英総選挙 スナク首相、テレビ討論会で与党・保守党への支持訴え

AI要約

イギリスの総選挙が間近で、与党・保守党のスナク首相と労働党のスターマー党首がテレビ討論会で対決。

スナク首相は経済成長や賃金上昇を強調し減税を打ち出す一方、スターマー党首は住宅問題に焦点を当て150万戸の新設を約束。

議席予測では、労働党が勢いづき政権交代が現実味を帯びている。

来月4日に実施されるイギリスの総選挙をめぐり、4日、選挙戦で初めてのテレビ討論会が行われ、スナク首相は、「不確実な時代には明確な計画が必要だ」などとして、与党・保守党への支持を訴えました。

イギリスの総選挙は、来月4日に実施される予定で、党首らが国内を遊説するなど、選挙戦が始まっています。

こうした中、4日、選挙戦で初めてのテレビ討論会が行われました。

与党・保守党を率いるスナク首相は、「不確実な時代には明確な計画と大胆な行動が必要だ」と述べた上で、「経済が成長し、賃金が上昇している」ことから、減税を計画していることを明らかにして、支持を訴えました。

一方、最大野党・労働党のスターマー党首は、「保守党による混乱か、労働党によるイギリスの再建かの選択だ」と述べ、高騰する生活費や住宅費の問題に対応するため、150万戸の住宅を新設するなどの計画を打ち出しました。

最新の議席予測では、保守党が、現有している365議席から140議席と大幅に減らす一方、労働党は202議席から倍増して422議席を獲得する勢いで、14年ぶりの政権交代の見通しが強まっています。