「成績が悪ければ、ズボン脱がせて罰ゲーム」…韓国の塾講師の「セクハラ」指導、親が抗議

AI要約

韓国のある英語塾で息子が虐待を受けた事件が発覚し、講師がセクハラの疑いで調査を受けることとなった。

息子は塾の単語テストで点数を取れず、ズボンを脱いでお尻で名前を書く罰を受ける脅迫を受けていた。

塾の関係者は講師の行為が授業の雰囲気を楽しくするためだったと説明したが、被害を受けた息子は精神的な影響を受けている。

「成績が悪ければ、ズボン脱がせて罰ゲーム」…韓国の塾講師の「セクハラ」指導、親が抗議

【06月25日 KOREA WAVE】韓国のあるオンラインコミュニティに21日、「試験ができないとズボンを脱がされるとんでもない英語塾」という題名の投稿が上がってきた。

文章を書いたA氏は、小学校低学年の息子を語学塾の初級クラスに通わせていたという。しかし、ある日、息子が足をバタバタさせ、指を噛みちぎって爪が抜けているのを見つけ、A氏が「何があったのか」と尋ねると、「塾に行かないといけないの? 死にたい、怖い」と言ったという。

息子の話によると、塾の単語テストで一定の点数を超えられなかったため、男性講師から「翌日から友達の前でズボンを脱いでお尻で名前を書く罰をする」と言われたという。

あまりに荒唐無稽な話だったため、A氏は息子に「塾に行きたくないから、そんな言い訳をするのではないか」と言うと、息子は「本当の話だ」と言い返した。講師は息子にあだ名をつけてからかったりもしたという。息子が「虐待だ」と訴えると、この講師は「韓国語を話すと罰点を与えるぞ」と脅した。

A氏はこの講師に電話して抗議すると、淡々と事実関係を認めたという。一方、塾の関係者は「講師は、授業の雰囲気を楽しくするためにしたようだ」と説明した。

A氏は「これは虐待であり、とんでもないことであることを塾長が認めた。しかし、講師を辞めさせることはできないというので、息子に塾を辞めさせた」とした。

その後、講師はセクハラの疑いで調査を受けている。息子は、精神健康医学科と心理センターに通って治療を受けているという。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News