バイデン氏、同性愛行為で有罪の元兵士らを恩赦へ

AI要約

バイデン米大統領は約2000人の元兵士へ同性愛行為禁止の旧規定による有罪を恩赦することを発表。

恩赦により元兵士は給付金を受け取れるが、記録は自動的に書き換えられない。

同性愛を理由に除隊処分となった元兵士についても国防総省が記録の見直しを進めている。

バイデン氏、同性愛行為で有罪の元兵士らを恩赦へ

(CNN) バイデン米大統領は26日、米軍で過去約60年間のうちに、同性愛行為禁止の旧規定に反したとして有罪になっていた元兵士ら約2000人への恩赦を発表する。米当局者3人がCNNに語った。

恩赦によって元兵士の記録が自動的に書き換えられるわけではないが、恩赦証明書を取得し、留保されていた給付金を受け取れるようになる。

対象者は、成人同士の合意に基づく場合も含めて同性愛行為を禁止していた軍法により、1951~2013年に有罪となった元兵士ら。未遂罪で有罪を言い渡された例にも適用される。この軍法は13年に修正されていた。

強姦など、同意のない行為で有罪となった者は恩赦の対象から除外される。

これとは別に、兵士が同性愛を公言することを禁じていた軍の規定で除隊処分となった元兵士らについても、国防総省が昨年9月以降、改めて記録の見直しを進めている。

規定は11年に撤廃されたが、それまでに数千人が性的指向のために除隊された。元兵士は除隊理由がどう記録されているかによって、一部の給付金などを受けられないことがある。