韓国輸入車市場で日本車が好調 5年ぶり2桁シェア=レクサスけん引

AI要約

韓国で輸入車新規登録台数が前年より減少している中、日本車はシェアを10.2%に伸ばし、特にレクサスブランドが好調だった。

日本車のシェアが10%を超えた2019年以来、EV市場の停滞によりハイブリッド車に注目が集まっていることが要因とみられる。

一方、欧州車のシェアは10ポイント以上下がり、韓国での輸入車全体の登録台数も前年比で減少している。

韓国輸入車市場で日本車が好調 5年ぶり2桁シェア=レクサスけん引

【ソウル聯合ニュース】韓国で輸入車新規登録台数が前年より減少している中、日本車は好調でシェアを10.2%に伸ばした。また米国車もシェアが拡大したが、欧州車のシェアは10ポイント以上下がった。韓国輸入自動車協会(KAIDA)が6日までに発表した。

 KAIDAによると、今年1~5月に韓国で新規登録された輸入乗用車のうち、日本車が占める割合は10.2%で、前年の同じ時期より1.9ポイント上昇した。日本車のシェアが10%を超えたのは21.7%を記録した2019年(1~5月)以来。

 日本車の年間シェアは2019年に14.8%を記録してから、10%を超えていない。

 今年1~5月の日本車の登録台数も、前年同期比17.0%増の1万260台を記録した。1~5月の登録台数が1万台を超えたのも2019年以来。

 2019年に日本が韓国に対する輸出規制措置を取ったことで、韓国では日本製品不買運動が起き、日本車の販売台数が急減した。

 日本車の登録台数が増えているのは、韓日関係が改善されたことに加え、電気自動車(EV)市場の停滞によりハイブリッド(HV)の日本車に改めて注目が集まったためとみられる。

 日本車の好調はトヨタの高級ブランド「レクサス」がけん引した。今年韓国で新規登録された輸入車の台数はレクサス「ES」が2960台で、BMW「5シリーズ」(8582台)、テスラ「モデルY」(6637台)、メルセデス・ベンツ「Eクラス」(6433台)、テスラ「モデル3」(5273台)に続き5位だった。

 1~5月の輸入車全体の登録台数は10万352台で、前年同期比で5000台以上減った。