国連運営の学校への空爆、死者45人に ガザ保健省

AI要約

パレスチナ自治区ガザ地区中部の難民キャンプで国連が運用する学校がイスラエルの空爆を受け、少なくとも45人が死亡した。

学校はガザ地区中部ヌセイラトに住む避難民を収容しており、攻撃時は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営していた。

イスラエル軍は攻撃を認め、ハマスの施設を狙ったと説明しているが、UNRWAは学校が攻撃された可能性を指摘している。

国連運営の学校への空爆、死者45人に ガザ保健省

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区中部の難民キャンプで国連が運用する学校が夜間にイスラエルの空爆を受けたことによる死者は少なくとも45人となった。ガザ保健省の報道官が明らかにした。

ガザ政府の報道部門によると、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するこの学校には攻撃時、ガザ地区中部ヌセイラトで住む場所を追われた人々が収容されていた。

イスラエル軍は空爆を実施したことを確認。学校内で活動するイスラム組織ハマスの施設を狙ったと説明した。

UNRWAは上記の学校がイスラエル軍によって夜間に「複数回攻撃された可能性がある」と発表した。CNNの取材に対し、ハマスが学校を施設として使っていたとするイスラエルの報告については確認できていないと述べた。

UNRWAの広報責任者は、全ての紛争当事者に対し、学校その他の国連施設を軍事や戦闘目的に使用してはならないと通告。「国連の施設は常に保護されなくてはならない」と強調した。

同責任者はまた、昨年10月7日の紛争開始以降攻撃を受けたUNRWAの建物は170棟以上に上ると明らかにした。結果としてそれらの建物に身を寄せた450人超がこれまで命を落としているという。