「くまモン」能登地震の被災者と現地で交流へ…熊本地震応援で縁、「来てほしい」の声受け

AI要約

熊本県は、能登半島地震の被災者を元気づけるためにくまモンを「復興応援“絆”大使」に任命し、石川県に派遣することを決定した。

くまモンが石川県輪島市の子どもたちから応援メッセージを受け取った縁から、被災地で交流し、支援の絆を築くために活動する。

熊本県知事は、被災地での経験を通じた絆を大切にし、復興を支援したいと述べた。

 能登半島地震の被災者を元気づけようと、熊本県は20日、県のPRキャラクター・くまモンを「復興応援“絆”大使」に任命し、石川県に派遣する方針を明らかにした。大使の初仕事として8月に被災者と交流する。

 熊本県の木村敬知事が同日、県議会で明らかにした。県によると、2016年の熊本地震では、石川県輪島市の子どもたちが応援メッセージ入りの絵手紙900通を、震度7を2度観測した熊本県益城町に寄せた。感謝を伝えるため、くまモンが輪島市を訪れたこともある。

 こうした縁もあり、能登半島地震の被災地からは「くまモンに来てほしい」「被災者を励まして」などの声が上がっていた。木村知事は「支援の温かさやありがたさを経験している熊本県だからこそ、被災経験を通じた絆を大切にして復興を応援したい」と述べた。