# 日本の文化

熊野那智大社で紫陽花祭、和歌山 梅雨時の無病息災を祈願
2024.06.14

熊野那智大社で紫陽花祭、和歌山 梅雨時の無病息災を祈願

 和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で14日、アジサイの花を神前に供えて、梅雨時の無病息災を祈願する「紫陽花祭」が開かれた。 自然の恵みに感謝する毎年恒例の神事で、アジサイの花を冠に飾り、小枝を手にした巫女が、神前で優雅な神楽を奉納。今年も境内の「紫陽花園」ではガクアジサ

伝統工芸の世界に新風をもたらす「りんご」の鉄瓶 南部鉄器職人の田山さん AIも活用し若手育成
2024.06.14

伝統工芸の世界に新風をもたらす「りんご」の鉄瓶 南部鉄器職人の田山さん AIも活用し若手育成

 大谷翔平選手のInstagram投稿で話題になった南部鉄器は、400年以上の長い歴史を持つ岩手県の伝統工芸だ。その南部鉄器の世界では近年、若手職人によるイノベーションが起きている。 盛岡市の南部鉄器職人、田山貴紘さんもその一人。AIを活用して新たな職人育成の仕組みを構築し、持続

新千円札の「神奈川沖浪裏」登場 岡山、北斎と広重展三十六景そろう
2024.06.14

新千円札の「神奈川沖浪裏」登場 岡山、北斎と広重展三十六景そろう

 江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」シリーズの一つ「神奈川沖浪裏」が14日、岡山県立美術館(岡山市北区天神町)で開催中の特別展「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」に登場した。新千円札の図柄に採用されることで注目される傑作。同シリーズの全46図が勢ぞろいし、待ちかねたファンらが

在日6年目の外国人「最初はかなり戸惑いました」 日本で驚いた細かすぎるルールとは
2024.06.13

在日6年目の外国人「最初はかなり戸惑いました」 日本で驚いた細かすぎるルールとは

 訪日外国人のなかには、母国との習慣の違いに驚く人が少なくありません。日本は独自の歴史や文化もあり、その違いが外国人の目には新鮮に映るようです。ネパールから6年前に日本にやってきた男性は、来日当初、日本のある細かなルールにびっくりしたといいます。いったい、どんなルールに驚いたのでしょうか。

【評伝】桂ざこばさん、家庭内暴力に自死した父を反面教師に 娘に愛情注ぎ、妻と喧嘩しても人情噺を体現したような76年
2024.06.13

【評伝】桂ざこばさん、家庭内暴力に自死した父を反面教師に 娘に愛情注ぎ、妻と喧嘩しても人情噺を体現したような76年

 上方の人気落語家・桂ざこば(本名・関口弘=せきぐち・ひろむ)さんが12日午前3時14分、喘息(ぜんそく)のため、自宅で死去した。76歳。所属する米朝事務所が同日、発表した。歯に衣(きぬ)着せぬ本音トークでタレントとしても活躍した。2017年には脳こうそくで倒れ、21年暮れからは持病の喘息と慢

やくも381系3車種 14、15日にラストラン JR西「マナー守り雄姿見届けて」
2024.06.12

やくも381系3車種 14、15日にラストラン JR西「マナー守り雄姿見届けて」

 JR伯備線の特急やくもで使われている車両「381系」が15日までに、定期運行のラストランを迎える。リバイバル車両として登場した「国鉄色」と「緑やくも色」は14日、赤いラインの「ゆったりやくも色」は15日が最終日。JR西日本は、最後の雄姿をカメラで狙う鉄道ファンにルールとマナーを守るよう呼びか

清水美砂、「素晴らしい日本をこれからも表現していきたい」 主演作品が『観光映像大賞 観光庁長官賞』受賞
2024.06.12

清水美砂、「素晴らしい日本をこれからも表現していきたい」 主演作品が『観光映像大賞 観光庁長官賞』受賞

 女優の清水美砂(53)が12日、東京都内で開催中の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024」(映画祭代表・別所哲也、17日まで)内のブランデッドムービーの祭典「BRANDED SHORTS2024」授賞式に出席した。千葉県成田市を舞台に清水が主演した作品「空の港

くまモンコラボで熊本復興 「燃える闘魂」故猪木さんと
2024.06.12

くまモンコラボで熊本復興 「燃える闘魂」故猪木さんと

 元プロレスラーの故アントニオ猪木さんと熊本県のPRキャラクター「くまモン」のコラボ企画が12日、始まった。猪木さんにちなみ、「闘魂ガウン」姿のくまモンのTシャツが発売され、収益の一部は熊本地震などの災害復興に充てられる。猪木さんの功績を振り返る展示も開始。 主催者や関係者による

元嘉風の中村親方「理想がかなった」部屋独立で新たな挑戦の日々「やりがい感じています」
2024.06.12

元嘉風の中村親方「理想がかなった」部屋独立で新たな挑戦の日々「やりがい感じています」

 大相撲の中村部屋が12日、東京都墨田区の新しい部屋で稽古始めを前に神事を執り行った。 中村親方(元関脇・嘉風)が1日付で二所ノ関部屋から独立。幕内・友風(29)や新十両・嘉陽(24)ら8人の力士らを引き連れ、茨城県阿見町から3日に引っ越してきた。新天地は旧陸奥部屋の建物。大安の

「あらゆる努力をする」“佐渡島の金山”今年の世界遺産登録へ 情報照会から逆転登録目指す考え
2024.06.12

「あらゆる努力をする」“佐渡島の金山”今年の世界遺産登録へ 情報照会から逆転登録目指す考え

「佐渡島の金山」を巡りユネスコの諮問機関イコモスが追加情報を求める「情報照会」を勧告したことについて、花角知事は7月の世界遺産委員会で登録されるよう「あらゆる努力をする」と話しました。佐渡島の金山を巡っては6月6日ユネスコの諮問機関イコモスが4段階の評価うち上から2番目にあたる「

日本人の睡眠時間は世界一短い…もっと寝たいけれど寝られない日本人を救う「20分間の昼寝」のやり方
2024.06.12

日本人の睡眠時間は世界一短い…もっと寝たいけれど寝られない日本人を救う「20分間の昼寝」のやり方

日中、眠気を感じたときはどうすればいいか。睡眠専門医の遠藤拓郎さんは「15時までに20分程度の短い仮眠をとるといい。夜の質の良い睡眠を邪魔することなく、日中の作業効率を上げることができる」という――。 ※本稿は、遠藤拓郎『最強の昼寝法「スーパーパワーナップ」 日本人の睡眠処方箋』

立川の米軍基地付近にフライフィッシング場を作ったら、トラブルや犯罪が目に見えて減ったワケ
2024.06.12

立川の米軍基地付近にフライフィッシング場を作ったら、トラブルや犯罪が目に見えて減ったワケ

 トマス・ブレークモアは、1915年にオクラホマで生まれ、戦前の東京帝大に留学、戦後はGHQのスタッフとして日本再建に汗をかき、1950年に法律事務所を開設した。1994年に彼が亡くなってもなお、その名を冠した事務所(東京・霞が関)では多くの弁護士たちが活動を続けている。だが、そんな知日派のブ

142カ国の外国人タレント所属 稲川素子さんが死去 最後は娘に抱かれて天国へ
2024.06.11

142カ国の外国人タレント所属 稲川素子さんが死去 最後は娘に抱かれて天国へ

 ルビー・モレノら多くの外国人タレントが登録されている芸能事務所・稲川素子事務所の稲川素子代表取締役社長が5月13日に都内の自宅で死去した。90歳だった。同事務所の代表取締役で、娘の佳奈子さんが取材に応じ明らかにした。 佳奈子さんによると、稲川さんは今年2月初めに、体調不良のため

“愛弟子”奥田瑛二が語る、瀬戸内寂聴さんが遺した俳句ににじむ「乙女心と孤独」
2024.06.11

“愛弟子”奥田瑛二が語る、瀬戸内寂聴さんが遺した俳句ににじむ「乙女心と孤独」

〈小説とちがい、私にとっては俳句は無責任な愉しみだけを与えてくれるので今では無二の友になりました〉 2021年に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴氏は、知人への手紙にこう綴った。谷崎潤一郎賞、野間文芸賞など数々の栄誉に輝いた小説家にとって、俳句作りはささやかで特別な時間であった。寂聴氏

【六田知弘の古仏巡礼】ほほ笑みを浮かべ踊るような女性の袖口に小さな頭がのぞく。釈迦が母の右脇から合掌しながら生まれた奇跡の瞬間(東京国立博物館)
2024.06.11

【六田知弘の古仏巡礼】ほほ笑みを浮かべ踊るような女性の袖口に小さな頭がのぞく。釈迦が母の右脇から合掌しながら生まれた奇跡の瞬間(東京国立博物館)

六田 知弘 / 村松 哲文母の脇から合掌しつつこの世に登場する釈迦(しゃか)、それを祝福する天人たち。まるで群像劇を目の当たりにしているかのようだ。釈迦が母親の右脇から誕生する決定的瞬間だ。踊っているかのような姿の母・摩耶夫人(まやぶにん=マーヤ夫人)

桂文枝 80歳になっても創作意欲旺盛「320作まできたので、500作を目指したい」
2024.06.11

桂文枝 80歳になっても創作意欲旺盛「320作まできたので、500作を目指したい」

 落語家の桂文枝(80)が11日、東京・鈴本演芸場で行われた「2024年6月中鈴本演芸場昼席 落語協会百年興行(桂文枝主任)会見」に同じく落語家の林家正蔵とともに出席した。 落語協会は本年、誕生から100周年を迎える。桂は同会場の6月中昼席に駆けつけ、18年振り2度目となる10日

猫好き浮世絵師、歌川国芳の団扇絵220点【国芳の団扇絵-猫と歌舞伎とチャキチャキ娘】
2024.06.11

猫好き浮世絵師、歌川国芳の団扇絵220点【国芳の団扇絵-猫と歌舞伎とチャキチャキ娘】

今もっとも人気のある浮世絵師のひとりと言っても過言ではない歌川国芳。猫好きで知られる国芳ですが、奇想の絵師として多彩なジャンルで奔放な発想を発揮しました。太田記念美術館の「国芳の団扇絵-猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」展は、夏にむけて団扇絵(うちわえ)を取りあげ、団扇絵における国芳の

イヌじゃなくてネコ!? 京都にある神社の珍しい“狛猫”に「かわいい」「ナデナデしたい」の声
2024.06.10

イヌじゃなくてネコ!? 京都にある神社の珍しい“狛猫”に「かわいい」「ナデナデしたい」の声

 狛犬かと思いきや“狛猫”……!? 京都の神社を守る狛猫の写真が、X(旧Twitter)で「ナデナデしたい」「かわいい」などと反響を呼んでいます。 注目を集めているのは、神社仏閣、伝承や伝統などに詳しいXユーザー・幣束さんの投稿。京都府京丹後市峰山にある木島神社(蚕ノ社)に鎮座し

日本の茶発祥の地で裏千家の献茶祭 次期家元、濃茶と薄茶を神前に奉納
2024.06.10

日本の茶発祥の地で裏千家の献茶祭 次期家元、濃茶と薄茶を神前に奉納

 日本の茶発祥の地と伝わる滋賀県大津市坂本5丁目の日吉大社で31日、裏千家の献茶祭が執り行われた。次期家元が厳かにお茶を神前に奉納した。 同大社には、天台宗の開祖・最澄が茶の種を唐から持ち帰って植えたとされる日本最古の茶園がある。各流派が茶園で採れた茶を奉納する献茶祭が年3回開か

日本でもっとも有名な哲学者はどんな答えに辿りついたのか…私たちの価値観を揺るがす「圧巻の視点」
2024.06.10

日本でもっとも有名な哲学者はどんな答えに辿りついたのか…私たちの価値観を揺るがす「圧巻の視点」

----------明治維新以降、日本の哲学者たちは悩み続けてきた。「言葉」や「身体」、「自然」、「社会・国家」とは何かを考え続けてきた。そんな先人たちの知的格闘の延長線上に、今日の私たちは立っている。『日本哲学入門』では、日本人が何を考えてきたのか、その本質を紹介している。