脱北者団体が再び北朝鮮にビラ散布 先月“ごみ風船”で報復した北朝鮮が反発する可能性も

AI要約

韓国の脱北者団体が北朝鮮にビラを飛ばし、金正恩総書記を非難する活動を再開した。

北朝鮮は過去には韓国からのビラに対抗してごみや汚物をぶら下げた風船を韓国に送りつけており、今回も同様の報復が予想される。

脱北者団体はUSBメモリに人気の韓国ドラマを保存して飛ばすなど、北朝鮮で視聴が禁止されている情報も伝えている。

定期的に北朝鮮に向けてビラなどを飛ばしている韓国の脱北者団体が、金正恩総書記を非難するビラを大型の風船で再び北朝鮮に飛ばしました。ビラに対する報復として北朝鮮は、先月からごみをぶら下げた風船を韓国へ大量に飛ばしていて、今回も対抗する可能性があります。

脱北者団体の「自由北朝鮮運動連合」は、きょう未明、ソウル郊外の抱川から金総書記を非難するビラ20万枚を大型の風船で北朝鮮に飛ばしたと明らかにしました。風船に取り付けた垂れ幕には「脱北者は北の同胞に真実と愛を送る」と書かれています。

また、日本でも人気だった韓国ドラマ「冬のソナタ」などを保存したUSBメモリも一緒に飛ばしたということです。北朝鮮では韓国ドラマの視聴は禁止されています。

脱北者団体は先月にも北朝鮮にビラを散布しましたが、北朝鮮は「対抗措置」として、ごみや汚物をぶら下げた風船を韓国へおよそ1000個飛ばしました。

北朝鮮の国防次官は、韓国側から再びビラが撒かれた場合は「発見された数量に応じて、その100倍のごみや汚物を飛ばす」と警告していることから、再び対抗する可能性があります。