# 哲学

なぜ日本は「衰退」したのか…多くの人が取り憑かれた「病理の正体」
28分前

なぜ日本は「衰退」したのか…多くの人が取り憑かれた「病理の正体」

わたしたちはいつまで金銭や時間など限りある「価値」を奪い合うのか。ベストセラー『世界は経営でできている』では、気鋭の経営学者が人生にころがる「経営の失敗」をユーモラスに語ります。※本記事は岩尾俊兵『世界は経営でできている』から抜粋・編集したものです。日本には「価値は

【89歳の美容家・小林照子さんの人生、そして贈る言葉 】苦しいことに直面したときは「受け身」であれ
18時間前

【89歳の美容家・小林照子さんの人生、そして贈る言葉 】苦しいことに直面したときは「受け身」であれ

89歳にしてメイクアップアーティストであり現役美容家としてふたつの会社を経営。戦前に東京で生まれた小林照子さんは、両親と2歳上の兄、年子の妹という5人家族だったが、3歳のときに両親が離婚。その後の照子さんの考え方に影響を与えたようだ。「私は1935年(昭和10年)、現在の東京都練

『饗宴/SYMPOSION』開幕に先立ち、橋本ロマンス&篠田ミルのコメントが到着
2024.07.02

『饗宴/SYMPOSION』開幕に先立ち、橋本ロマンス&篠田ミルのコメントが到着

演出家・振付家の橋本ロマンスによる新作パフォーマンス公演『饗宴/SYMPOSION』が、2024年7月3日(水) に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎える。このたび橋本と篠田ミル(音楽)によるコメントと舞台写真が到着した。本作は、古代ギリシャの哲学者プラトンによる対話編『饗

大腸がん手術に成功した51歳男性、給湯室の裏で「女性社員のヒソヒソ話」を聞いてヤケになった理由
2024.07.02

大腸がん手術に成功した51歳男性、給湯室の裏で「女性社員のヒソヒソ話」を聞いてヤケになった理由

 大腸がんの手術を終え、職場復帰を果たした51歳男性を待っていたのは、さらなる苦難の日々だった。そんな彼が絶望の淵で「がん哲学外来」と出会ったことで、ついに、がんよりもつらい「孤独」を癒やす光を見つけた。本稿は、樋野興夫『もしも突然、がんを告知されたとしたら。』(東洋経済新報社)の一部を抜粋・

【脳科学の新常識】「性格」は後天的に身につけたもの。いくらでも変えられる
2024.07.02

【脳科学の新常識】「性格」は後天的に身につけたもの。いくらでも変えられる

 子どもの頃に「おとなしい」と言われて嫌な思いをした方は多いのではないでしょうか。言っているほうは悪気はなくても、「おとなしい」という言葉にはどこか否定的な響きがあります。「内向的」という意味合いが込められている場合が多いからです。「外向的」な性格で悩んでいる人には会ったことがありませんが、「

独立から半年 風間俊介 変わらず歩む 7日スタート「完全無罪」出演
2024.07.02

独立から半年 風間俊介 変わらず歩む 7日スタート「完全無罪」出演

 俳優の風間俊介(41)が7日開始のWOWOWドラマ「連続ドラマW 完全無罪」(日曜後10・00)に出演する。 主演は広瀬アリス(29)。再審裁判を巡る本格ヒューマンミステリーで「社会の、日常にあるものをより深く、ひもとくことができる。とても人生において面白いものに出合ったと言っ

苦手なことを克服するより、得意なことを伸ばしたほうがいい。その理由は?
2024.07.01

苦手なことを克服するより、得意なことを伸ばしたほうがいい。その理由は?

 文章を書くことを仕事にしたことで、大企業の社長や起業家、科学者など、いわゆる社会的に成功した方々にたくさん取材する機会を得てきました。その数は、3000人を超えています。誰もが知る有名な会社の社長も少なくなく、「こんな機会はない」と本来のインタビュー項目になかったこともよく聞かせてもらいまし

北欧神話に登場する原初の巨人が漫画『進撃の巨人』に
2024.06.30

北欧神話に登場する原初の巨人が漫画『進撃の巨人』に

【新刊】沖田瑞穂著、イ・ジョンミ訳『世の中の全ての物語は神話から始まった』(フォレストブックス刊) 漫画『進撃の巨人』に出てくる全ての巨人の始祖「ユミル(Ymir)」は、実際に北欧神話に登場する原初の巨人の名だ。10世紀前後にアイスランドで編さんされた神話集『エッダ(Edda)』

なぜ経営者は「哲学」を学ぶべきなのか、イノベーションが生まれない日本企業に欠けている思考法
2024.06.30

なぜ経営者は「哲学」を学ぶべきなのか、イノベーションが生まれない日本企業に欠けている思考法

 なぜ日本では、イノベーション(技術革新)が生まれないのか。どの業界も新しさを求めているにもかかわらず、全盛期のレガシー(遺産)で延命を続ける企業は多い。哲学者の小川仁志氏は著書の『「当たり前」を疑う100の方法 イノベーションが生まれる哲学思考』(幻冬舎新書)において、そんなマンネリを抜け出

歯に衣着せぬ発言で人気 元明石市長の泉房穂さんが「ルソー」を語るワケ
2024.06.30

歯に衣着せぬ発言で人気 元明石市長の泉房穂さんが「ルソー」を語るワケ

昨今、テレビでよく見る、元明石市長の泉房穂さん。主にフランスで活躍し、哲学者であり政治哲学者でもあったジャン=ジャック・ルソーのことを「最も尊敬する政治哲学者」と語り、著書でも誌幅を割いている。なぜ、泉さんはルソーを語るのか。小説家、榎本憲男氏によるコラムをお届けする。* * *

「うわ、器ちっさ!」と思われている人に足りない2つの要素
2024.06.30

「うわ、器ちっさ!」と思われている人に足りない2つの要素

 「人生は山あり谷あり」という言葉があるが、人生の折り返し地点を迎えた時、“谷”を恐れて現状維持に徹するのは、果たして得策と言えるだろうか?リクルートの初代フェローの人生曲線(エネルギーカーブ)を例に、リスクを取ってリターンを得る意義を学ぼう。本稿は、藤原和博『どう生きる?――人生戦略としての

じつは多い、老後の人生「大失敗する人」に共通する「よくある勘違い」
2024.06.30

じつは多い、老後の人生「大失敗する人」に共通する「よくある勘違い」

 なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか、張り紙が増えると事故も増える理由とは、飲み残しを放置する夫は経営が下手……。わたしたちはいつまで金銭や時間など限りある「価値」を奪い合うのか。そもそも「経営」とはなんだろうか。 経済思想家の斎藤幸平氏が「資本主義から仕事の楽しさと価値創

鈴木保奈美 亡くなった友人が背中を押してくれた女優復帰「カッコつけるなんて二の次」
2024.06.29

鈴木保奈美 亡くなった友人が背中を押してくれた女優復帰「カッコつけるなんて二の次」

『東京ラブストーリー』をはじめ、トレンディドラマの女王として大人気だった鈴木保奈美(57)。そんななか、出産・育児のため12年間休業、女優復帰してからは朝ドラでの母親役など、以前より幅広い表情を見せてくれている。7月から念願のコメディの舞台へ立つにあたり、あらためて女優復帰した決意と仕事への思

「頑張っても認められない」と悩む人の残念な視点 仕事人生の成功に「選ばれる技術」が必要なワケ
2024.06.28

「頑張っても認められない」と悩む人の残念な視点 仕事人生の成功に「選ばれる技術」が必要なワケ

「自分より仕事がデキないアイツが、先に出世するのは納得できない!」「大して実力は変わらないのに、なぜあの人にお客様が殺到するんだ!?」あなたが今、こんな思いを抱えているのだとしたら、それは「選ばれる技術」を知らないから。どんなに高い仕事スキルを身につけていても、「人

東大生の「努力しても結果出ない」を防ぐ勉強法 なかなか頑張っても成果に出ないのはなぜ?
2024.06.28

東大生の「努力しても結果出ない」を防ぐ勉強法 なかなか頑張っても成果に出ないのはなぜ?

受験勉強や資格試験、勉強しているのになかなか成果に結びつかないことはありませんか。頑張っているのに結果が出ないのはなぜなのでしょうか。『自分にあった方法が見つかる!  勉強法図鑑』を上梓する、東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが努力が実を結ぶ勉強法をお話しします。■いちばん頭がい

グローバリズムに変質しない「国際主義」は可能か 実践しえない「無窮の実践」というパラドックス
2024.06.28

グローバリズムに変質しない「国際主義」は可能か 実践しえない「無窮の実践」というパラドックス

本来であれば格差問題の解決に取り組むべきリベラルが、なぜ「新自由主義」を利するような「脱成長」論の罠にはまるのか。自由主義の旗手アメリカは、覇権の衰えとともにどこに向かうのか。グローバリズムとナショナリズムのあるべきバランスはどのようなものか。「令和の新教養」シリーズなどを大幅加筆し、2020

喧嘩の弱い、遊びを知らない「優等生」の話など誰も聞きたがらない…新聞・テレビの「正論」が皆つまらない理由
2024.06.28

喧嘩の弱い、遊びを知らない「優等生」の話など誰も聞きたがらない…新聞・テレビの「正論」が皆つまらない理由

なぜ新聞やテレビはつまらないのか。新聞記者で作家の近藤康太郎さんは「新聞やテレビでの語りは、学級委員の正論のようになりやすい。そして、おもしろくない正論は、だれにも伝わらない」という――。 ※本稿は、近藤康太郎『ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論』(CCCメディアハウス)

唐沢寿明「これが好き、だから側に置いておきたい」たくさんのものを手にしてきた今、たどり着いた究極の願いとは
2024.06.28

唐沢寿明「これが好き、だから側に置いておきたい」たくさんのものを手にしてきた今、たどり着いた究極の願いとは

 16歳で芸能界に足を踏み入れた唐沢寿明のプロフィールは、THE CHANGEに満ちている。『仮面ライダー』シリーズなどのスーツアクターを経て、ミュージカル『ボーイズレビュー・ステイゴールド』でデビュー。NHK朝の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』、大河ドラマ『春日局』(NHK)で注目を集め、

ほとんどの人が老後を「大失敗」するのにはハッキリした原因があった…実は誤解されている「お金よりも大事なもの」
2024.06.28

ほとんどの人が老後を「大失敗」するのにはハッキリした原因があった…実は誤解されている「お金よりも大事なもの」

----------元伊藤忠商事会長、そして民間人初の中国大使を務めた丹羽宇一郎さん。仕事に生涯を捧げてきた名経営者も85歳を迎え、人生の佳境に差し掛かった。『老いた今だから』では、歳を重ねた今だからこそ見えてきた日々の楽しみ方が書かれている。※本記事は丹羽宇一郎『

アイリスオーヤマの“憲法第1条”「利益を出せる仕組みこそ重要」はなぜ生まれたか
2024.06.27

アイリスオーヤマの“憲法第1条”「利益を出せる仕組みこそ重要」はなぜ生まれたか

 バブル崩壊(1990年代初め)、リーマンショック(2008年)、コロナショック(2020年)など経済的な危機に見舞われるたびに大きく成長してきたアイリスオーヤマ。その秘訣について、同社の大山健太郎会長は「ピンチをチャンスに変える経営」ではなく、「ピンチが必ずチャンスになる経営」の結果と説く。