初の女性大統領の喜びも束の間…メキシコで女性政治家また殺害

AI要約

メキシコで初の女性大統領誕生後に女性政治家2人が殺害される事件が相次いで発生した。

選出された市議会議員とミチョアカン州の女性町長が射殺された。選挙で政府与党候補支持を表明していた市議会議員は右派主要野党に所属していた。

現地当局は事件の捜査を行い容疑者の特定を進めている。

初の女性大統領の喜びも束の間…メキシコで女性政治家また殺害

メキシコで200年の憲政史上初めての女性大統領が選出され女性の政治力が大きく向上したという評価が出てきてから1週間もたたずに女性政治家2人が殺害された。

ロイター通信が7日に伝えたところによると、この日午後、メキシコ・ゲレロ州ティクストラで自宅を出た市議会議員エスメラルダ・ガルゾン氏が自宅前にやってきた武装グループの攻撃を受け死亡した。

3日にはミチョアカン州の女性町長ヨランダ・サンチェス氏が銃撃され死亡する事件が発生した。

ガルゾン氏は右派主要野党であるPRI所属でティクストラ市議会議員に当選し市議会の公平性・ジェンダー委員会を導いた。現地当局は声明を通じ、事件を調査して容疑者を探すため現場に警察を配置したと明らかにした。

ロイターはガルゾン氏がソーシャルメディアのアカウントに「恐れることなく投票しましょう」と投稿するなど今回の選挙で政府与党の候補らを支持したと伝えた。