# 演劇

犬猫会、アルゼンチンの作家マルハ・ブスタマンテの戯曲「パラナ・ポラー」を上演
2024.07.02

犬猫会、アルゼンチンの作家マルハ・ブスタマンテの戯曲「パラナ・ポラー」を上演

「犬猫会 vol.7『パラナ・ポラー』」が、8月22日から25日まで、東京・STUDIO ZAP!で上演される。これは、アルゼンチンの作家マルハ・ブスタマンテの戯曲「パラナ・ポラー」を、犬猫会 / 文学座の水野玲子による演出で立ち上げるもの。作中では、陸地が凍結した近未来のアルゼ

野村萬斎さん、狂言にぎやかに 「能~幽玄への誘い~」閉幕 琉球新報ホール 沖縄
2024.07.02

野村萬斎さん、狂言にぎやかに 「能~幽玄への誘い~」閉幕 琉球新報ホール 沖縄

琉球新報創刊130年記念「能~幽玄への誘い~」(琉球新報社主催、NPO法人白翔會共催)の最終日の公演が1日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。野村萬斎さんが出演する狂言や、能「乱(みだれ)」が披露され、にぎやかに幕を閉じた。 狂言「舟渡聟(ふなわたしむこ)」は、妻の実家にあいさ

市川團十郎 「七月大歌舞伎」初日 13役の早替わりと2回の宙乗りに歓声
2024.07.02

市川團十郎 「七月大歌舞伎」初日 13役の早替わりと2回の宙乗りに歓声

 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が1日、東京・歌舞伎座で「七月大歌舞伎」(24日まで)の初日を迎えた。 昼の部「星合世十三團」で主演。13役の早替わりと2回の宙乗りで会場を沸かせた。序幕の前には幕に書いた巨大な相関図を使い、自ら役を解説した。 夜の部では松本幸四郎(

松本幸四郎、43年ぶり「裏表太閤記」再演で猿翁さんに敬意「スケール、エネルギー、熱量を受け継ぎ…」父、息子と高麗屋3代共演
2024.07.01

松本幸四郎、43年ぶり「裏表太閤記」再演で猿翁さんに敬意「スケール、エネルギー、熱量を受け継ぎ…」父、息子と高麗屋3代共演

 歌舞伎俳優の松本幸四郎が1日、東京・歌舞伎座で「七月大歌舞伎」(24日・千秋楽)夜の部「裏表太閤記」に出演し、豊臣秀吉、鈴木喜多頭重成、孫悟空の3役を演じて宙乗りも披露した。 3代目市川猿之助(2代目猿翁)が手掛けた1981年の初演以来、43年ぶりの再演。天下人・豊臣秀吉の出世

松本白鸚半年ぶり舞台 幸四郎、染五郎との共演に「また3代で芝居をできるとは」と感慨
2024.07.01

松本白鸚半年ぶり舞台 幸四郎、染五郎との共演に「また3代で芝居をできるとは」と感慨

 東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」が1日、初日を迎えた。 夜の部「裏表太閤記」は故市川猿翁さんによって81年に初演された演目で、初演以来43年ぶりの上演。豊臣秀吉、明智光秀の明暗分かれた人生や、2人を取り巻くさまざまな人物を描いた。 今年1月以来の舞台出演となった松本

劇団四季「キャッツ」静岡公演 猫目線の巨大“ご当地ゴミ”製作着々
2024.07.01

劇団四季「キャッツ」静岡公演 猫目線の巨大“ご当地ゴミ”製作着々

 10年ぶり3度目の静岡公演となる劇団四季のミュージカル「キャッツ」(7月17日~9月23日)の開幕を控え、会場の静岡市民文化会館(葵区)で舞台製作の最終調整が行われた。まもなくキャストらによる舞台上での稽古(けいこ)が始まるという。【丹野恒一】 「キャッツ」は都会のゴミ捨て場を

ミイラが“かつて日本だった場所”を語る、樋口ミユのPlant M「WWW」
2024.07.01

ミイラが“かつて日本だった場所”を語る、樋口ミユのPlant M「WWW」

「Plant M No.22『WWW』」が7月12日から15日まで大阪・ウイングフィールドにて上演される。Plant M は樋口ミユが主宰する団体。舞台は“かつて日本だった”ある土地。この土地に何が起こったのかを調査しにやってきた男は、そこに転がっていた一体のミイラに語りかけられ

唐沢寿明、長寿社会を幸せに生きる独自のルール明かす「ぼくは90歳まで生きてないから(笑)。人生は壮大なる時間つぶし」
2024.06.30

唐沢寿明、長寿社会を幸せに生きる独自のルール明かす「ぼくは90歳まで生きてないから(笑)。人生は壮大なる時間つぶし」

 16歳で芸能界に足を踏み入れた唐沢寿明のプロフィールは、THE CHANGEに満ちている。『仮面ライダー』シリーズなどのスーツアクターを経て、ミュージカル『ボーイズレビュー・ステイゴールド』でデビュー。NHK朝の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』、大河ドラマ『春日局』(NHK)で注目を集め、

松本幸四郎の古典愛「今の時代に合わせて堂々とお見せする」後世につないでいく―歌舞伎職人の宿命背負って
2024.06.30

松本幸四郎の古典愛「今の時代に合わせて堂々とお見せする」後世につないでいく―歌舞伎職人の宿命背負って

 【カレイドスコープ】初舞台から今年で45年の節目を迎えた歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)。名門・高麗屋に生まれ、幼少期からそのプレッシャーと闘い続けてきた。それでも変わらないのは歌舞伎への愛だ。“若者の歌舞伎離れ”が指摘される昨今。「何でも簡単に手に入る時代ですが、歌舞伎を見るのは一筋縄ではい

歌舞伎役者が船乗り込み、大阪 初夏の風物詩
2024.06.29

歌舞伎役者が船乗り込み、大阪 初夏の風物詩

 歌舞伎の人気役者たちが船で川筋を巡る初夏の風物詩「船乗り込み」が29日、大阪・道頓堀で行われた。大阪松竹座の「七月大歌舞伎」に出演する人間国宝の片岡仁左衛門さん(80)らが浴衣姿で手を振り、川岸や橋の上から送られる観衆の声援に応えた。 鮮やかなのぼりで飾られた船が午後、大阪市内

「踊りの人」が繊細な芝居で見せた新境地 宝塚星組・暁千星の主演舞台「夜明けの光芒」
2024.06.29

「踊りの人」が繊細な芝居で見せた新境地 宝塚星組・暁千星の主演舞台「夜明けの光芒」

宝塚歌劇団星組の二番手男役、暁千星主演による舞台「夜明けの光芒」が20日に終演を迎えた。原作は英文豪チャールズ・ディケンズ(1812~70年)の代表作「大いなる遺産」。英ビクトリア朝時代の人間の暗部をあぶり出すような作品だ。卓越したダンス力とアイドル性を持ち、明るさが魅力の暁にはそぐわないよう

各回に“カリスマなゲスト”も登場!「カリスマ de ステージ」新作がスタート
2024.06.29

各回に“カリスマなゲスト”も登場!「カリスマ de ステージ」新作がスタート

「『カリスマ de ステージ』~おかえり!カリスマハウス~」が、昨日6月28日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕した。「カリスマ」はYouTubeのドラマ配信を軸とした二次元キャラクタープロジェクト。凡人は入居不可の“カリスマハウス”を舞台に、個性豊かな7人のカリスマ

アメリカのバレエ名門校で武者修行も “中学3年生”バレリーナの素顔は? 新作バレエ「赤毛のアン」ソリストにも抜擢 今後の夢は?
2024.06.29

アメリカのバレエ名門校で武者修行も “中学3年生”バレリーナの素顔は? 新作バレエ「赤毛のアン」ソリストにも抜擢 今後の夢は?

今年10月に鳥取市で上演される新作バレエ「赤毛のアン」。プロのダンサーや、オーディションで選ばれた多くの出演者が本番に向け稽古に励んでいます。中学3年生にしてソリストに大抜擢された山下彩香さん、彼女のバレエに対する情熱に迫ります。鳥取市のバレエ教室で練習に励む1人の

中村鷹之資、勉強会「翔之會」で同学年の野村裕基と「二人三番叟」初共演時に“脳汁”出た瞬間明かす
2024.06.29

中村鷹之資、勉強会「翔之會」で同学年の野村裕基と「二人三番叟」初共演時に“脳汁”出た瞬間明かす

「中村鷹之資勉強会 第九回『翔之會』」が、8月12日に東京・国立能楽堂で上演される。これに先駆け、昨日6月28日に東京都内で取材会が行われた。「翔之會」は、中村鷹之資が2013年から行っている勉強会。9回目を迎える今回は、第1回の会場でもあった国立能楽堂を舞台に、鷹之資が、同じ1

「歌舞伎ビギナー」こそ大歓迎!大阪で人間国宝監修の名作を上演
2024.06.29

「歌舞伎ビギナー」こそ大歓迎!大阪で人間国宝監修の名作を上演

人間国宝の歌舞伎俳優・片岡仁左衛門監修・指導のもと、上方歌舞伎の俳優たちが古典作品に挑戦する「晴(そら)の会」。今年で結成10周年を迎えた彼らが「日本三大仇討」に数えられる名作『伊賀越道中双六』を上演することに。6月28日に、11名の出演者中10名がそろった会見がおこなわれ、歌舞伎ビギナー大歓

「1億円の借金を引き継いだ20代だった」 平田オリザ、こまばアゴラ劇場の40年をすべて語る
2024.06.28

「1億円の借金を引き継いだ20代だった」 平田オリザ、こまばアゴラ劇場の40年をすべて語る

東京大学教養学部のある目黒区駒場。小さな商店街の外れに平田オリザと彼の劇団青年団の本拠地こまばアゴラ劇場(以下、アゴラ)がある。いや、今では「あった」とすべきか。1984年に開館したアゴラは、2023年12月に翌24年5月末での閉館が発表され、24年4月からはサヨナラ公演として青

黒人初! トニー賞3年連続ノミネートの俳優カラ・ヤング「自分だけの評価ではない」
2024.06.28

黒人初! トニー賞3年連続ノミネートの俳優カラ・ヤング「自分だけの評価ではない」

米俳優カラ・ヤングは今年、演劇界で最も栄誉あるトニー賞の記録を塗り替え、3年連続でノミネートされた初の黒人となった。3年連続は史上6人目の快挙でもある。「3年連続ノミネートは歴史的なことだけど、公民権運動の活動家オジー・デイビスの脚本に改めて息が吹き込まれ、それが認められたことは

キ上の空論「獣三作」最終章に久保田秀敏・日向野祥ら出演「緑園にて祈るその子が獣」
2024.06.28

キ上の空論「獣三作」最終章に久保田秀敏・日向野祥ら出演「緑園にて祈るその子が獣」

「キ上の空論 獣三作 三作め『緑園にて祈るその子が獣』」が、9月11日から16日まで東京・本多劇場で上演される。「獣三作」は、キ上の空論の中島庸介が、“獣”をテーマにまったく異なる3つの物語を立ち上げる企画。1作目「けもののおとこ」が3月に、2作目「除け者(ノケモノ)は世の毒を噛

西日本の直木賞作家らが体操服姿で勢ぞろい 大阪で66年ぶり「文士劇」に向け写真撮影
2024.06.28

西日本の直木賞作家らが体操服姿で勢ぞろい 大阪で66年ぶり「文士劇」に向け写真撮影

関西、九州在住の直木賞作家や書店員らが今秋、大阪市内で役者となって芝居を演じる「なにげに文士劇2024」。旗揚げ公演に向けた宣伝用の写真撮影会が28日、同市内で行われ、朝井まかてさんや黒川博行さんら16人が、劇のイメージに合わせた特注の体操服姿で撮影に臨んだ。白地に文士劇のロゴマ

片岡千壽 師匠・秀太郎の面白エピソード明かす 9回目となる「あべの歌舞伎 晴の会」に向け気合
2024.06.28

片岡千壽 師匠・秀太郎の面白エピソード明かす 9回目となる「あべの歌舞伎 晴の会」に向け気合

 歌舞伎俳優の片岡松十郎、片岡千壽、片岡千次郎らが28日、大阪市内で第九回あべの歌舞伎「晴(そら)の会」(8月1~4日、近鉄アート館)の会見に出席した。 「晴の会」は、松竹の上方歌舞伎塾第1期生の松十郎、千壽、千次郎が中心となり2015年に結成された。今年の演目は『伊賀越道中双六