# 水産・海洋研究

汚染水放流1年…日本、来年から「汚染水タンク」本格解体へ
2024.08.26

汚染水放流1年…日本、来年から「汚染水タンク」本格解体へ

福島第一原発を運営している東京電力が汚染水を保管するタンクの解体準備作業に入る。昨年8月に汚染水の放流が始まって1年が経過、本格的なタンク解体は来年から行われる展望だ。25日、読売新聞や産経新聞によると、東京電力は汚染水海洋放流で空のタンク21個を解体するための準備作業に今月末に

熊本県産の農林水産物、輸出額が過去最高 23年度122億円 県目標額を達成
2024.08.26

熊本県産の農林水産物、輸出額が過去最高 23年度122億円 県目標額を達成

 熊本県は22日、2023年度の県産農林水産物の輸出額が前年度比16%増の122億4千万円となり、11年連続で過去最高を更新したと発表した。県が掲げていた目標額110億円を達成。アジアを中心とした日本産食品の人気を背景に、イチゴや牛肉といった農畜産物が大きく伸びた。 分野別では、

フィリピン 中国の船から妨害 「不法侵入した」と中国海警局
2024.08.26

フィリピン 中国の船から妨害 「不法侵入した」と中国海警局

フィリピン政府は、南シナ海を航行中の船が中国海警局の船から体当たりされるなどの妨害を受けたと発表しました。フィリピン政府は25日、南シナ海のサビナ礁周辺で漁業水産資源局の船が中国海警局の船に体当たりされ、放水砲を浴びせられたことを明らかにしました。そのうえで、体当た

中国船、比当局船に衝突 南シナ海、19日に続き
2024.08.25

中国船、比当局船に衝突 南シナ海、19日に続き

 【マニラ共同】フィリピンメディアなどによると、南シナ海のサビナ礁から約10カイリ(約18キロ)の海域で25日、中国海警局の船がフィリピン漁業水産資源局の船に衝突し、放水砲を浴びせた。 南シナ海では19日にもサビナ礁から35キロ前後の海域で、フィリピン沿岸警備隊の巡視船2隻が海警

韓国、日本産水産物の輸入増加 処理水放出から1年、不安視も
2024.08.25

韓国、日本産水産物の輸入増加 処理水放出から1年、不安視も

 【ソウル共同】東京電力福島第1原発処理水の海洋放出開始から1年が過ぎた中、韓国の日本産水産物の輸入が今年上半期、前年同期比13%増の約1万8千トンとなった。放出が始まった当初は懸念が強かったが、韓国政府の積極的な放射線検査が功を奏し、極端な買い控えは避けられた。ただ海洋放出の長期的な影響を不

韓国南海岸の養殖被害拡大…前年に続きまた「最悪の年」になるか
2024.08.25

韓国南海岸の養殖被害拡大…前年に続きまた「最悪の年」になるか

高水温による慶尚南道(キョンサンナムド)南海岸の養殖魚類被害が最悪に突き進んでいる。慶尚南道によると、17日から22日まで統営(トンヨン)、巨済(コジェ)、南海(ナムヘ)、固城(コソン)の262の養殖場で死んだ養殖魚類は1298万5000匹と集計された。「最悪の年」と記録された昨年の1466万

しまった、1匹も釣れなかった…大丈夫、刺し身の自販機あります。無料の氷もあるから安心
2024.08.25

しまった、1匹も釣れなかった…大丈夫、刺し身の自販機あります。無料の氷もあるから安心

 24時間いつでも新鮮な海産物はいかが-。ヒラメ加工販売や海ぶどう養殖を手がける森水産(鹿児島県垂水市)が昨年3月、会社近くに「海ぶどうと魚の自販機」を設置した。昼夜問わず飲料品と同じように気軽に買えるとあり、地域住民をはじめ県外からの釣り客らから人気を集めている。 森正彦社長(

岸田総理 処理水放出から1年の福島視察 中国の輸入規制「即時撤廃を求めていく」
2024.08.24

岸田総理 処理水放出から1年の福島視察 中国の輸入規制「即時撤廃を求めていく」

岸田総理大臣は福島第一原発の処理水放出から1年になる今月24日に福島県を訪問し、水産物の輸入規制を続ける中国に対して規制の即時撤廃を求めていくと強調しました。岸田総理大臣「一部の国による輸入停止が継続していること、これは科学的根拠に基づかず、極めて遺憾なこと」

逆境はねのけ世界で脚光 日本産ホタテのいま 処理水放出から1年
2024.08.24

逆境はねのけ世界で脚光 日本産ホタテのいま 処理水放出から1年

福島第一原発の処理水放出から、24日で1年。中国の禁輸措置で大打撃を受けた日本産のホタテですが、そのいまを取材すると、逆境をはねのけ、世界各地で存在感を増している実態が見えてきました。(8月24日OA「サタデーステーション」)■”脱中国”で輸出量はV字回復世界一の寿

福島処理水放出1年で膠着する日中 水産物禁輸は首脳合意で協議続くも深い溝
2024.08.24

福島処理水放出1年で膠着する日中 水産物禁輸は首脳合意で協議続くも深い溝

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出は24日、開始から1年を迎えた。岸田文雄首相は同日、福島県いわき市の小名浜魚市場を視察し、放出を受けた中国による日本産水産物の全面的な輸入停止は「科学的根拠に基づかない措置であり、受け入れることはできない」と述べ、改めて即時撤廃を求める考えを示した。ただ、日

処理水放出1年、岸田首相が福島視察 中国の禁輸措置「極めて遺憾」
2024.08.24

処理水放出1年、岸田首相が福島視察 中国の禁輸措置「極めて遺憾」

 東京電力福島第一原発の処理水放出が始まって1年となる24日、岸田文雄首相は福島県いわき市を訪問し、魚市場を視察した。中国が続ける日本産水産物の全面禁輸措置に対し、記者団に「科学的根拠に基づかず、極めて遺憾なことだ」と述べ、即時撤廃を引き続き求める考えを改めて示した。禁輸で影響を受ける水産事業

猛暑が夏野菜の生育や魚の養殖に影響 価格高騰が食卓直撃も
2024.08.24

猛暑が夏野菜の生育や魚の養殖に影響 価格高騰が食卓直撃も

記録的な暑さが続く中、夏に最盛期を迎える野菜の生育や酪農、魚の養殖などにも影響が出ている。生産者が収穫量の減少に直面する一方、価格高騰は消費者の懐を直撃しそうだ。「例年の10分の1程度しか出荷できていない」静岡市駿河区で露地栽培を行う「農園ナランハ」の経営者、四ツ田

中国禁輸、高級和食に逆風 回転ずし好調で明暗も
2024.08.24

中国禁輸、高級和食に逆風 回転ずし好調で明暗も

 【上海共同】東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴い中国が日本産水産物を全面禁輸としてから1年。中国では高級日本食店が今も打撃を受けるなど逆風が続く。一方で中国産海産物の使用をアピールする日系の回転ずし大手は好調だ。中国人の訪日旅行客も増加しており、明暗が分かれている。 「こ

政府、水産業者の支援強化へ 秋の経済対策で販路拡大策
2024.08.24

政府、水産業者の支援強化へ 秋の経済対策で販路拡大策

 東京電力福島第1原発にたまる処理水の海洋放出開始から24日で1年。岸田首相は福島県いわき市を視察し、水産物の販路拡大に向けた支援に万全を期す考えを示した。中国による日本産水産物の輸入停止措置を巡る関係閣僚会議を週内に開き、秋に策定する経済対策を見据えた方向性を示すとした。 漁業

水産業支援へ月内に追加対策 岸田首相、処理水放出1年で視察
2024.08.24

水産業支援へ月内に追加対策 岸田首相、処理水放出1年で視察

 岸田文雄首相は24日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出から同日で1年を迎えたのに合わせ、福島県いわき市の「小名浜魚市場」を訪れた。 首相は記者団に対し、中国による日本産水産物の禁輸で影響を受ける水産事業者を支援するため、秋の経済対策取りまとめに向けて月内に追加対策の方向性を

中国による輸入規制、対策明示へ 福島で首相「方向性示したい」
2024.08.24

中国による輸入規制、対策明示へ 福島で首相「方向性示したい」

 岸田文雄首相は24日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受けた中国による日本産水産物の輸入停止措置を巡り、関係閣僚会議を週内に開き、秋に策定する経済対策を見据えた方向性を示したいと表明した。福島県いわき市で小名浜魚市場を視察後、記者団に述べた。 温暖化で水揚げされる魚種が増

首相、中国の禁輸措置「受け入れられない」 処理水放出1年で福島訪問 風評払拭アピール
2024.08.24

首相、中国の禁輸措置「受け入れられない」 処理水放出1年で福島訪問 風評払拭アピール

岸田文雄首相は24日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出が始まってから1年となったことを踏まえ、福島県いわき市の小名浜魚市場を視察した。首相は地元の漁業協同組合関係者と意見交換し、中国による日本産水産物の全面的な輸入停止措置について「科学的根拠に基づかない措置であり、受け入れることはできない

サンマ初水揚げ、近年にない高値 昨年より1カ月早く 宮城・女川町
2024.08.24

サンマ初水揚げ、近年にない高値 昨年より1カ月早く 宮城・女川町

 国内有数のサンマ水揚げ量を誇る宮城県女川町で23日、今季の初水揚げがあった。近年、不漁が続くサンマだが、入札では1キロ当たり920~1200円の値をつけ、平均1061円という近年にない高値に業者がわいた。 一番乗りは、長崎県雲仙市の第5太喜(たいき)丸(199トン)。北海道根室

済州島近海に中国・長江からマイクロプラスチックを含む低塩分海水が大量流入の恐れ【独自】
2024.08.24

済州島近海に中国・長江からマイクロプラスチックを含む低塩分海水が大量流入の恐れ【独自】

 今年の中国の梅雨(メイユー)期間中に大雨が降った長江では、昨年に比べ最大で50%以上も放流量が増え、済州島近海の海洋生態系に悪影響が懸念されている。塩分が希釈された海水が済州島側に流れてきて魚が逃げ出すだけでなく、マイクロプラスチックも大量に流入する可能性があるためだ。 韓国国

福島第一原発の処理水放出から1年、禁輸措置続く中国で北海道のイクラにホタテ…“闇流通”のナゾ
2024.08.24

福島第一原発の処理水放出から1年、禁輸措置続く中国で北海道のイクラにホタテ…“闇流通”のナゾ

東京電力福島第一原発の処理水が海に放出され始めてから、24日で1年。中国では、いまだ日本の水産物の輸入停止措置が続いている。店頭で見かけるはずのない“日本産の魚”。しかし、中国の市場や料理店で“闇流通”している実態に迫った。8月上旬、訪れたのは中国・北京の海鮮市場。かつては、ここ