# 歴史・文化

沖縄メッセージ 昭和天皇は「平和主義者」だったか
2024.09.19

沖縄メッセージ 昭和天皇は「平和主義者」だったか

 昭和天皇が、米国による沖縄の軍事占領を希望すると米側に伝えていた「沖縄メッセージ」(※1)は今も我々を当惑させます。志学館大学教授の茶谷誠一さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ ◇ ――昭和天皇は戦前は大元帥でした。 ◆私は1989年に昭

力強い棋風から「豪腕」と呼ばれる西山朋佳女流三冠 あと2勝で初の女性棋士へ
2024.09.19

力強い棋風から「豪腕」と呼ばれる西山朋佳女流三冠 あと2勝で初の女性棋士へ

 注目対局や将棋界の動向について紹介する「今週の一局 ニュースな将棋」。専門的な視点から解説します。AERA2024年9月23日号より。*  *  * 9月10日。東京・将棋会館でおこなわれた棋士編入試験五番勝負第1局で西山朋佳女流三冠(29)は高橋佑二郎四段(25

「少女像撤去」ベルリン市ミッテ区、疑惑に包まれた代替オブジェ設置計画
2024.09.19

「少女像撤去」ベルリン市ミッテ区、疑惑に包まれた代替オブジェ設置計画

 ドイツ・ベルリンのミッテ区に設置された「平和の少女像」(以下、少女像)の撤去を推進している同区のシュテファニー・レムリンガー区長は、この問題で韓国と日本の双方から圧力を受けているとし、それを「不当な介入」だと批判した。現地メディアが報道した。しかし最近、少女像に代わる戦時性暴力反対の意味を込

特別展「吟遊詩人の世界」(国立民族学博物館)開幕レポート。詩をつくること、歌うこと、その現代につながる可能性
2024.09.19

特別展「吟遊詩人の世界」(国立民族学博物館)開幕レポート。詩をつくること、歌うこと、その現代につながる可能性

 アジアやアフリカ、そして日本の吟遊詩人やそれらを成りたたせる文化を紹介するみんぱく創設50周年記念特別展「吟遊詩人の世界」が、大阪・吹田の国立民族学博物館で開幕した。会期は12月10日まで。実行委員長は同館教授の川瀬慈。 各地を広範に移動し、詩歌を歌い語る「吟遊詩人」は古くから

欧勝馬が夏場所に続いて11日目で勝ち越し はたき込み以外の白星は7日ぶり「前に出て勝ちたい」
2024.09.19

欧勝馬が夏場所に続いて11日目で勝ち越し はたき込み以外の白星は7日ぶり「前に出て勝ちたい」

 ◇大相撲秋場所11日目(2024年9月18日 東京・両国国技館) 西前頭9枚目の欧勝馬(27=鳴戸部屋)が明生(29=立浪部屋)を破って勝ち越しを決めた。3敗勢で唯一白星を挙げ、数字上では優勝争いにも残った。 今場所初めて幕内後半戦の土俵に登場して明生と対戦。立ち

誕生50年…日本を変えた“コンビニ”を総力特集 タモリ「日本の社会や文化が詰め込まれたスポット」『タモリステーション』
2024.09.19

誕生50年…日本を変えた“コンビニ”を総力特集 タモリ「日本の社会や文化が詰め込まれたスポット」『タモリステーション』

 9月27日(金)放送の『タモリステーション』(テレビ朝日系 午後8時~9時48分)は、“コンビニエンスストア”をテーマに送る。 1973年、日本発祥のファミリーマートが1号店をオープン。その翌年にセブン-イレブン、さらにその翌年にローソンが開店し、日本の3大コンビニエンスストア

佐渡金山追悼式、今回は開かれるか…「10月から11月で調整中」
2024.09.19

佐渡金山追悼式、今回は開かれるか…「10月から11月で調整中」

日本政府が日帝強占期の朝鮮人強制労役現場である佐渡金山を国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録しながら約束した労働者追悼式を今年秋ごろに開催する可能性があると18日、明らかにした。共同通信によると、北村俊博外務報道官はこの日の記者会見で「朝鮮半島出身者を含む全労働者の

《ブラジル》『句集マナウス』第39号=四季のないアマゾンで花鳥風月詠む
2024.09.19

《ブラジル》『句集マナウス』第39号=四季のないアマゾンで花鳥風月詠む

 西部アマゾン日伯協会のマナウス句会(幹事 橋本美代子)が『句集マナウス』第39号を4月に発行した。2023年1年間の会員12人の作品をまとめた句集だ。 序文で同日伯協会の服部元会長は「近年、残念ながら町の治安がだんだんと悪くなってきております。そして今年は市議会議員及び市長選挙

足利将軍家の祈願寺、天寧寺で十六羅漢など重文拝観 京都・福知山でバスツアーの一行
2024.09.19

足利将軍家の祈願寺、天寧寺で十六羅漢など重文拝観 京都・福知山でバスツアーの一行

 北近畿の各地を訪れ交流しているバスツアーの一行が、京都府福知山市大呂の天寧寺をこのほど訪れ、石角周禅住職(43)から寺の成り立ちの話を聴いたり、国の重要文化財(重文)を見たりした。 バスツアーは、NPO法人北近畿みらい(四方八洲男理事長)主催の北近畿みらい塾の参加者。「奥京都国

尊富士、化粧まわしを再び“イメチェン” 黒→赤→次に選んだ意外な色は……「いったいいくつ持ってるんだ」疑問の声も
2024.09.19

尊富士、化粧まわしを再び“イメチェン” 黒→赤→次に選んだ意外な色は……「いったいいくつ持ってるんだ」疑問の声も

<大相撲九月場所>◇十一日目◇18日◇東京・両国国技館 大胆な化粧まわしが話題を呼んできた十両十一枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)が、十一日目の土俵入りでまた“新たな化粧まわし”を披露。デザインをガラリと変えた姿に、ファンも注目した。 初日から9連勝を遂げた圧倒的な強さもさ

アメリカ軍兵士は7000人死亡…戦没者をめぐる「戦勝国と敗戦国の大きな差」
2024.09.19

アメリカ軍兵士は7000人死亡…戦没者をめぐる「戦勝国と敗戦国の大きな差」

なぜ日本兵1万人が消えたままなのか、硫黄島で何が起きていたのか。民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸し、日米の機密文書も徹底調査したノンフィクション『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』が発売たちまち12刷と話題だ。普段ノンフィクションを読まない人にも届き、「イッ

ドイツ、フィンランドの「さくらの女王」ら、横浜外国人墓地で献花
2024.09.19

ドイツ、フィンランドの「さくらの女王」ら、横浜外国人墓地で献花

 ドイツ・ハンブルクとフィンランドの「さくらの女王」らが17日、横浜外国人墓地(横浜市中区)を訪れた。日米友好の証に、日本の桜が米ワシントンに植樹されるよう尽力した米国人ジャーナリスト、エリザ・シドモア(1856~1928年)が眠る墓に献花した。 一行は国内外で桜の保護育成や各種

ラストランからわずか1か月でこの世を去ったヴェルデグリーン 弱点克服でたどりついたオールカマーV
2024.09.19

ラストランからわずか1か月でこの世を去ったヴェルデグリーン 弱点克服でたどりついたオールカマーV

 今週末、中山競馬場ではGⅡオールカマーが行われる。このレースを2013年に制したのがヴェルデグリーン(牡・相沢)だ。 同馬がデビューしたのは10年。2000メートルの新馬戦をいきなり快勝し、素質の片鱗を見せた。しかし、爪に弱点があり、その後はしばらく苦戦が続いた。その爪がしっか

「存在感がスゴイ…」実写化作品で人気俳優が見せた「最強の敵」役での“怪演”
2024.09.19

「存在感がスゴイ…」実写化作品で人気俳優が見せた「最強の敵」役での“怪演”

 漫画の実写化作品といえば、やはり“原作キャラクターをいかに再現するか”という点にファンは注目してしまうものだろう。だが、主人公らと激闘を繰り広げる敵役も原作を再現するうえで欠かすことができない存在だ。 今回は、実写化での再現度はもちろん、“ハマリ役”ともいえる名演技を見せつけた

「お求めやすいお値段になっております!」は<敬語もどき>で誤用?どこが違うかと言うと実は…
2024.09.19

「お求めやすいお値段になっております!」は<敬語もどき>で誤用?どこが違うかと言うと実は…

「頑張らせていただきます」「お名前様、いただけますか」「書類のほうをお送りします」…丁寧に言おうとして、おかしな日本語を使っていませんか?そんな中「盛りすぎないほうが誠実で潔い!」と断言するのが京都暮らしのコピーライター前田めぐるさんです。今回は、著書「その敬語、盛りすぎです!」より一部を抜粋

上方・江戸 二つの落語の聴き比べ 11月30日に館山 高校生以下は木戸銭無料(千葉県)
2024.09.19

上方・江戸 二つの落語の聴き比べ 11月30日に館山 高校生以下は木戸銭無料(千葉県)

江戸落語と上方落語のプロ2人による二つの落語を聴き比べる「南房総プレミアム寄席2024 上方落語と江戸落語」が、11月に館山市の県南総文化ホールで開かれる。上方と江戸の落語は、それぞれ発展した背景が異なる。そうした点を多くの人に楽しんでもらうのが大きな目的。子どもたちに日本の伝統文化に親しんで

なぜ米兵の犯罪は、いつもモメるのか…日本が「法治国家崩壊状態」になったウラ側にある「ヤバすぎる密約」
2024.09.19

なぜ米兵の犯罪は、いつもモメるのか…日本が「法治国家崩壊状態」になったウラ側にある「ヤバすぎる密約」

日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源と

【名馬列伝】「グレード制導入」の変革時代に現れた”最強マイラー”ニホンピロウイナー。短距離路線の先駆者が新時代の扉を開いた
2024.09.19

【名馬列伝】「グレード制導入」の変革時代に現れた”最強マイラー”ニホンピロウイナー。短距離路線の先駆者が新時代の扉を開いた

 1980年代半ばのこと。シンボリルドルフが「皇帝」の呼び名で中央競馬を席巻していた時代、「マイル以下なら、こちらのほうが強い」と称された馬がいた。安田記念(GⅠ)に勝ち、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)を連覇する輝かしい実績を積み上げたニホンピロウイナーがその馬である。 父はタ

フランス人「日本の文化に興味」 到着早々、日本らしさを感じるために行った場所とは
2024.09.19

フランス人「日本の文化に興味」 到着早々、日本らしさを感じるために行った場所とは

 アニメや漫画、着物や刀など、日本特有の文化に憧れている外国人観光客は少なくありません。もともと興味が尽きなかったという日本文化に直接触れるため、フランス人カップルは初めて日本にやってきました。ふたりは到着早々、日本らしさが感じられる場所を訪れたといいます。いったい、どんな場所だったのでしょう

【後篇】エミー賞18部門獲得の『SHOGUN 将軍』真田広之が語る「今から考えても無謀な人生最大のチャレンジでした」
2024.09.19

【後篇】エミー賞18部門獲得の『SHOGUN 将軍』真田広之が語る「今から考えても無謀な人生最大のチャレンジでした」

海外の映像作品において、日本の文化が間違った形で紹介されている。そんな現状を打破したいという思いが、ずっと真田の胸の内にはあったという。日本で大スターとしての揺るぎない地位を築いていた彼が、海外で勝負をかけることにしたきっかけとは?◆プロデューサーのタイトルを得たことで<