ハリケーン「ベリル」、中米ジャマイカ直撃 メキシコでも警報

AI要約

中米カリブ海で勢力を増しているハリケーン「ベリル」がジャマイカを直撃し、少なくとも10人が死亡。被害が拡大する可能性がある。

ジャマイカでは女性1人が倒木により死亡し、1000人以上が避難所に避難。首相は夜間外出禁止令を発令。

ハリケーン「ベリル」は今年のシーズン初の大西洋地域のハリケーンで、米海洋大気庁は大型ハリケーンが多発すると予測。

ハリケーン「ベリル」、中米ジャマイカ直撃 メキシコでも警報

Zahra Burton

[キングストン 3日 ロイター] - 中米カリブ海で勢力を増しているハリケーン「ベリル」は3日、ジャマイカを直撃した。主要空港は閉鎖され、約1000人が避難、倒木により1人が死亡した。

ベリルの被害によりこれまでに少なくとも10人の死亡が確認されている。被害状況が明らかになるにつれ、死者数はさらに増加する可能性がある。

ジャマイカの災害対策当局によると、倒木で女性1人が死亡し、3日夕方までに約1000人が避難所に避難した。ホルネス首相は3日、夜間外出禁止令を発令した。主要空港は閉鎖され、外出している人はほとんどいない。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、3日夕方までにハリケーンの中心はジャマイカの首都キングストンの西約161キロに位置しており、ケイマン諸島に向かっている。最大風速は時速209キロ。

ジャマイカやケイマン諸島、メキシコのユカタン半島東海岸やビーチリゾートのカンクンにハリケーン警報が発令されている。

ベリルは大西洋地域でシーズン初のハリケーンで、最も強いカテゴリー5に最も早く達した。米海洋大気庁(NOAA)は今年のシーズン中に大型ハリケーンが多発すると予測している。