フィリピン中銀、24年と25年の経常赤字予想引き下げ

AI要約

フィリピン中央銀行は2024年および2025年の経常収支赤字予想を下方修正した。貿易赤字の縮小が背景にあり、2024年の経常赤字は47億ドル、GDP比1.0%と予想されている。

国際収支は2024年が16億ドルの黒字となり、2025年は15億ドルの黒字を見込んでいる。世界的な経済活動の回復と海外出稼ぎ者からの送金増加が修正に寄与した。

中央銀行は経済の動向に対応しつつ、経常収支の修正を行っており、2025年の経常赤字も20億ドル、GDP比0.4%に修正された。

[マニラ 14日 ロイター] - フィリピン中央銀行は14日、2024年および25年の経常収支赤字予想を下方修正した。貿易赤字の縮小などが背景。

24年の経常赤字は47億ドル、対国内総生産(GDP)比1.0%と予想。従来予想は61億ドル、GDP比1.3%だった。

25年の経常赤字は58億ドル、GDP比1.1%から20億ドル、GDP比0.4%に修正した。

国際収支(BOP)は24年が16億ドルの黒字(GDP比0.3%)とし、従来予想の7億ドルの黒字(GDP比0.1%)から上方修正。25年は15億ドル(GDP比0.3%)の黒字と予想。従来は5億ドル(GDP比0.1%)の赤字を見込んでいた。

中銀は、世界的な経済活動の回復、国内インフレの緩和、海外出稼ぎ者からの送金が3%増加するとの予想が上方修正につながったと説明した。