モディ政権、重要閣僚留任 インド、安定狙う

AI要約

インド総選挙でモディ首相率いる与党連合が勝利し、3期目の閣僚名簿が発表された。ジャイシャンカル外相やシャー内相ら重要閣僚が留任し、政権運営の安定化を図る。

モディ氏は若者や貧しい農家の支援に取り組む方針を示し、連立与党にも閣僚ポストを割り振るなど配慮を見せた。

政権は雇用不足などの課題に重点を置き、国民の支持を取り付ける方針を打ち出している。

 【ニューデリー共同】インド総選挙でモディ首相率いるインド人民党(BJP)中心の与党連合が勝利したことを受け、インド政府は10日、3期目のモディ政権の閣僚名簿を発表した。手腕に定評があるジャイシャンカル外相ら重要閣僚が留任した。政権運営の安定化を図る狙いがある。

 モディ氏の右腕と言われるシャー内相や党重鎮のシン国防相、シタラマン財務相らも留任した。BJP単独では過半数を獲得できなかったことから、連立を組む他の与党に閣僚ポスト30のうち五つを割り振り、配慮を示した。

 モディ首相は10日、3期目の政権は雇用不足に苦しむ若者や貧しい農家らの支援に優先的に取り組む考えを明らかにした。