# 国際政治

NATO事務総長、ウクライナの越境攻撃を擁護「自衛権の範囲内」
2024.08.31

NATO事務総長、ウクライナの越境攻撃を擁護「自衛権の範囲内」

【AFP=時事】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は31日付の独紙ウェルトのインタビューで、ウクライナによるロシア西部クルスク(Kursk)州への越境攻撃は「自衛権の範囲内」との見解を示した。 ウクライナは8月6日

米国防長官がウメロフ国防相と会談 ウクライナ支援継続を再確認
2024.08.31

米国防長官がウメロフ国防相と会談 ウクライナ支援継続を再確認

 アメリカのオースティン国防長官がウクライナのウメロフ国防相と会談し、ロシアの攻勢が強まる中、ウクライナへの支援継続を再確認しました。「ウクライナの自由と安全と主権のために、アメリカの支援が揺らぐことはない。クレムリンの侵略と戦うために必要な能力を提供し続ける」(オースティン国防

ゼレンスキー大統領が空軍司令官を解任 F16戦闘機の墜落が影響か
2024.08.31

ゼレンスキー大統領が空軍司令官を解任 F16戦闘機の墜落が影響か

ウクライナのゼレンスキー大統領が空軍の司令官を解任しました。NATO加盟国から供与されたアメリカ製のF16戦闘機が墜落したことを受けたものとみられています。 ゼレンスキー大統領は30日、オレシチュク空軍司令官を解任したとビデオ演説で発表しました。 解任の理由は明らか

ブラジル最高裁がXに「サービス停止」を命令 イーロン・マスク氏は「自由の破壊だ」と強く反発
2024.08.31

ブラジル最高裁がXに「サービス停止」を命令 イーロン・マスク氏は「自由の破壊だ」と強く反発

南米ブラジルの最高裁判所が、イーロン・マスク氏が会長を務める「X」のサービス停止を命じました。ブラジルの最高裁はこれまで、偽情報を流す国内のXアカウントの停止を求めてきましたが、マスク氏はこれに反発し、ブラジルの事業所を閉鎖するなど対立が続いてきました。こうした中で

ゼレンスキー氏、空軍司令官を解任 F16墜落で更迭か 露軍ミサイルで7人死亡
2024.08.31

ゼレンスキー氏、空軍司令官を解任 F16墜落で更迭か 露軍ミサイルで7人死亡

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は30日、空軍のオレシチュク司令官を解任したと発表した。ゼレンスキー氏は詳細な理由に言及しなかったが、29日にウクライナ軍参謀本部が公表した米国製戦闘機F16の墜落と操縦士死亡を受けた事実上の更迭だとみられる。ゼレンスキー氏は声明

「今のは放送で使わないでくれ」台湾のある大企業がテレビ局に懇願した背景事情
2024.08.31

「今のは放送で使わないでくれ」台湾のある大企業がテレビ局に懇願した背景事情

 世界最大の半導体受託製造企業「TSMC」を擁する台湾では、中国の大手通信機器メーカー「ファーウェイ」への半導体供給が、軍事侵攻に対する盾の役割を果たしてきた。また、TSMCは「アップル」への半導体供給元でもあるため、有事の際はアメリカが守ってくれるはずだ。ところが、三者の力関係が変わりつつあ

ガザ停戦交渉こう着 イランは報復自制続く ハマス最高指導者暗殺1カ月
2024.08.31

ガザ停戦交渉こう着 イランは報復自制続く ハマス最高指導者暗殺1カ月

 【カイロ、イスタンブール時事】イランの首都テヘランでイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が暗殺されてから31日で1カ月。 パレスチナ自治区ガザの停戦交渉ではハマスもイスラエルも主張を曲げずにこう着が続いている。イスラエルへの報復を宣言したイランは反撃を自制し、対応やその後の影

米国防長官 ウクライナ支援の継続を再確認「アメリカの支援が揺らぐことはない」
2024.08.31

米国防長官 ウクライナ支援の継続を再確認「アメリカの支援が揺らぐことはない」

アメリカのオースティン国防長官がウクライナのウメロフ国防相と会談し、ロシアの攻勢が強まるなか、ウクライナへの支援継続を再確認しました。オースティン「ウクライナの自由と安全と主権のために、アメリカの支援が揺らぐことはない。クレムリンの侵略と戦うために必要な能力を提供し

「北東アジアの脅威」トップ10、朝鮮半島情勢に懸念 NPO発表
2024.08.30

「北東アジアの脅威」トップ10、朝鮮半島情勢に懸念 NPO発表

 非営利団体「言論NPO」(工藤泰志代表)は30日、日米中韓の4カ国の専門家へのアンケート調査に基づく「北東アジアの平和を脅かす10のリスク」を公表した。朝鮮半島情勢や米中対立に加え、11月の米大統領選の影響を懸念する声もあった。 調査は毎年実施。今回は4カ国の外交や安全保障の専

ガザ「ワクチン休戦」に歓迎の声も イスラエル、恒久的な和平には消極姿勢
2024.08.30

ガザ「ワクチン休戦」に歓迎の声も イスラエル、恒久的な和平には消極姿勢

【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスがポリオ(小児まひ)ワクチンの接種を促進するために戦闘の一時休止で合意したことについて、国際社会では歓迎する声が聞かれた。一方、ハマス壊滅を掲げるイスラエルのネタニヤフ首相は今回の「ワクチン休戦」を機に、国際社会で恒久的な和平を求める声

ロシア「米国がカラー革命計画」 ジョージア総選挙支援で情報工作か
2024.08.30

ロシア「米国がカラー革命計画」 ジョージア総選挙支援で情報工作か

 米国が「カラー革命」を仕掛けようとしている――。ロシアの情報機関、対外情報庁(SVR)は26日、10月に実施されるジョージアの総選挙でロシア寄りの姿勢を強める与党の勝利を防ぐために米国がそんな計画を準備していると主張した。ロシア国営タス通信が伝えた。 カラー革命は2000年代に

警察協力で温度差 島しょ国首脳会議が閉幕
2024.08.30

警察協力で温度差 島しょ国首脳会議が閉幕

 【シドニー時事】トンガで開催された地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」首脳会議は30日、オーストラリアが主導する域内警察協力構想を承認するコミュニケを採択し、5日間の日程を終えた。 パプアニューギニアが警官訓練施設の誘致を表明した一方、中国から警察支援を受けるソロモン諸島

サリバン米大統領補佐官と習主席が会談、大統領選控え両国関係の安定化を確認
2024.08.30

サリバン米大統領補佐官と習主席が会談、大統領選控え両国関係の安定化を確認

香港(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は29日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と北京で会談した。両国は相互の緊張が高まる中で、意思疎通の安定化を強力に進めている。3日間の日程で訪中したサリバン氏は、王毅(ワンイー)外相や中国軍の制服組トップの張又侠・

ハマスを「自滅」させるには─テロ組織の専門家が語る、組織解体の6つの「歴史的類型」
2024.08.30

ハマスを「自滅」させるには─テロ組織の専門家が語る、組織解体の6つの「歴史的類型」

米カーネギーメロン大学研究所、戦略・技術局長を務めるオードリー・カース・クローニンは、戦略的な観点からテロとの闘いを考察している。過去150年間にわたる457余りのテロ組織、テロ活動を調査し、彼女はテログループ「消滅」のための6つの歴史的類型を規定した。それは、「失敗」、「成功」

台風襲来時を狙って日本の領空を侵犯、中国軍情報収集機の狙いとは
2024.08.30

台風襲来時を狙って日本の領空を侵犯、中国軍情報収集機の狙いとは

■ 1.中国軍情報収集機の接近と領空侵犯 中国軍「Y-9」情報収集機が2024年8月26日、午前11時29分頃から11時31分頃にかけて、長崎県男女群島沖の領海上空を侵犯した。 これに対し、航空自衛隊西部航空方面隊は戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ、通告および警

「中国が6カ月以内に台湾の主要な島を隔離する可能性がある」アメリカのシンクタンクが警告(海外)
2024.08.30

「中国が6カ月以内に台湾の主要な島を隔離する可能性がある」アメリカのシンクタンクが警告(海外)

中国は台湾の最も脆弱な島の一部を6カ月以内に支配する可能性があると戦争アナリストが警告している。短期的な電撃作戦で、島々は隔離状態に追い込まれるかもしれない。アメリカと同盟国による介入は台湾の抵抗力を維持するために重要だと専門家は述べている。台湾周辺海

プーチンの誤算、モンゴル経由の中露「パイプライン計画」に遅れ
2024.08.30

プーチンの誤算、モンゴル経由の中露「パイプライン計画」に遅れ

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が自国領土への軍事侵攻としては1941年以来となるウクライナの越境攻撃に対処している間に、モンゴルはプーチンに別の経済的打撃を与えた。こちらについても、プーチンにとっては寝耳に水だったと思われる。モンゴルは今後4年間の経済計画に、「シベリアの力2」と呼ばれる

「主権や安全は断固として守る」中国・習主席、米大統領補佐官と北京で会談
2024.08.30

「主権や安全は断固として守る」中国・習主席、米大統領補佐官と北京で会談

 アメリカのサリバン大統領補佐官と北京で会談した中国の習近平国家主席は、米中関係の安定した発展を目指しつつ、「主権や安全は断固として守る」と強調しました。 中国外務省によりますと、習主席は米中関係について「安定的、健康的、持続的に発展させる目標は変わらない」としながらも、「自らの

ロシア大統領、モンゴル訪問へ 逮捕状発付のICC加盟国
2024.08.30

ロシア大統領、モンゴル訪問へ 逮捕状発付のICC加盟国

 【モスクワ共同】ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が9月3日にモンゴルを訪問し、フレルスフ大統領と会談すると発表した。モンゴルはプーチン氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)の加盟国。入国しても逮捕しないことで事前合意したとみられるが、モンゴルが拘束の義務を果たさなければ国際的な批判

ロシア大統領、ICC加盟国モンゴル訪問へ
2024.08.30

ロシア大統領、ICC加盟国モンゴル訪問へ

 【モスクワ共同】ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が9月3日にモンゴルを訪問し、フレルスフ大統領と会談すると発表した。モンゴルはプーチン氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)の加盟国。入国しても逮捕しないことで事前合意したとみられるが、モンゴルが拘束の義務を果たさなければ国際的な批判