# 自然保護

「通じる」か「希少動物」か…「知床の携帯基地局」工事中断を要請 有識者会議・札幌市
2024.06.07

「通じる」か「希少動物」か…「知床の携帯基地局」工事中断を要請 有識者会議・札幌市

知床半島先端に整備予定の携帯電話の基地局に関する有識者会議が開かれました。天然記念物のオジロワシへの影響などについて議論され、委員会は環境省に工事の中断を要請しました。2022年に発生した観光船沈没事故をうけて国は、知床半島先端に携帯電話の基地局を整備する予定です。

うるまの森、ホタル舞う 陸自訓練場の元予定地に隣接する「青少年の家」  10月ごろまで見頃
2024.06.07

うるまの森、ホタル舞う 陸自訓練場の元予定地に隣接する「青少年の家」 10月ごろまで見頃

 【うるま】国が断念したうるま市石川の陸上自衛隊訓練場設置計画の予定地に隣接する「県立石川青少年の家」(石原昌二所長)で、繁殖期を迎えたホタルが飛び交っている。6日は日が暮れた午後7時半ごろから、黄色く点滅するクロイワボタルが川辺で乱舞。宿泊学習で訪れた同市立田場小学校の5年生らは、初めて見る

天伯峡でホタル舞い始める  2008年以降最多の昨年と同時期  【長野県高森町】
2024.06.07

天伯峡でホタル舞い始める 2008年以降最多の昨年と同時期 【長野県高森町】

 長野県高森町山吹のホタルの名所「天伯峡」で3日、ホタルの今季初飛翔が確認された。同所の環境整備に取り組む「天伯峡ほたる管理委員会」(橋都洋治会長)の役員らが1日から始めた観察で5匹を確認。昨年も3日に初飛翔を確認しており、橋都会長は「今年も例年通りの時期に出てきてくれた」と、順調な滑り出しを

佐渡市北部で初の試み-トキ17羽放鳥 地域生息域拡大に期待【新潟・佐渡市】
2024.06.04

佐渡市北部で初の試み-トキ17羽放鳥 地域生息域拡大に期待【新潟・佐渡市】

佐渡市北部の大佐渡地域で、トキが初めて放鳥されました。今回、放鳥場所に選ばれたのは、佐渡市北部・外海府にある小野見地区の棚田です。島の中心部である国仲地域などに偏るトキの生息域を広げるために、初めて島の北部で放鳥されました。3月から訓練してきたメス17羽は、住民らの

職業体験「トライやる・ウィーク」でコウノトリの飼育を体験/兵庫県
2024.06.04

職業体験「トライやる・ウィーク」でコウノトリの飼育を体験/兵庫県

兵庫県豊岡市の中学生が6月4日に職業体験「トライやる・ウィーク」でコウノトリの飼育を体験し、命の大切さを学びました。職業体験「トライやる・ウィーク」を行ったのは兵庫県豊岡市の中学生5人です。豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」では毎年、地元の中学生を受け入れていて国の

船に衝突するシャチ、復讐ではなく「ティーンエイジャーの遊び」だった、最新報告
2024.06.04

船に衝突するシャチ、復讐ではなく「ティーンエイジャーの遊び」だった、最新報告

 ヨーロッパ南西部のイベリア半島沖には、小型船を沈没させる有名なシャチたちがいる。沈没事故はつい数週間前にも起こった。2020年に始まったシャチたちのこの不可思議な行動について、遊び、人間への復讐などさまざまな理由が推測されたが、専門家たちがようやく結論に達した。 国際捕鯨委員会

世界で2番目に広く、世界一乾燥した砂漠の真ん中でディナーをしてきた
2024.06.03

世界で2番目に広く、世界一乾燥した砂漠の真ん中でディナーをしてきた

セレブリティがこぞって旅のコーディネイトを依頼するのが、富裕層向けコンシェルジュサービス、アルカディアの才津香果(さいつかぐみ。以下かぐみ)さん。これまで自身の旅にかけてきた自腹総額は9億円超え。非日常を求め世界を回り続ける彼女が紹介する、脳がバグる驚きの旅とは。連載第2回は、南米チリのアタカ

宮城の気仙沼湾、豊かな森が育む  岩手・一関で植樹祭
2024.06.03

宮城の気仙沼湾、豊かな森が育む  岩手・一関で植樹祭

 気仙沼湾に注ぐ大川の上流に豊かな森を造る36回目の「森は海の恋人植樹祭」が2日、岩手県一関市室根町の矢越山ひこばえの森であった。地元の小学生や、北海道から沖縄まで全国各地から約800人が集まり、広葉樹約1100本を植えた。 宮城県気仙沼市のNPO法人「森は海の恋人」と室根町第1

「これだけの集団は初めて」 イノシシ? 東村の農道を歩く14頭の群れ 人に気付いても慌てる様子なく
2024.06.03

「これだけの集団は初めて」 イノシシ? 東村の農道を歩く14頭の群れ 人に気付いても慌てる様子なく

 沖縄県東村慶佐次の農道で5月27日、屋我地鳥獣保護管理員の渡久地豊さんが14頭の群れで歩くイノシシとみられる生き物を撮影した。本島北部地域ではイノシシの目撃情報が相次いでおり、人や農作物などへの被害が懸念されている。 渡久地さんによると小さい個体に見られるウリ模様があったのは3

「イノブタ」か 農道に14頭 交雑で生態系に影響も 沖縄・東村
2024.06.03

「イノブタ」か 農道に14頭 交雑で生態系に影響も 沖縄・東村

 国指定屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さんが5月27日、東村内の農道で野鳥の調査をしていたところ、イノシシのような、14頭の動物の集団と遭遇した。11頭の子どもに、3頭の親が連れ添っていた。渡久地さんは、子どもの体の模様などから、ブタと野生のイノシシが交雑したイノブタとみられ、野生で生息して

「日本一のどぶろくに」 神奈川・秦野で酒米の田植え体験、参加者募集 子ども向けに泥遊びも
2024.06.03

「日本一のどぶろくに」 神奈川・秦野で酒米の田植え体験、参加者募集 子ども向けに泥遊びも

 秦野市西部の休耕田などを活用して里山保全活動を続けているNPO法人四十八瀬川自然村(60人、小野均代表理事)は6月9日、自前のどぶろく製造に向けた酒米の田植えを行う。同法人では田植え体験の参加者を募集している。小野代表理事は「日本一の名水を使って日本一のどぶろくにしたい。2年目の製造に向けて

ヤンバルクイナがお出迎え 沖縄を代表する希少動植物の巨大看板設置 道の駅国頭
2024.06.02

ヤンバルクイナがお出迎え 沖縄を代表する希少動植物の巨大看板設置 道の駅国頭

 【国頭】道の駅ゆいゆい国頭にある観光案内所入り口の壁面に「奇跡の森・世界自然遺産・国頭村」として、やんばるの希少動物たちの写真を壁面に貼り付けた看板がこのほど完成した。元の写真看板が昨年8月の台風6号で大きく破損し、再設置に向け検討を進めていた。 新たな看板はヤンバルクイナ、リ

特殊な自然環境が息づく「アヴィック山自然公園」の登山道を1泊2日で歩き尽くす【ブーツの国の街角で】
2024.06.02

特殊な自然環境が息づく「アヴィック山自然公園」の登山道を1泊2日で歩き尽くす【ブーツの国の街角で】

 モンブランやマッターホルンを擁するヴァッレ・ダオスタ州は、言わずと知れたアルプス歩きの聖地だが、あまりに広大なテリトリーゆえ、まだまだ知られていない絶景ルートもたくさんある。これまでにマッターホルンやモンブラン、グラン・パラディーゾ、モンテ・ローザの有名な登山ルートを歩いてきた私だが、実はそ

チンパンジー舎に植樹15年 茨城・日立のかみね動物園 市民参加100組超 運動場、緑豊かに
2024.06.02

チンパンジー舎に植樹15年 茨城・日立のかみね動物園 市民参加100組超 運動場、緑豊かに

茨城県日立市宮田町の市かみね動物園で、来園者がチンパンジー舎に森をつくる取り組みが今年で15年目を迎えた。これまでに延べ100組超が参加し、市民が持ち寄った樹木によって少しずつ緑豊かな運動場に成長。実際の生息環境に近づけることで、動物の自然な行動を引き出すことにもつながっている。

知床の魅力、秘境感にこそ 国立公園指定60周年シンポで未来語る
2024.06.01

知床の魅力、秘境感にこそ 国立公園指定60周年シンポで未来語る

 知床国立公園の指定60周年を記念するシンポジウム(環境省などによる実行委主催)が1日、北海道斜里町で開かれた。テーマは「私たちは自然とどう向き合うか~知床らしい良質な自然体験と利用の心得」で、地元の知床財団職員や高校生、自然ガイドらが未来の知床について語り合った。 シンポではま

知床半島、国立公園指定60年 観光で人気、外来種懸念
2024.06.01

知床半島、国立公園指定60年 観光で人気、外来種懸念

 北海道・知床半島(斜里町、羅臼町)が国立公園に指定されてから1日で60周年となった。2005年には世界自然遺産に選ばれ、国内外から毎年多くの観光客が訪れる。だが近年、名所の「知床五湖」で外来種の園芸スイレンが繁茂し、在来種への影響や、景観悪化の懸念が浮上。環境省や地元の団体などが駆除に取り組

黒こうじ菌が約60年ぶりに里帰りし泡盛として復活 X年前 何があった? 沖縄の歴史6月1日版
2024.06.01

黒こうじ菌が約60年ぶりに里帰りし泡盛として復活 X年前 何があった? 沖縄の歴史6月1日版

 今からX年前の6月1日、沖縄ではこんな出来事がありました。過去のニュースを振り返ります。▶ 沖縄電力が燃料費の高騰を受けて発表した新たな電気料金が適用された(2023年)▶沖縄科学技術大学院大学(仮称)の基本計画を検討する第1回評議会(主催・内閣府沖縄関係部局)が

世界遺産登録尽力の元町長「知床そっくり残すこと責務」署名活動開始
2024.05.31

世界遺産登録尽力の元町長「知床そっくり残すこと責務」署名活動開始

 世界自然遺産・知床の知床岬で工事が進む携帯電話基地局に対し、北海道斜里町の町民有志らが計画の見直しを求める署名運動を6月1日から始める。会長は元町長で世界自然遺産登録をかなえた午来昌(ごらいさかえ)さん(86)。オンライン署名が中心で地元住民や知床を訪れる観光客らにも協力を呼びかける。

山岳遭難を想定した訓練 北海道福島町で登山中の男子大学生がクマに襲われ死亡した事故受け
2024.05.31

山岳遭難を想定した訓練 北海道福島町で登山中の男子大学生がクマに襲われ死亡した事故受け

去年、北海道福島町で登山中の男子大学生がクマに襲われて死亡した事故を受けて警察などが山岳遭難が発生した想定で訓練を行いました。「黙とう!」福島町の大千軒岳の登山口では訓練が始まるのを前に警察や消防などが去年、登山中にクマに襲われて死亡した北海道大学の男子学生に黙とう

6月が見ごろ「レンゲツツジ」絶景の山 駐車場から30分で山頂、登山デビューにも最適!
2024.05.31

6月が見ごろ「レンゲツツジ」絶景の山 駐車場から30分で山頂、登山デビューにも最適!

 山梨県韮崎市(にらさきし)に位置する甘利山(あまりやま)は、豊かな生態系の保全を進めるエリアとして、南アルプスユネスコパークにも登録されている山梨百名山のひとつである。 駐車場から30分ほどで登頂できる山でありながら、標高1,731mの山頂からは御坂山地(みさかさんち)越しの富