緊急時の中絶容認か 米最高裁、文書誤掲載

AI要約

米国最高裁が人工妊娠中絶を原則禁止する西部アイダホ州の州法に関する訴訟で、緊急の場合には中絶手術を認めるべきだとの判断を示す見通しだと報じられた。

最高裁の文書が誤って掲載された異例の事態で、文書には6人の多数派意見が記載されており、医師の緊急性判断に基づいて手術を認めるべきだとした。

判決期日は不明であり、文書通りの判決内容になるかは未確定。

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は26日、人工妊娠中絶を原則禁止する西部アイダホ州の州法を巡る訴訟で、連邦最高裁が緊急の場合には中絶手術を認めるべきだとの判断を示す見通しだと報じた。最高裁がホームページに判決とみられる文書を一時的に誤って掲載し、これに基づいて伝えた。

 国論を二分する中絶の権利に関し、最高裁の文書が漏れる異例の事態。最高裁側は「不注意だった」と誤掲載を認めた。文書は判事9人のうち6人の多数派意見。医師が緊急性があると判断した場合、手術を認めるべきだとした。判決期日は公表されておらず、文書通りの判決内容にならない可能性もある。