の結果、裁判所は男性の訴えを認め、不動産管理会社が法律に反して彼の財産権を侵害したと判断した。

裁判所は、不動産会社が男性に約6万元を補償し、今後干渉することなく駐車空間を使えるようすることを命じた。また、裁判所は住民の駐車難解決に向け駐車空間をさらに確保するよう会社に勧告した。