プーチン大統領、24年ぶりに北朝鮮訪問…18~19日の2日間

AI要約

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北朝鮮の金正恩国務委員長との首脳会談のために18日から2日間の日程で北朝鮮を訪問する。2つの国が同時に発表し、プーチン大統領の北朝鮮訪問は24年ぶりであり、両首脳の3回目の会談となる。

 プーチン大統領の今回の訪朝は、北朝鮮がロシアを訪問していたことへの答礼訪問であり、5月に始まった新任期での4か国目の訪問となる。北朝鮮との首脳会談後にはベトナムも訪問し、首脳らと会談を行う予定。

 今回のプーチン大統領訪問で、朝ロ間での軍事・経済的な協力度や相互防衛条約の締結可能性が注目される。特に、二国間の関係がどのように進展するか、将来的な展望も含めて注目されている。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談のために18日から2日間の日程で北朝鮮を訪問する。ロシアと北朝鮮が同時に発表した。

 ロシア大統領府は17日(現地時間)午後、プーチン大統領が「金正恩委員長の招待で、18日から19日まで北朝鮮を親善国賓訪問する」と発表した。ロシアのタス通信が報じた。北朝鮮の朝鮮中央通信も「金委員長の招待でプーチン大統領が国家訪問する」と報じた。より具体的な日程は、朝ロともに明らかにしなかった。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官はこの日、プーチン大統領の北朝鮮訪問の発表前に開かれた定例会見で「プーチン大統領は今週、非常に忙しく躍動的に過ごすだろう」と述べ、プーチン大統領の北朝鮮訪問を暗示した。最近、北朝鮮が代表的な貴賓宿舎である平壌(ピョンヤン)の百花園迎賓館と金日成広場などを改装した様子が衛星写真で確認されもした。

 5月に5期目の大統領任期を始めたプーチン大統領は、就任後に中国(5月15~16日)、ベラルーシ(5月23~24日)、ウズベキスタン(5月26~28日)に続き、北朝鮮を訪問する。プーチン大統領の訪朝は、ロシアの指導者として初めて北朝鮮を訪問した2000年7月以来24年ぶりで、朝ロ関係の重要な変曲点だ。プーチン大統領の今回の訪朝は、昨年9月に金委員長がロシアを訪問し、ボストーチヌイ宇宙基地で朝ロ首脳会談を行ったことに対する答礼訪問の性格もある。両首脳は2019年4月にもロシアのウラジオストクで首脳会談を行い、今回が3回目の首脳会談だ。プーチン大統領は北朝鮮訪問後の19~20日にはベトナムを国賓訪問し、ハノイでグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談する。

 今回のプーチン大統領訪問の際、朝ロがどの程度軍事・経済的に密着するかに関心が集まっている。特に、新たな二国間関係の確立と相互防衛条約締結の可能性が注目される。北朝鮮とロシアが自動軍事介入条項を含む相互防衛条約を結び、関係を大幅に格上げさせるかどうかも注目される。ロシアが相互防衛条約を結んでいる国家はアルメニアだけだ。

 ロシアはプーチン大統領の訪朝に先立ち、最近冷え込んだ韓ロ関係を管理するためとみられるシグナルを韓国に送った。5日にロシアのサンクトペテルブルクで世界の主要なニュース通信社の代表らと面会したプーチン大統領は、ウクライナ支援問題について「韓国が紛争地域に兵器を直接供給しないことにした決定を高く評価する」として、友好的な発言をした。

チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )