パキスタン中銀、約4年ぶり利下げ 成長押し上げへ

AI要約

パキスタン中央銀行は政策金利を150ベーシスポイント引き下げ、20.5%とし、成長押し上げに向けての措置を講じた。

5月のインフレ率が低水準となったことを受け、中央銀行は4年ぶりの利下げを行った。

昨年の政策金利引き上げを受け、今回の利下げは経済安定とインフレ抑制を目的としている。

パキスタン中銀、約4年ぶり利下げ 成長押し上げへ

Gibran Naiyyar Peshimam

[イスラマバード 10日 ロイター] - パキスタン中央銀行は10日、政策金利を予想通り150ベーシスポイント(bp)引き下げ20.5%とした。小売物価上昇ペースが大きく減速する中、成長押し上げに向けて約4年ぶりの利下げとなった。

同国では12日に年間予算が提出される。先週発表された5月のインフレ率は2年半ぶりの低水準となる11.8%だった。

中銀は「2月以降の大幅なインフレ鈍化はおおむね予想通りだったが、5月の数字は当初の予想よりも良好だった」と指摘した。

前回の金利変更は昨年6月末の緊急会合で、経済安定とインフレ抑制のため、政策金利を100bp引き上げ過去最高の22%とした。