インドのモディ首相、3期目の政権が発足 複数の地域政党と連立
AI要約
インド人民党（BJP）を率いるモディ首相が3期目の政権を発足し、就任式を行った。
就任式でモディ氏は献身と正義の重要性を強調し、近隣諸国とインド洋の島国の首脳が招かれた。
ムイズ大統領も招待され、インドとの関係改善が期待されている。
インド下院の総選挙で勝利したインド人民党（BJP）を率いるモディ首相は9日夜、首都ニューデリーの大統領官邸で就任式に臨み、3期目の政権が発足した。BJPは、4日に開票された今回の総選挙で2014年の政権交代以降では初めて単独過半数を失い、複数の地域政党との連立で政権を維持した。
モディ氏は就任式で「首相として献身と良心をもって働き、法と憲法に従って正義を行う」と宣誓した。就任式には、スリランカ、バングラデシュ、ネパールなど近隣諸国とインド洋の島国の計7カ国の首脳も招かれた。
招待された首脳には、インドが中国と勢力を競い合うインド洋の島国モルディブのムイズ大統領も含まれた。昨年11月に就任したムイズ氏は親中派で、インドとの関係悪化が懸念されていた。【ニューデリー川上珠実】
