ハリケーン「ベリル」、ジャマイカ近海を通過 メキシコでも注意報
AI要約
カリブ海の島国で猛烈なハリケーン「ベリル」が接近中で、ジャマイカとメキシコが警戒を強化している。
ベリルは非常に強い勢力を持ち、ジャマイカに強風と高潮をもたらし、メキシコも被害が予想されている。
ジャマイカの首相は国民に避難命令には従うよう呼びかけ、低地や洪水が起こりやすい地域の住民に注意を促している。
（ＣＮＮ） カリブ海の島国で大きな被害を出している猛烈なハリケーン「ベリル」がジャマイカの南の海上を通過中だ。接近に先駆けて、同国のホルネス首相は国民に避難命令が発令された場合は従うよう注意喚起した。
メキシコもユカタン半島の一部に注意報を発令している。
予報ではベリルは現地時間３日午後にジャマイカの南の海上を通過する。上陸はしないもののかすめるように進み、同国は強風と高潮に見舞われる見通し。また４日夜から５日にかけてはメキシコが大きな影響を受けると予想されている。
ホルネス氏は低地や、洪水が起こりやすい地域に住む人々に対し、避難勧告の有無にかかわらず高台や避難所に移動するよう呼びかけた。
ベリルは現在、５段階のカテゴリーの中で極めて危険とされる「４」で、最大風速約６５メートルと非常に強い勢力を保っている。
