ボリビア政府、クーデター発生を事前に把握=内相

AI要約

ボリビアでの軍事クーデター未遂について、政府は事前に情報を得ていたが、具体的な詳細は不明。

スニガ前軍事司令官と兵士らが大統領府に侵入し、逮捕されたが、さらに多くの関与者がいる可能性がある。

スニガ氏は逮捕時にアルセ大統領の関与を主張したが、政府はこれを否定している。

ボリビア政府、クーデター発生を事前に把握=内相

Monica Machicao

[ラパス 27日 ロイター] - 南米ボリビアで26日に発生した軍事クーデター未遂について、ボリビアのカスティージョ内相は27日、首謀者とみられるスニガ前軍事司令官と兵士らが大統領府に突入する前に、政府はクーデター未遂が発生する可能性があるとの情報を得ていたと明らかにした。

カスティージョ内相はボリビアの放送局ユニテルのインタビューに対し、アルセ大統領は「不安定化の試み」についての報告を受けていたと述べた。ただ当時、政府はそれ以上の情報は得ていなかったとした。

カスティージョ氏によると、スニガ氏のほか、サルバドール前海軍司令官も逮捕された。身柄を拘束されたのはこれまでのところ17人だが、「事件に参加した者はもっと多い」とした。

パラグアイで開かれている米州機構(OAS)の会合に出席しているボリビア大使によると、スニガ氏が率いた戦には約200人の軍人が参加したという。

スニガ氏は逮捕される際、アルセ大統領が支持率を高めるためにクーデターの実行を指示したと述べた。プラダ大統領府相はこれを否定している。