ネットカフェで人質事件訓練 埼玉県警、相次ぐ発生受け

AI要約

埼玉県のインターネットカフェで立てこもり事件が相次いでいるため、県警が熊谷市のネットカフェで防犯訓練を実施。

訓練では犯人役の警察官が店員を人質に取る設定で対応を確認し、防犯対策の重要性を強調。

店長は徹底した対策を取り、スタッフの安全を確保する方針。

 埼玉県のインターネットカフェで近年立てこもり事件が相次いでいることを受け、県警は14日、同県熊谷市のネットカフェ「自遊空間熊谷籠原店」で、客を装った犯人が店員を人質に取った場合を想定した防犯訓練を実施した。

 訓練は、犯人役の警察官が「ネットがつながらない」などと店員を呼び出し、個室内に立てこもったとの設定で、店員の初動対応から警察官が犯人を取り押さえるまでの流れを確認。県警はトラブルを未然に防ぐため、防犯ブザーを常備し、店員同士で日ごろから互いの位置を確認しておくよう指導した。

 田中史明店長(50)は「人質とならないため、スタッフを1人で個室に入らせないよう徹底する」と話した。