中国との共同記者会見取材中に“中国当局から妨害” 豪メディア

AI要約

オーストラリアのメディアによると、中国との共同記者会見を取材中に妨害を受けた元中国キャスターのオーストラリア人女性ジャーナリストが、アルバニージー首相と中国の李強首相の会見で視界を遮られ、批判を受けました。

中国当局からの妨害行為に直面したチェン・レイさんは、去年まで3年間中国で拘束されていた過去を持ち、妨害は席を移動しても続いたと報じられています。

アルバニージー首相は懸念を李強首相に伝えましたが、当初は状況を把握していなかったとしているため、野党からの批判が出ています。

オーストラリアのメディアは、女性ジャーナリストが中国との共同記者会見を取材中に、中国当局から妨害を受けたと報じました。女性は過去、中国で拘束されていました。

女性はかつて中国の国営テレビ局でキャスターを務めていた、オーストラリア国籍のジャーナリスト、チェン・レイさんです。チェンさんは国家機密を違法に外国に提供した罪で、去年10月まで3年間中国で拘束されていました。

オーストラリアメディアによりますと、チェンさんは首都キャンベラでアルバニージー首相と中国の李強首相の会見を取材中、中国の大使館員から視界を遮られる妨害を受けました。妨害は、チェンさんが席を移っても続いたということです。

この行為について、アルバニージー首相は、李強首相に直接懸念を伝えたということですが、当初は「見ていなかった」などと発言し、野党などから批判の声が出ています。