英総選挙、野党労働党の圧勝か 14年ぶり政権交代迫る

AI要約

英下院総選挙が始まり、労働党が圧勝を予測されている。保守党は歴史的な敗北が予想されており、政権交代が現実味を帯びている。

世論調査では労働党が431議席、保守党が102議席と大差がついている。保守党は過去最低の156議席を下回る可能性が高い。

労働党の勝利が確実視される中、保守党では選挙後の立て直しの声が上がっている。

 【ロンドン共同】英下院(定数650)総選挙の投票が4日始まった。5日に大勢が判明する。最新の世論調査結果では、最大野党の労働党の圧勝が見込まれ、14年ぶりの政権交代が迫っている。与党保守党は過去100年以上で最大となる歴史的敗北の可能性がある。主要閣僚の落選も予想され、党内からは早くも選挙後の態勢立て直しを求める声が上がる。

 調査会社ユーガブが公表した獲得議席予想は、労働党の431に対して保守党が102と大差がついている。この数字が現実になれば、労働党は1997年の総選挙で獲得した過去最多の418議席を上回る。一方、保守党は過去最低だった1906年総選挙の156議席を下回る。