ソウル中心部9人死亡事故、逆走し歩行者次々はねる…運転の60代男「車が急発進した」

AI要約

ソウル市庁近くで乗用車が歩道に突っ込む事故が発生し、30~50歳代の男性9人が死亡し、4人が負傷。事故の経緯や運転していた男の状況が調査中。

ホテルの地下駐車場を出た乗用車が逆走し、歩行者をはねる。運転していた男は急発進を主張し、酒を飲んでいなかったという。事故現場は繁華街で多くの飲食店がある。

日本人が巻き込まれた情報はないが、夕食後に帰宅途中の人々が被害を受けた可能性が高い。

 【ソウル=中川孝之】1日午後9時半頃、ソウル中心部のソウル市庁近くで、乗用車が歩道に突っ込む事故が起きた。消防当局によると、30~50歳代の男性9人が死亡し、4人が負傷した。警察は運転していた60歳代後半の男の身柄を拘束し、事故の経緯などを調べている。

 聯合ニュースによれば、乗用車はホテルの地下駐車場を出た後、一方通行の道路を逆走した。歩道の鉄柵をなぎ倒しながら約200メートル進み、歩行者らを次々にはねた。運転していた男は「車が急発進した」と述べており、酒を飲んだ状態ではなかったという。男と同乗していた妻も負傷した。

 現場は繁華街で飲食店が多く、夕食後に帰宅途中の人らが事故に遭ったとみられる。日本人が巻き込まれたとの情報はない。