金杉憲治・駐中国大使が敦煌市トップと会談…チャーター便就航への取り組み明らかに

AI要約

金杉憲治・駐中国大使が敦煌市を訪問し、市トップと会談。敦煌は日本との交流を大切にしており、日本人観光客の訪問増加を目指す取り組みを進めている。

金杉氏は敦煌との協力を強調し、人的交流拡大のための取り組みやビザ免除措置再開を提案。日本と敦煌の関係強化を図る姿勢を示す。

 【敦煌(中国甘粛省)=東慶一郎】金杉憲治・駐中国大使は11日、シルクロードの世界遺産・莫高窟(ばっこうくつ)で知られる敦煌市を訪問し、市トップの石琳・市共産党委員会書記と会談した。

 石氏は会談で、仏教交流の歴史や日本の首相経験者の敦煌訪問など日本との深い縁を紹介した上で「敦煌は日本との交流を大切にしている」と強調した。日本人観光客の訪問を増やすため、年内に日本と敦煌を結ぶ直行のチャーター便就航に向けて取り組んでいると明らかにした。

 金杉氏は「豊富な観光資源を持つ敦煌との協力を進めたい」と応じた。大使館によると、金杉氏は人的交流拡大のため、日本人への短期ビザ(査証)免除措置の再開など環境整備の必要性も強調した。