極右と協力必要 野党・共和党首 仏下院選

AI要約

フランスの右派・共和党のシオティ党首が、EU欧州議会選挙で極右・国民連合(RN)との選挙協力を提案。

RNのルペン氏は協力を歓迎し、野党第1党のRNと共和党の連携が与党連合にとって脅威となりそう。

しかし、共和党内から選挙協力に反発する声も上がっている。

 【パリ時事】フランスの中道右派・共和党を率いるシオティ党首は11日、国民議会(下院、定数577)選挙で中道の与党連合などに対抗するため、欧州連合(EU)欧州議会選に勝利した極右・国民連合(RN)との選挙協力が必要だと述べた。

 RNのルペン氏は「勇気ある選択だ」と歓迎した。

 下院選は2回投票制で、第1回が30日、第2回が7月7日に行われる。野党第1党のRNと同第3党の共和党の連携が実現すれば、マクロン大統領を支える与党連合にとって大きな脅威。ただ、共和党内からは「われわれは極右ではない」と、選挙協力に反発する声が上がっている。