バイデン陣営、主要献金者と相次ぎ電話会合 パニック沈静化図る

AI要約

米大統領選に向けた6月27日の討論会で高齢不安が高まったバイデン大統領の陣営は、主要献金者と電話会合を行いパニックの沈静化を図った。

献金者への説明や質問に答え、バイデン氏は選挙戦から撤退しない意向を強調した。

陣営は討論会に伴うダメージはほとんどないと主張し、有権者の大半が引き続きバイデン氏を支持していると述べた。

バイデン陣営、主要献金者と相次ぎ電話会合 パニック沈静化図る

Jarrett Renshaw Nandita Bose

[ワシントン 1日 ロイター] - 米大統領選に向けた6月27日の討論会で高齢不安が高まったバイデン大統領(81)の陣営は同月30日と7月1日に主要献金者と電話会合を行い、パニックの沈静化に努めた。

6月30日には約40人の献金者が参加。関係筋によると、陣営のジュリー・チャベス・ロドリゲス選挙対策本部長はバイデン氏が出馬しない場合に返金するのかとの質問に対し、出馬するためそれはないと答えた。さらに追及されると、もしも出馬を取りやめた場合には資金はハリス副大統領に渡ることになると述べた。

複数の関係筋によると、パニックを抑えるため急きょ開かれた7月1日の会合には数百人の献金者が参加。一部は討論会の準備をしたバイデン氏の側近を非難する一方、米紙ニューヨーク・タイムズ論説委員会を含む他の献金者は同氏に選挙戦撤退を求めた。

バイデン氏は選挙戦から撤退するつもりはないとしている。

会合ではその場で質問を受け付けず、事前に提出された質問が選ばれたようだったという。

陣営は1日、独自の世論調査では討論会に伴うダメージはほとんどないと主張。「2020年大統領選でバイデン氏に投票し、討論会のパフォーマンスに否定的な反応を示した有権者の大多数は依然として同氏を支持している」とした。