ロシア拘置所で立てこもり 治安当局が制圧、ISメンバーか

AI要約

ロストフ州の拘置所で受刑者ら男6人が立てこもり、職員2人を人質に取る事件が発生。

治安当局が突入作戦を実施し、6人を殺害し、人質2人は無事解放された。

過激派組織ISのメンバーが含まれており、脱獄を試みた疑いがある。

 【モスクワ共同】ロシア南部ロストフ州の州都ロストフナドヌーにある拘置所で16日、受刑者ら男6人が職員2人を人質に取って立てこもった。治安当局は突入作戦で6人を殺害し、人質2人はけがもなく解放されたという。コメルサント紙などが報じた。

 受刑者ら6人のうち3人は昨年12月にロシア南部カラチャイ・チェルケシア共和国の最高裁判所へのテロ準備に関わったとして有罪判決を受けた過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーとみられる。

 6人は独房の鉄格子を破壊し、拘置所の当直室に侵入して拘置所幹部らを人質にした上で、逃走用の車を要求した。