# 自然保護

実物大オブジェでコウノトリ呼び込む 本物ペア定着に期待 香美町「トキワ」農園
2024.06.13

実物大オブジェでコウノトリ呼び込む 本物ペア定着に期待 香美町「トキワ」農園

 香美町香住区の矢田川沿いにたたずむ2羽のコウノトリ!?―。同区三谷の食品製造会社「トキワ」の農園「さとの風ファ~ム」に、ペアのコウノトリの姿を模した実物大のオブジェがお目見えした。関係者は「このオブジェが仲間を呼び寄せて(近くの巣塔に)飛来してくれたら」と、本物のコウノトリの定着に期待を寄せ

干上がったアマゾン大丈夫?―流域の乾燥化と熱帯林の減少が地球温暖化を加速する
2024.06.12

干上がったアマゾン大丈夫?―流域の乾燥化と熱帯林の減少が地球温暖化を加速する

南アメリカのアマゾン川といえば、アフリカのナイル川、北アメリカのミシシッピ川と並ぶ世界三大河川の一つ。流域面積は世界最大を誇る。700万平方キロメートルの流域面積は、日本列島の37万平方キロの18倍、ブラジルの面積の半分以上を占める。そのアマゾン川の流域が干上がりつつある。2023年秋には観測

雄のニホンライチョウ1羽死ぬ 富山市ファミリーパーク
2024.06.12

雄のニホンライチョウ1羽死ぬ 富山市ファミリーパーク

 富山市ファミリーパークは11日、飼育していた国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの成鳥1羽が死んだと発表した。6歳10カ月の雄で、展示せずライチョウ舎で飼育していた。死因は肝腫瘍。 この成鳥は長野県大町市の大町山岳博物館から卵の状態で運ばれ、2017年7月に同パーク

ホタルの生息地減少 住む環境を守るには?「ホタルの光を後世に」 保全活動続ける人々《長崎》
2024.06.12

ホタルの生息地減少 住む環境を守るには?「ホタルの光を後世に」 保全活動続ける人々《長崎》

初夏の風物詩「ホタル」。環境や生態系の変化で生息数が減る地域もあるなかその幻想的な光を後世に残そうと活動する人たちがいます。暗闇に浮かび上がる淡い光。やさしくゆっくりと 光ります。今年も“ホタル”が舞う季節がやってきました。(ながさきホタ

新入りです 群れで行動「エナガ」舞う 巣立ちの幼鳥も「ピチュルル」/兵庫・丹波篠山市
2024.06.11

新入りです 群れで行動「エナガ」舞う 巣立ちの幼鳥も「ピチュルル」/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市内の林を数十羽の小さな野鳥がせわしなく舞う。ふんわりとした体に長い尾羽。「エナガ」だ。 季節的な移動をしない「留鳥」で、全長約13センチ。体重は8グラムほど。つぶらな瞳と黄色いまぶた、太くて黒い眉班がかわいらしい。 日本にいる鳥の中ではキクイタダキ

サンゴ礁の生き物に歓声 沖永良部島で観察会 地元の小中学生と保護者ら参加
2024.06.11

サンゴ礁の生き物に歓声 沖永良部島で観察会 地元の小中学生と保護者ら参加

 奄美群島サンゴ礁保全対策協議会(会長・平田博行奄美市世界自然遺産課長)主催のサンゴ観察会が8日、鹿児島県沖永良部島の沖泊海浜公園(知名町)であった。知名・和泊両町の小中学生と保護者らが干潮時のリーフの上を歩いて生き物探しに挑戦し、豊かな自然の魅力を体感した。 観察会は地元の子ど

「世界遺産」めざす佐渡島 絶景の「トビシマカンゾウ大群落」&「金山・桟橋・たらい舟」ツーリングレポ
2024.06.10

「世界遺産」めざす佐渡島 絶景の「トビシマカンゾウ大群落」&「金山・桟橋・たらい舟」ツーリングレポ

 トビシマカンゾウは、国内では山形県の「飛島(とびしま)」と新潟県の「佐渡島(さどがしま)」だけに分布している植物で、5月下旬から6月上旬頃にかけて黄色やオレンジ色の美しい花が咲くことで有名だ。 佐渡島では景勝地の「大野亀(おおのがめ)」と呼ばれる巨大な一枚岩の周辺で大群落が見ら

ホタルが舞い幻想風景に 「宮部川ホタルウオーキング」 屋台や演奏も盛況/岡山・津山市
2024.06.10

ホタルが舞い幻想風景に 「宮部川ホタルウオーキング」 屋台や演奏も盛況/岡山・津山市

 「宮部川ホタルウオーキング」(連合町内会大井東支部主催)が8日、岡山県津山市宮部下の大井東ふれあい学習館を出発点に開かれた。この日はあいにくの雨にも関わらず、川沿いに生息するゲンジホタルが舞い、散策する人たちは幻想的な風景に見入った。 宮部上、宮部下、中北下の大井東地区で開かれ

川根本町の鳥「ヤマセミ」 生育状況一斉調査 エコパーク10周年記念
2024.06.10

川根本町の鳥「ヤマセミ」 生育状況一斉調査 エコパーク10周年記念

 川根本町の一般社団法人エコティかわねは9日、町の鳥ヤマセミの生息状況を町内16地点で一斉調査した。南アルプスのユネスコエコパーク登録10周年を記念した事業で、ヤマセミとみられる姿や鳴き声が確認されたという。 約110人が各地点から同じ時間帯に大井川の本流を双眼鏡などで一斉に確認

ゴビ砂漠に緑 福島の仲間と 荒オルギルトヤさん モンゴル出身、新地町内在住 来春にも植林「故郷守りたい」
2024.06.09

ゴビ砂漠に緑 福島の仲間と 荒オルギルトヤさん モンゴル出身、新地町内在住 来春にも植林「故郷守りたい」

 福島県新地町で暮らすモンゴル出身の主婦荒オルギルトヤさん(43)は、砂漠化を少しでも食い止めようと来年春、故郷で植林を始める。実家はゴビ砂漠の北部。ゴビ砂漠は日本を悩ます黄砂の発生源とされる。遠く離れた地の環境問題は決して福島と無縁ではない。初年度は約2500本を植え、長い期間をかけて50ヘ

生活彩り心に潤い 苗や鉢販売 50回の節目、コブシ植樹 花巻・花と緑のまつり【岩手】
2024.06.09

生活彩り心に潤い 苗や鉢販売 50回の節目、コブシ植樹 花巻・花と緑のまつり【岩手】

 花巻市の「花と緑のまつり2024」が、同市松園町の市総合体育館で開かれている。50回目の節目を記念してコブシの苗木3本を植樹。サツキやバラなどの花木を観賞したり、花の苗を買い求めたりする来場者でにぎわっている。9日まで。 まつりは花と緑に親しみを持ち、自然を大切にする心を育もう

富山市ファミリーパーク飼育のライチョウ 野生のオスから人工授精で産卵
2024.06.08

富山市ファミリーパーク飼育のライチョウ 野生のオスから人工授精で産卵

富山市ファミリーパークで飼育されている、国の特別天然記念物ニホンライチョウのメス4羽が、全国で初めて、野生のオスからの人工授精により産卵しました。富山市ファミリーパークは国と日本動物園水族館協会が定める計画に基づき、2015年からライチョウの繁殖技術の確立に取り組んでいます。

人は襲わない? ピラニア 実は臆病な性格 肉食と他の魚種が共生の水槽 海遊館ダイアリー
2024.06.08

人は襲わない? ピラニア 実は臆病な性格 肉食と他の魚種が共生の水槽 海遊館ダイアリー

毎年6月22日は「世界熱帯雨林の日」です。豊かな自然と水にあふれ、地球で最も多様な野生生物が暮らしている自然環境の一つである熱帯雨林が今、私たち人間の経済活動などにより急速に減少しているといわれており、その保全や回復を呼びかけるために制定されました。海遊館の「エクアドル熱帯雨林」

モリアオガエル産卵期「白い揺り籠」新たな命育む 岡山県真庭市
2024.06.08

モリアオガエル産卵期「白い揺り籠」新たな命育む 岡山県真庭市

 岡山県真庭市蒜山地域でモリアオガエルが産卵期を迎えている。1匹の雌に一回り小さな雄たちが重なり合い、木の枝や草の上に泡状の卵塊を形成する独特の生態。新しい命が高原の緑に映える“白い揺り籠”の中で、ふ化の時を待つ。 岡山県版レッドデータブックで絶滅の危険が増大している「絶滅危惧I

知床の携帯基地局問題、科学委が工事中断を要望 国は英文解釈を撤回
2024.06.08

知床の携帯基地局問題、科学委が工事中断を要望 国は英文解釈を撤回

 知床岬の携帯電話基地局問題で、知床世界自然遺産地域科学委員会(中村太士委員長)は7日の会議で、工事を中断し、オジロワシの繁殖や植生への影響を再調査するよう環境省に要望した。調査が長引けば岬地区の運用開始時期にも影響を与えそうだ。 委員が指摘したのは基地局が遺産地域に及ぼす「顕著

世界自然遺産の携帯基地局へ異議、科学委が中断と再調査を要望
2024.06.07

世界自然遺産の携帯基地局へ異議、科学委が中断と再調査を要望

 世界自然遺産・知床の知床岬で進む携帯電話基地局の整備事業について、学者で作る知床世界自然遺産地域科学委員会(中村太士委員長)は7日、希少種オジロワシなどへの影響が強く懸念されるとして、工事を中断し、動植物への影響を再調査するよう環境省に求めた。環境省は関係省庁や事業者に理解を求める。

公益性と環境保全、優先されるのは… 知床に携帯基地局必要か議論
2024.06.07

公益性と環境保全、優先されるのは… 知床に携帯基地局必要か議論

 世界自然遺産・知床(北海道斜里町、羅臼町)の携帯電話基地局整備を巡り、7日に札幌市内であった知床世界自然遺産地域科学委員会で、委員からは知床岬周辺の環境への影響から事業の規模や必要性を疑問視する声が上がった。環境省は「公益性」を事業を許可した理由に挙げる。公益性は環境保全に優先されるものなの

「もっともっと大きくなってね」 ほとんど獲れなくなったアサリの復活願い… 小学生が放流体験
2024.06.07

「もっともっと大きくなってね」 ほとんど獲れなくなったアサリの復活願い… 小学生が放流体験

小学生に海の環境について考えてもらおうと愛媛県西条市内で7日、アサリの放流体験が行われました。市内の環境ボランティア団体が実施したアサリの放流体験には、西条市立吉井小学校の3年生19人が参加しました。西条市を流れる広江川河口に集まった児童は、6隻の船に分かれて乗り、

アウトドアブランドが集結!「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」開催【2024年6月28日・29日・30日】
2024.06.07

アウトドアブランドが集結!「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」開催【2024年6月28日・29日・30日】

「自然に優しく、自然を楽しむ。アウトドアを通じて多様性のある生活をもっと楽しむ。」をコンセプトに、アウトドアに関連するギア、ファッション、カルチャー、モビリティ、エコロジー、食、音楽、トークショー、アクティビティーなど、様々なコンテンツが会場の幕張メッセに集結します。出展エリアに

「通じる」か「希少動物」か…「知床の携帯基地局」工事中断を要請 有識者会議・札幌市
2024.06.07

「通じる」か「希少動物」か…「知床の携帯基地局」工事中断を要請 有識者会議・札幌市

知床半島先端に整備予定の携帯電話の基地局に関する有識者会議が開かれました。天然記念物のオジロワシへの影響などについて議論され、委員会は環境省に工事の中断を要請しました。2022年に発生した観光船沈没事故をうけて国は、知床半島先端に携帯電話の基地局を整備する予定です。