# 正規雇用

NHKドラマ「燕は戻ってこない」主人公・リキの奮闘から紐解く「現代女性の貧困問題」
2024.07.16

NHKドラマ「燕は戻ってこない」主人公・リキの奮闘から紐解く「現代女性の貧困問題」

2024年7月2日に最終回が放送されたNHKドラマ10「燕は戻ってこない」の主人公・リキ(石橋静河)は29歳の派遣社員。病院の受付事務として働く彼女の手取りは月額14万円前後。コンビニのイートインがささやかな贅沢という日々を送っている様子が放映されていました。現代の

学校の「講師」不足が深刻 産休などカバーに必要な人材 教壇を離れた「ペーパーティーチャー」掘り起しで解決できるか
2024.07.15

学校の「講師」不足が深刻 産休などカバーに必要な人材 教壇を離れた「ペーパーティーチャー」掘り起しで解決できるか

全国的に深刻化している「教員不足」。育休などを取った教員の穴埋めができず、大阪では160人あまりが不足している。解決策はあるのか?人材掘り起こしの現場を取材した。大阪府河内長野市の天野小学校。 小学4年生たちに算数を教えている、山本美由紀先生(40)は、育休を取った教員の代わりと

“こんなにも住む世界が違う”コロナ禍で露呈した正規と非正規の格差 転職は応募ルートと書類に工夫を
2024.07.14

“こんなにも住む世界が違う”コロナ禍で露呈した正規と非正規の格差 転職は応募ルートと書類に工夫を

 非正規雇用の労働条件は正社員に比べると様々な格差があり、コロナ禍では身の安全まで脅かされる事態に。正社員としてキャリアを積み、収入を増やす手立てはあるのだろうか。AERA 2024年7月15日号より。*  *  *「職場における、雇用形態による分断はあると思います

“キャリアどころか働くだけで精一杯” 女性の非正規雇用が5割超え 賃金の低さ訴える声
2024.07.13

“キャリアどころか働くだけで精一杯” 女性の非正規雇用が5割超え 賃金の低さ訴える声

 少子化による人手不足というニュースを目にする一方、非正規で働く女性は5割を超えている。スキルも意欲もある女性がキャリアを積めず収入も上がらないのはなぜか。AERA 2024年7月15日号より。*  *  *「就職氷河期」とはバブル崩壊後、雇用環境が厳しかった199

最低賃金「1500円」で本当に「足りる」のか…日本の人手不足を急速に悪化させる「深刻な問題」
2024.07.13

最低賃金「1500円」で本当に「足りる」のか…日本の人手不足を急速に悪化させる「深刻な問題」

日本の最低賃金を決める季節がやってきた。厚生労働省の中央最低賃金審議会の議論が始まり、7月末には都道府県別の最低賃金改定の「目安」が答申される。これを受けて都道府県の最低賃金審議会が8月に改定額を取りまとめ、10月から順次適用される。2023年の最低賃金は全国加重平均で時給100

氷河期世代の暗黒「正規で働きたいのに…」→「年金をもらうのすら厳しい」老後破産の現実味
2024.07.12

氷河期世代の暗黒「正規で働きたいのに…」→「年金をもらうのすら厳しい」老後破産の現実味

長らく不況に苦しめられてきた日本社会。コロナ禍を経て物価高に苦しむ現在、厳しい生活を強いられ続けている人々がいます。厚生労働省HP『就職氷河期世代活躍支援プラン』によると、「就職氷河期世代」とは、1990年代から2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代のことを指し

ありもしない「氷河期世代」の低年金対策は必要か…大卒男性の非正規率「超氷河期」が最も低いという衝撃データ
2024.07.09

ありもしない「氷河期世代」の低年金対策は必要か…大卒男性の非正規率「超氷河期」が最も低いという衝撃データ

厚生労働省は5年に1度行われる公的年金の財政検証の結果を公表した。年末に向け制度改革の検討が始まる。雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんは「検討課題の1つに就職氷河期世代を念頭にした低年金問題がある。前回の記事では非正規対策を公約にした蓮舫氏の的外れを指摘したが、都知事選の結果はその通りとなった

就職氷河期世代「年金額月5万円未満」の衝撃…議論進まぬ無年金、低年金問題に悲痛な叫び
2024.07.06

就職氷河期世代「年金額月5万円未満」の衝撃…議論進まぬ無年金、低年金問題に悲痛な叫び

《結局、生まれてきた時代が悪かったのか》《今どきの「ガチャ」でいえば、「最悪の外れガチャ」だったと》ーー。SNS上では切実な叫び声が目立つ。5年に1度行われる年金財政検証で、いわゆる就職「氷河期世代」の低年金対策などが課題に挙がったことだ。 政府の推計だと、氷河期世代にあたる19

労働党政権、英国経済への影響は 労働市場改革「ゼロ時間契約」見直しかかげる
2024.07.05

労働党政権、英国経済への影響は 労働市場改革「ゼロ時間契約」見直しかかげる

 4日投開票の英国の総選挙で、労働党が14年ぶりに政権の座につく公算が大きくなった。英国の昨年の実質経済成長率は主要7カ国(G7)でドイツに次いで低く、物価高への不満は高い。労働党は所得向上に向け、非正規雇用を含む労働条件の改善などを掲げており、労働市場改革の行方が注目されている。

あと5年で定年を迎えます「再雇用は給与2割減」と言われたのですが、そういうものでしょうか…?
2024.06.29

あと5年で定年を迎えます「再雇用は給与2割減」と言われたのですが、そういうものでしょうか…?

高齢者の雇用を確保する観点から「高年齢者雇用安定法」によって、事業主には労働者を定年後も再雇用などによって雇用を継続することが推奨されています。しかしながら、給与収入を維持することまでは求められていません。今回は、高年齢者雇用安定法と「同一労働同一賃金の原則」について解説します。

平均年収「正規」と「非正規」で300万円以上もの差が…男女差もチェック
2024.06.28

平均年収「正規」と「非正規」で300万円以上もの差が…男女差もチェック

物価高への対策として賃上げの動きが活性化しています。お勤め先で賃上げが実施された方も多いかもしれません。収入について考える機会が増える中で、自分の年収が平均と比べて多いのか少ないのか気になったことはありませんか。2024年4月18日に帝国データバンクが発表した賃上げに関する調査結

なぜ「年収130万円の壁」がいまだに存在するのか…日本人を貧しくさせる「年収の壁」という大問題
2024.06.22

なぜ「年収130万円の壁」がいまだに存在するのか…日本人を貧しくさせる「年収の壁」という大問題

どうすれば日本の経済はよくなるのか。伊藤忠総研・副主任研究員の中浜萌さんは「所得を増やし、消費を回復させることが重要だ。『年収130万円の壁』を取り除くことで、パートやアルバイトの人たちの労働時間や所得が増え、日本経済の追い風になる」という――。■「年収の壁」が所得減・人手不足を

こどもの貧困解消へ ひとり親への支援求める
2024.06.19

こどもの貧困解消へ ひとり親への支援求める

こどもの貧困対策に関する法律の改正案が、19日の参議院本会議で可決され成立しました。19日に参議院本会議で成立したのは、こどもの貧困対策に関する法律の改正案です。法律名が「子どもの貧困対策の推進に関する法律」から「こどもの貧困の解消に向けた対策の推進に関する法律」に

定年後も働くなら「正社員」のほうが良いですか? 近所で「アルバイト」も考えていますが、非正規雇用に不安があります…
2024.06.15

定年後も働くなら「正社員」のほうが良いですか? 近所で「アルバイト」も考えていますが、非正規雇用に不安があります…

60歳で定年を迎えても、65歳まで再雇用制度などを利用して働く人は増えています。令和5年版高齢社会白書によると、60歳から64歳の就業率は73.0%、65歳から69歳の就業率も50.8%となっています。本記事では65歳以上の労働者の正社員・非正規雇用者の割合や定年後に年金をもらい

年収500万の公務員が「貧困取材」を受ける事情 発達障害者の生きづらさは「日本特有の人間関係」にある?
2024.06.13

年収500万の公務員が「貧困取材」を受ける事情 発達障害者の生きづらさは「日本特有の人間関係」にある?

現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。今回紹介するのは「人事評価は常に最低

図書館職員、7割以上が非正規「生活できないほど低賃金」 待遇改善求め、関係団体が集会
2024.06.06

図書館職員、7割以上が非正規「生活できないほど低賃金」 待遇改善求め、関係団体が集会

全国の図書館で非正規雇用の職員が増えていることを受け、日本図書館協会(日図協)など図書館関係7団体や識者らが6月5日、待遇改善をうったえる集会を東京・永田町の衆議院第2議員会館で開催した。集会には、超党派の学校図書館議員連盟の国会議員らも参加した。日本図書館協会の統計によると、公

【PTA会長経験者が吠える!】日本の子どもたちは幸せなのか?ここがおかしい!日本の教育
2024.06.06

【PTA会長経験者が吠える!】日本の子どもたちは幸せなのか?ここがおかしい!日本の教育

非正規雇用、ロスジェネ、女性問題などを取材するジャーナリスト・小林美希氏。国際経験が豊富なジャーナリストで現在は外国人労働者問題を取材する出井康博氏。そして、不器用に生きる人々に密着して人生の機微を描いてきたノンフィクション作家の山田清機氏。本誌2024年6月号「平成全史 令和の日本再生へ 今

【就職氷河期世代】40歳代・50歳代「おひとりさま世帯」の平均貯蓄額はいくら?
2024.06.04

【就職氷河期世代】40歳代・50歳代「おひとりさま世帯」の平均貯蓄額はいくら?

内閣官房 就職氷河期世代支援推進室より公表されている「就職氷河期世代の就業等の動向」より、就職氷河期世代(40歳代~50歳代)の中心層において、2019年~2022年の3年間で正規雇用労働者が8万人増加したことが分かりました。就職氷河期世代とは、不景気によって雇用環境が悪化してい

「東大生の就職先」にコンサルが選ばれる“身も蓋もない”理由、今と昔で違ってきた「賢い」ということの基準
2024.05.30

「東大生の就職先」にコンサルが選ばれる“身も蓋もない”理由、今と昔で違ってきた「賢い」ということの基準

今の日本で「頭がいい人」と思われているのはどんな人々でしょうか。高偏差値の大学を優秀な成績で卒業した政治家や官僚、あるいは経営者などが頭に浮かぶかもしれません。ですが、生物学者の池田清彦氏は、そうした人々が政治や経済を主導してきた結果が、現在の日本の凋落につながっていると指摘します。<

「発達障害同士の会話に驚愕」 高校卒業後、5回以上転職を繰り返す30歳男性の言い分
2024.05.30

「発達障害同士の会話に驚愕」 高校卒業後、5回以上転職を繰り返す30歳男性の言い分

現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。今回紹介するのは「障害者雇用で働いて