不法越境者制限へ米大統領令 バイデン氏、国境封鎖も可能に
AI要約
バイデン米大統領は、メキシコとの南部国境の管理を強化する大統領令を出した。
不法越境者が一定数を超えた場合、国境封鎖を可能にする内容で、移民問題を重要視している。
大統領令では、不法越境者が一日平均2500人を超えると入国を許可せず、亡命申請を受理しないよう規定している。
ここ数週間の不法越境者数は1日平均3500人以上に上っており、対策が急務となっている。
バイデン政権下で不法移民が過去最多を記録し、治安悪化の声が共和党から上がっている。
トランプ前大統領の主張も一部で支持され、バイデン大統領は支持率向上を目指している。
【ワシントン共同】バイデン米大統領は4日、メキシコとの南部国境の管理を強化する大統領令を出した。不法越境者が一定数を超えた場合、国境封鎖を可能にする。中南米から押し寄せる移民への対策は11月の大統領選で主要争点。支持率向上につなげたい考えだ。
大統領令は不法越境者の数が管理可能な1日平均2500人を超えると、亡命申請を受理せず入国を許可しない内容。ワシントン・ポスト紙によると、ここ数週間の不法越境者は1日平均3500人以上。
バイデン民主党政権下で不法移民は過去最多を記録し、バイデン氏の失策によって治安が悪化したとする共和党のトランプ前大統領の主張は一定程度浸透している。
