# 製薬産業

「助かる命が助からない」日本のドラッグラグ、ドラッグロス問題に石川和男が警鐘
2024.09.07

「助かる命が助からない」日本のドラッグラグ、ドラッグロス問題に石川和男が警鐘

政策アナリストの石川和男が9月7日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。欧米などの海外ではすでに使われている治療薬が、日本では未開発あるいは未承認のため使えない「ドラッグロス」と治験や審査などの遅れから使えるまで時間のかかる「ドラッ

中外製薬、デジタル基盤の強化でオブザーバビリティ基盤を導入
2024.09.03

中外製薬、デジタル基盤の強化でオブザーバビリティ基盤を導入

 中外製薬は、デジタル基盤の強化を目的に、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入した。 中外製薬はDX戦略として「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を掲げ、創薬研究から臨床開発、製造、デリバリーに至るバリューチェーン全体を支えるデジタル

富士通、医薬品の治験デジタル化支援
2024.08.26

富士通、医薬品の治験デジタル化支援

 富士通 <6702> は26日、新薬開発の臨床試験(治験)効率化を支援するサービスを始めると発表した。医療機関が持つ医療データの収集・活用基盤や、治験計画に関する文書の自動作成サービスを提供。海外で使われる薬が日本で未承認となっている「ドラッグ・ロス」の解消につなげる狙いで、2030年度に2

小林製薬、紅麹問題の死亡疑い報告漏れ11件
2024.08.13

小林製薬、紅麹問題の死亡疑い報告漏れ11件

 小林製薬 <4967> は13日、「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントの健康被害問題で、厚生労働省に本来であれば報告しなければいけなかった死亡事例が新たに11件見つかったと発表した。山根聡社長はオンライン会見で「被害報告の確認体制に至らぬ点があった。誠に申し訳ない」と陳謝した。 

小林製薬が紅麹事業から撤退 19日から保障申請受け付け
2024.08.08

小林製薬が紅麹事業から撤退 19日から保障申請受け付け

小林製薬は8日、紅麹を配合するサプリメントの健康被害問題を受け、紅麹事業からの撤退を発表した。撤退完了日は未定。なお、原因究明を進めながら、“紅麹コレステヘルプ”などの摂取で健康被害にあった利用者に対する保障の申請を19日から受け付ける。金額は個別に算定する。現時点では原因の特定

小林製薬、紅こうじ事業撤退 19日補償開始、損失79億円
2024.08.08

小林製薬、紅こうじ事業撤退 19日補償開始、損失79億円

 小林製薬は8日、「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取者が健康被害を訴えた問題を受け、紅こうじ事業から撤退すると発表した。関連製品の製造・販売事業を取りやめる。健康被害の補償を19日から始める方針も明らかにした。関連損失は79億円となった。 撤退は8日に開催した取締役会で決議し

〔決算〕アステラス製薬、24年4~6月期は増収増益
2024.08.01

〔決算〕アステラス製薬、24年4~6月期は増収増益

 アステラス製薬 <4503> =2024年4~6月期連結決算(国際会計基準)は増収増益。主力の前立腺がん治療剤「エクスタンジ」や尿路上皮がん治療剤「パドセブ」の売り上げが好調だったほか、前年に発売された閉経に伴う血管運動神経症状治療剤など2製品も収益増に貢献した。 

欧州、認知症薬の承認否定 エーザイ「レカネマブ」
2024.07.26

欧州、認知症薬の承認否定 エーザイ「レカネマブ」

 【ワシントン共同】欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は26日、医薬品の科学的評価を担当する委員会がエーザイなどのアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を販売承認しないよう勧告したと発表した。認知機能の低下を緩和する効果が副作用のリスクに見合わないと判断した。 レカネマブは認

ファイザー、肥満症治療薬の開発前進-候補薬は下期に中期段階試験へ
2024.07.11

ファイザー、肥満症治療薬の開発前進-候補薬は下期に中期段階試験へ

(ブルームバーグ): 米製薬ファイザーは、数十億ドル規模の肥満症治療薬市場に参入しようと、減量薬の開発を進めている。同社の11日発表によれば、1日1回服用型の肥満症治療薬候補「ダヌグリプロン」は今年下期に中期段階の試験に進む予定。経口薬のダヌグリプロンは、ノボ・ノル

「小林製薬の判断で死者数の報告なかったのは遺憾」 厚労相が批判
2024.06.28

「小林製薬の判断で死者数の報告なかったのは遺憾」 厚労相が批判

 小林製薬(本社・大阪市)の紅こうじサプリメントによる健康被害が相次いだ問題で、武見敬三厚生労働相は28日、サプリの摂取との因果関係が疑われる死者が新たに76人判明したと発表した。同社は3月に死者を5人と公表していたが、以降は実態把握が難しいとして、今月27日まで厚労省に報告していなかった。武

住友ファーマの木村新社長「来年度の黒字必達」
2024.06.26

住友ファーマの木村新社長「来年度の黒字必達」

 25日に就任した住友ファーマ <4506> の木村徹社長は、同日までに時事通信のインタビューに応じた。業績不振が続く中、米国での売り上げ拡大や、研究開発費を中心としたコスト削減に注力し、「来年度(2026年3月期)の純損益黒字を必達目標とする」と意気込んだ。 

アステラ薬社長、眼疾患薬「アイザーヴェイ」の国内承認申請目指す
2024.06.10

アステラ薬社長、眼疾患薬「アイザーヴェイ」の国内承認申請目指す

(ブルームバーグ): アステラス製薬の岡村直樹社長は、眼疾患薬「アイザーヴェイ」の国内での承認申請を目指す姿勢を明らかにした。日本人を対象とした臨床試験データが必要か当局と協議中だとした上で、追加の治験が不要であれば「すぐに申請したい」と話した。10日のブルームバーグとのインタビ

イーライリリーの主力糖尿病薬、生産能力拡大の投資で安定供給へ
2024.06.06

イーライリリーの主力糖尿病薬、生産能力拡大の投資で安定供給へ

(ブルームバーグ): 米イーライリリーの肥満症と糖尿病の治療に使われる薬の生産能力拡大に向けた多額の投資が、日本でも実を結び始めている。このほど同社は日本で主力の糖尿病治療薬「マンジャロ」の出荷制限を解除した。同社は供給不足から、昨年日本でのマンジャロの出荷を制限せざるを得なかっ

ファイザー、27年までに15億ドルの経費削減計画
2024.05.23

ファイザー、27年までに15億ドルの経費削減計画

[22日 ロイター] - 米医薬品大手ファイザーは22日、2027年末までにコストを約15億ドル減らす計画を米証券委員会(SEC)に開示した。昨年発表した40億ドルのコスト削減策に追加する形。同社は新型コロナウイルスワクチンによる収入が激減して株価が大幅下落。コスト削減や

背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始
2024.05.13

背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始