中国、英国を非難 国家機関勤務の夫婦が「スパイ活動」

AI要約

中国政府が中央政府の機関に勤める夫婦が英MI6に協力していたと非難

国家安全省が重要なスパイ事件を解決し、英国のスパイを摘発したと発表

権威主義的な習近平国家主席の下で国家安全省の位置づけが変化

中国、英国を非難 国家機関勤務の夫婦が「スパイ活動」

香港(CNN) 中国は3日、中央政府の機関に勤めている夫婦が英対外情報部(MI6)に協力していたとして英国を非難した。中国と英国は情報活動をめぐり対立が激化している。

中国の情報機関、国家安全省は声明で、MI6が関与する「重大なスパイ事件」を解決し、英国が中国側に仕込んだ2人のスパイを摘発したと発表した。

数週間前には、英国の警察が香港の情報機関のためにスパイ活動を行っていたとして3人を起訴していた。

今年1月には国家安全省がMI6のためにスパイ活動を行っていたとして、外資系コンサルタント企業のトップを拘束したと発表していた。

ここ数十年で最も権威主義的な習近平(シーチンピン)国家主席の下、国家安全省は知名度を上げ、任務の幅を広げた。同省は表の顔を持たない影の組織から、一般生活のなかで非常に目立つ存在へと変化を遂げている。