# 反戦・反核運動

『はだしのゲン』作者がアメリカで受賞した「アイズナー賞」とは何か? 評価されたポイントは
2024.09.16

『はだしのゲン』作者がアメリカで受賞した「アイズナー賞」とは何か? 評価されたポイントは

 去る2024年8月22日、マンガ『はだしのゲン』で知られる中沢啓治さんが、アメリカの権威あるマンガ賞「アイズナー賞」で「コミックの殿堂」入りをしたと報じられました。自身の経験に基づいて戦争や原爆の悲惨さを描き、反戦マンガの大家と称賛される一方で、代表作の『はだしのゲン』での一部の描写が問題視

「沈黙はガン」行動するロックスター 【沼野恭子✕リアルワールド】
2024.09.14

「沈黙はガン」行動するロックスター 【沼野恭子✕リアルワールド】

 来たる11月、ロシアの伝説的なロックスターBGが仲間たちとコンサートを行うため日本を訪れる。 BG(ロシア語読みではベーゲー)とは、ボリス・グレベンシコフ(1953年生まれ)のイニシャルで、ニックネームのようなもの。彼は72年、レニングラード大学(現サンクト・ペテルブルク大学)

豪で反戦デモ参加者が一部暴徒化、39人逮捕 警官複数負傷
2024.09.11

豪で反戦デモ参加者が一部暴徒化、39人逮捕 警官複数負傷

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア第2の都市メルボルンで11日、パレスチナ支持など主張する反戦デモの参加者の一部が暴徒化して警察と衝突。警察によると39人が逮捕された。デモは、防衛関連展示会の会場の外で開催され約1200人が参加した。警察によ

フォーク歌手の高石ともやさん死去
2024.08.22

フォーク歌手の高石ともやさん死去

 高石ともやさん(たかいし・ともや、本名尻石友也=しりいし・ともや=フォーク歌手)17日、病気のため死去、82歳。 北海道出身。後日お別れの会を開く予定。 66年に「かごの鳥ブルース」でデビューし、68年の「受験生ブルース」がヒットした。関西に拠点を据え、欧米のプロ

訃報:田名網敬一が88歳で死去。大規模回顧展のオープニングから2日後
2024.08.20

訃報:田名網敬一が88歳で死去。大規模回顧展のオープニングから2日後

田名網敬一が8月9日に死去したと所属ギャラリーのNANZUKAが発表した。88歳だった。同ギャラリーによると、田名網は2024年6月後半に骨髄異形成症候群を患っていることが判明し療養を続けていたが、7月末に突如くも膜下出血を発症した。亡くなる2日前の8月7日に国立新美術館で始まった自身の集大成

世界を驚かせた露テレビ局での「放送事故」 反戦掲げた女性は今
2024.08.17

世界を驚かせた露テレビ局での「放送事故」 反戦掲げた女性は今

 「NO WAR(戦争反対)」――。ロシアのウクライナ侵攻が始まって1カ月後の2022年3月、露政府系テレビ局のニュース番組で起きた「放送事故」が世界を驚かせた。 生放送中のスタジオに乱入し、手書きの反戦ポスターを掲げたのは、テレビ局職員だったマリーナ・オフシャンニコワさん(46

「甲乙丙…」戦時中の兵役検査とは 合格は「誉れ」、徴兵逃れも
2024.08.15

「甲乙丙…」戦時中の兵役検査とは 合格は「誉れ」、徴兵逃れも

 15日、終戦から79年を迎えた。政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれ、正午の時報を合図に参列者が日中戦争と太平洋戦争の犠牲者に黙とうをささげる。 戦時中に発行された青年向け雑誌には徴兵検査に関する読者からの投稿が多く見られる。 徴兵検査は

朝ドラ『虎に翼』「第五福竜丸事件」とは何か? “アメリカ政府に賠償を求められない”原水爆被害への怒り
2024.08.14

朝ドラ『虎に翼』「第五福竜丸事件」とは何か? “アメリカ政府に賠償を求められない”原水爆被害への怒り

NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』では第20週「稼ぎ男に繰り女?」が放送中。東京地方裁判所に異動した寅子(演:伊藤沙莉)は、「原爆裁判」に関わることになる。一方、山田轟法律事務所を訪ねてきた雲野六郎(演:塚地武雅)と岩居(演:趙 珉和)は、山田よね(演:土居志央梨)と轟太一(演:戸塚純貴)に“

どう生きるか 命をかたる 僧侶・高橋卓志さんと声楽家・狭間壮さんが対話の会
2024.08.12

どう生きるか 命をかたる 僧侶・高橋卓志さんと声楽家・狭間壮さんが対話の会

それぞれステージ4のがんと闘いながら、祈りや音楽を通して平和や反戦を訴え続けている、浅間温泉神宮寺の元住職・高橋卓志さん(75)=長野県松本市=と声楽家の狭間壮さん(81)=同=の対話の会「今・生きるということ」が11日、同市県1のマンマ・ミーアで開かれた。秋に予定した会を前倒して開催。闘病の

反戦反核団体、広島市の過料命令に「ふざけんな」 原爆の日・式典開催中も抗議活動を継続
2024.08.06

反戦反核団体、広島市の過料命令に「ふざけんな」 原爆の日・式典開催中も抗議活動を継続

「原爆の日」の6日。広島市の平和記念公園では午前8時から記念式典が開かれたが、公園内の規制強化に反発する「反戦・反核団体」が夜明け前から抗議活動を続けた。再三にわたる退去要請に従わないため、市は団体に対し、条例に基づく過料を命じたが、団体側は「ふざけんな」と反発を強めた。団体は毎

反戦・反核「騒音集会」 広島市入園規制の効果はいかに あす8・6「原爆の日」
2024.08.05

反戦・反核「騒音集会」 広島市入園規制の効果はいかに あす8・6「原爆の日」

米軍の原爆投下から79年となる6日、広島市の平和記念公園内で恒例の記念式典が開かれる。近年、会場周辺では拡声器を使って大音量で「反戦・反核」を訴える団体の活動が常態化。市は今年、「静かな慰霊」を実現するため、大規模な集会を公園全体で事実上禁じる規制を打ち出した。一方、団体側は例年通りの活動を行

【BS松竹東急・8月放送分】映画好きなら見逃せない! 今見てほしいこの3本!! ―大スターや 巨匠監督の映画に 注目!
2024.08.05

【BS松竹東急・8月放送分】映画好きなら見逃せない! 今見てほしいこの3本!! ―大スターや 巨匠監督の映画に 注目!

今月は大スターや巨匠監督の映画に注目。劇場版第一作から今年で55年を迎える、映画シリーズ「男はつらいよ」。その主演の渥美清は、昭和を代表する喜劇俳優だった。「男はつらいよ」以降は〝寅さん〞のイメージと一体化したが、今回はそれ以前の彼の代表作を放送。野村芳太郎監督による「拝啓天皇陛下様」(63)

広島の平和記念式典、入場規制エリア拡大に賛否 昨年の暴行事件で
2024.08.04

広島の平和記念式典、入場規制エリア拡大に賛否 昨年の暴行事件で

 平和記念公園(広島市中区)で6日に開催される平和記念式典で、今年から入場規制エリアが公園全域に拡大される。昨年の式典で、過激派「中核派」の活動家5人が市職員に暴行したとして逮捕されたためだ。市の規制強化に対して、市民団体や被爆者団体の意見は割れており、改めて祈りの場のあり方が問われている。<

「兄は手榴弾で殺された」 来日したウクライナ人俳優が日本で訴えた最前線の危機
2024.07.29

「兄は手榴弾で殺された」 来日したウクライナ人俳優が日本で訴えた最前線の危機

 ロシアによるウクライナへの攻撃は、侵攻から2年半近く経過した今も続いている。首都キーウは7月に入ってからドローン攻撃を幾度も受けており、激戦地の南部ミコライウ市には7月19日にも住宅街にミサイルが撃ち込まれ多くの死傷者が出た。 7月20日、ウクライナ東部の最前線で任務に当たって

ピースボートが横浜帰港 被爆者ら乗せ反戦伝える
2024.07.26

ピースボートが横浜帰港 被爆者ら乗せ反戦伝える

 被爆者らと世界を巡り、反戦のメッセージを共有する非政府組織(NGO)「ピースボート」(東京)の船が26日、横浜港に帰港し、乗船した被爆者の田中稔子さん(85)=広島市=らが報告の記者会見を開いた。 今回は日本に住むウクライナ人女性7人も乗船した。 ピースボートによ

毒ガス貯蔵抗議の学生76人が米民政府の星条旗を引き降ろす X年前 何があった? 沖縄の歴史7月25日版
2024.07.25

毒ガス貯蔵抗議の学生76人が米民政府の星条旗を引き降ろす X年前 何があった? 沖縄の歴史7月25日版

 今からX年前の7月25日、沖縄ではこんな出来事がありました。過去のニュースを振り返ります。▶ 戦争に反対する全県組織「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」が設立。共同代表に沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんと前南城市長の瑞慶覧長敏さんが選ばれた(2023

米大統領選 過去には涙ながらに断念表明した現職も
2024.07.22

米大統領選 過去には涙ながらに断念表明した現職も

 11月の米大統領選を巡り、バイデン大統領が再選出馬を取りやめる方針を決めた。現職の米大統領が自ら再選の道を断つのは異例だが、過去にも例はある。 「我が党の次期大統領候補指名を求めないし、また受けるつもりもない」 1968年3月31日夜、当時のジョンソン大統領はテレ

ドイツ、「米頼み」核抑止に危機感 ロシアの脅威受け議論活発化 トランプ氏復権も警戒
2024.07.11

ドイツ、「米頼み」核抑止に危機感 ロシアの脅威受け議論活発化 トランプ氏復権も警戒

 【ネルフェニヒ(ドイツ)時事】第2次大戦や東西冷戦の歴史から反核運動が盛んなドイツで、米国に依存した核抑止体制を見直す機運が生まれている。 ロシアのウクライナ侵攻に加え、同盟軽視の傾向が強いトランプ前米大統領の返り咲きが現実味を帯びつつある中、米国の「核の傘」の信頼性低下に危機

キーウ小児病院攻撃を批判 ロシア国民的歌手「限度ある」
2024.07.09

キーウ小児病院攻撃を批判 ロシア国民的歌手「限度ある」

 ロシアの国民的歌手、アーラ・プガチョワさん(75)は9日、インスタグラムに顔などに大きな傷を負った子どもの写真を投稿し「神は忍耐強いが、すべてのことには限度がある」と投稿した。ロシア軍の攻撃の結果、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の小児病院などが損傷したことへの批判とみられる。

移動映画館で日銭を稼ぐ父と思春期の娘の成長譚 ロシア映画『グレース』10月19日公開へ
2024.07.09

移動映画館で日銭を稼ぐ父と思春期の娘の成長譚 ロシア映画『グレース』10月19日公開へ

 第76回カンヌ国際映画祭監督週間に選出されたロシア映画『Grace(英題)』が、『グレース』の邦題で10月19日よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開されることが決定した。 本作は、息が詰まるような停滞感に覆われたロシア辺境を舞台に、思春期の不安を抱える少女の成長譚