ロシア軍 計100のミサイルなどでエネルギー施設を攻撃 南部の水力発電所は停止に

AI要約

ウクライナ各地のエネルギー施設がロシア軍の攻撃を受け、国内最大の水力発電所も被害を受けて発電不能に陥っている。

ロシア軍は47機の無人機と53発のミサイルを使用しエネルギー施設を攻撃、ウクライナ空軍は46機の無人機と35発のミサイルを撃墜したと主張。

攻撃により5万人以上が停電被害を受け、火力発電所の発電能力の90%が破壊されるなど、エネルギー供給に深刻な影響が出ている。

 ロシア軍は、ウクライナ各地のエネルギー施設を相次いで攻撃していて、国内最大の水力発電所が被害を受け発電できない状況になっています。

 ウクライナ軍は、ロシア軍が先月31日から1日にかけて、47機の無人機と53発のミサイルで各地のエネルギー施設を攻撃したと発表しました。ウクライナ空軍の司令官は、46機の無人機と35発のミサイルを撃墜したと主張しています。

 ウクライナのエネルギー省は1日、この攻撃でドネツク州では117の集落でおよそ5万人が、ザポリージャ州では51の集落で、およそ3万7000人が停電の被害にあったと明らかにしました。

 ウクライナの大手電力会社DTEKは、2つの火力発電所が深刻な状態にあり、これまでに発電能力の90%が破壊されたと発表しています。

また、現地メディアによりますと、南部にある国内最大のドニプロ水力発電所が被害を受け、ザポリージャ州の知事は「発電することができない」と述べているということです。