韓国警察、「訓練兵死亡事件」で中隊長の拘束令状を申請

AI要約

陸軍第12師団訓練兵死亡事件に関連し、警察が中隊長に対する拘束令状を申請。中隊長は軍紀訓練中に訓練兵を死亡させた疑いがある。

訓練中に腕立て伏せをさせる際、重りをつけることは規定違反。訓練兵は倒れて病院に搬送され、死亡まで至った。

軍人権センターによると、死因は敗血性ショックによる多臓器不全が確認された。

韓国警察、「訓練兵死亡事件」で中隊長の拘束令状を申請

陸軍第12師団訓練兵死亡事件に関連し、警察が「軍紀訓練」(体罰)を指示した中隊長に対する拘束令状を申請した。事件発生から約1カ月ぶりだ。

江原(カンウォン)警察庁捜査担当チームは18日、業務上過失致死と職権乱用過酷行為の疑いで中隊長(大尉)Aと副中隊長(中尉)Bに対する拘束令状を申請した。

Aは先月23日、江原道麟蹄郡(インジェグン)第12師団新兵教育隊で訓練兵Cを含む6人を対象に軍紀訓練を実施し、軍紀訓練規定を違反して事故を防ぐ注意義務を怠った過失でCを死亡させた疑い。

当時Cは20キロの完全軍装をした状態で駆け足や腕立て伏せなどをして倒れ、民間病院に搬送されたが、治療中に状態が悪化して同月25日に死亡した。軍紀訓練規定によると、腕立て伏せは重りをつけない状態ですることになっている。

警察は10日にAらを正式に立件した後、13日に2人を被疑者として召喚し、軍紀訓練をすることになった経緯と事実関係、訓練内容、訓練兵が倒れてから病院に搬送される過程などについて集中的に調べた。

春川(チュンチョン)地検は警察の拘束令状を検討して請求するかどうか決定する方針だ。検察が拘束する理由があると判断して請求すれば、春川地裁で拘束前被疑者尋問(令状実質審査)が行われる。

一方、軍人権センターは死亡したCの死因が敗血性ショックによる多臓器不全と確認されたと最近、明らかにした。