# 半導体産業

「打倒エヌビディア」で世界の業界地図が激変…出遅れの日本企業に迫る「選択の時」
2024.06.17

「打倒エヌビディア」で世界の業界地図が激変…出遅れの日本企業に迫る「選択の時」

 2022年11月、米オープンAIによる“チャットGPT”公開をきっかけに、世界的にAI分野の成長期待が急速に高まった。それに伴い、AIに必要な高性能半導体の需要が一気に伸びた。それは、半導体産業に大きな構造変化をもたらした。 現在、この分野で独走状態にあるのが、“画像処理半導体

TDK社長、生成AIは「大きなインパクト」-追い風は広範囲に
2024.06.17

TDK社長、生成AIは「大きなインパクト」-追い風は広範囲に

(ブルームバーグ): TDKの斎藤昇社長は、文章や画像などを自動で作り出す生成人工知能(AI)が空前のブームになっていることに関連して、同社が展開する幅広い製品の需要増につながると期待でき、業績への恩恵は大きいとの見通しを示した。AI半導体は画像処理半導体(GPU)などの能動部品

九州に半導体製造パーク構想 TSMC進出で浮上 台湾
2024.06.15

九州に半導体製造パーク構想 TSMC進出で浮上 台湾

 【台北時事】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に工場を建設したのに合わせ、九州に台湾半導体産業の「製造園区(パーク)」を設置する計画が浮上している。 TSMCの熊本工場に部品やサービスを提供する台湾の関連企業を近くに集めて効率向上を図るとともに、こ

迅速な意思決定が重要 次世代半導体の量産で 小池ラピダス社長
2024.06.14

迅速な意思決定が重要 次世代半導体の量産で 小池ラピダス社長

 【ニューヨーク時事】次世代半導体の国産化を掲げるラピダス(東京)の小池淳義社長は13日、日米交流団体のジャパン・ソサエティーが米ニューヨークで開いたイベントで登壇し、目標とする2027年の量産開始に向けて「キーワードは意思決定のスピードだ」と強調した。  日本の半

ファウンドリー・メモリー・パッケージングのワンストップソリューション提供…サムスン、AIチップ逆転劇展開へ
2024.06.14

ファウンドリー・メモリー・パッケージングのワンストップソリューション提供…サムスン、AIチップ逆転劇展開へ

サムスン電子が「人工知能(AI)時代に最もふさわしいファウンドリーになる」という抱負を明らかにした。ファウンドリー(半導体委託生産)とメモリー半導体、先端パッケージ事業を統合して供給期間を20%短縮したワンストップソリューションを公開しながらだ。サムスン電子は12日(現地時間)、

「半導体設備に補助金30%ならコスト競争力10%向上効果」=韓国
2024.06.14

「半導体設備に補助金30%ならコスト競争力10%向上効果」=韓国

韓国国内の半導体供給力量と市場支配力を高めるため企業の設備投資負担を軽減する政策が必要だという主張があった。グローバル主要国が自国内の半導体生産基地構築のためにさまざまな政策を展開する中、韓国も積極的な支援を用意するべきという指摘だ。大韓商工会議所とデロイト安進会計法人が13日に

工期短縮・大幅コストダウン…信越化学工業、半導体後工程で新工法
2024.06.14

工期短縮・大幅コストダウン…信越化学工業、半導体後工程で新工法

信越化学工業は12日、半導体後工程用パッケージ基板を製造する新工法と、その専用装置を開発したと発表した。新工法は「インターポーザー」と呼ばれる中間基板の機能をパッケージ基板に直接盛り込むことができ、工程短縮と大幅なコストダウンを実現する。新装置はデータセンター(DC)やハイパフォーマンスコンピ

「1ナノ衝撃発表はなかった」…「超格差」の代わりに顧客サービス打ち出したサムスン
2024.06.14

「1ナノ衝撃発表はなかった」…「超格差」の代わりに顧客サービス打ち出したサムスン

 サムスン電子は今年のファウンドリ(半導体委託生産)フォーラムで「顧客サービス」を強調した戦略を打ち出した。「超格差」を前面に出す技術競争力を強調した過去とは対比される。台湾TSMCと技術で正面勝負するよりは、総合半導体企業固有の強みを生かして顧客に添ったワンストップサービスを披露するという趣

ナスダック終値、4日連続で過去最高値…NYダウ終値は65ドル安の3万8647ドル
2024.06.14

ナスダック終値、4日連続で過去最高値…NYダウ終値は65ドル安の3万8647ドル

 【ニューヨーク=小林泰裕】13日のニューヨーク株式市場で、IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は前日比59・12ポイント高の1万7667・56となり、4日連続で過去最高値を更新した。 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化への懸念が和らぎ、米長期金利が低下し

〔東京株式〕小幅安もみ合い=半導体が下支え(後場中盤)
2024.06.13

〔東京株式〕小幅安もみ合い=半導体が下支え(後場中盤)

 (13時35分)日経平均株価は小幅安でもみ合っている。プライム全体では8割の銘柄が値下がりしている。後場は日経平均が下げ幅を広げる場面が見られるが、半導体株を中心とした値がさ株が支えになり下値は限定的だ。 (後場寄り)午後の日経平均株価は前日比114円13銭安の3万8762円5

三菱ケミカルグループが北九州市に半導体材料の生産設備新設へ…グループ全体の生産能力2倍に
2024.06.13

三菱ケミカルグループが北九州市に半導体材料の生産設備新設へ…グループ全体の生産能力2倍に

 化学大手の三菱ケミカルグループは12日、北九州市の拠点内に半導体材料の生産設備を新設すると発表した。投資額は数十億円。半導体製造に使われる「フォトレジスト」(感光剤)の原料を生産する。2025年9~10月の稼働を目指す。 これまでは横浜市の拠点のみで生産していた。グループ全体の

ファーウェイがエヌビディアのチップに匹敵か…中国業界「AIチップ特定性能類似」
2024.06.13

ファーウェイがエヌビディアのチップに匹敵か…中国業界「AIチップ特定性能類似」

世界最大の通信装備メーカーである中国のファーウェイが独自に開発した人工知能(AI)半導体の特定性能が業界トップである米エヌビディアのAI半導体に匹敵するだろうという台湾メディアの報道が出てきた。米国が中国を相手に先端AI半導体の輸出を徹底的に統制する状況で、中国インターネット企業のテンセントと

米、対中半導体規制を強化か AI向け、先端技術に焦点 報道
2024.06.12

米、対中半導体規制を強化か AI向け、先端技術に焦点 報道

 【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は11日、バイデン米政権が対中半導体規制の強化を検討していると報じた。 人工知能(AI)向けなどの半導体に利用される先端技術「ゲート・オール・アラウンド(GAA)」を対象とし、具体的な規制方法を詰めている。11月の米大統領選前に打ち出す見込

エヌビディア、次世代GPU開発に100億ドル 巨額の開発費を注ぎ込み続けられる理由
2024.06.12

エヌビディア、次世代GPU開発に100億ドル 巨額の開発費を注ぎ込み続けられる理由

 時価総額でアップルを抜き2位に躍り出た米半導体大手のエヌビディア。多額の開発費を投じることでも知られる同社だが、なぜ注ぎ込み続けられるのか。AERA 2024年6月17日号より。*  *  * 次世代GPU「ブラックウェル」チップの開発に「100億ドルの研究開発費

「骨太の方針」原案とりまとめ 賃上げ・半導体支援・25年度PB黒字化など盛り込む
2024.06.12

「骨太の方針」原案とりまとめ 賃上げ・半導体支援・25年度PB黒字化など盛り込む

政府は経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の指針、いわゆる「骨太の方針」の原案をとりまとめました。岸田総理「日本経済は33年ぶりの高水準の賃上げ、史上最高水準の設備投資など、コストカット経済から脱却し、成長型の新たな経済ステージへと移行する千載一遇のチャンスを迎えて

日経平均、続伸も上値は重く…96.63円高の39,134.79円で取引終了。閑散相場が続く要因とは【6月11日の国内株式市場概況】
2024.06.11

日経平均、続伸も上値は重く…96.63円高の39,134.79円で取引終了。閑散相場が続く要因とは【6月11日の国内株式市場概況】

2024年6月11日(火)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。6月11日の日経平均株価は、前日の米株市場でハイテク株が買われた流れを受け、東京エレクトロン〈803

【社説】成長潜在力を失っていく韓国…飛躍の道は革新DNAだ
2024.06.11

【社説】成長潜在力を失っていく韓国…飛躍の道は革新DNAだ

人工知能(AI)半導体の絶対強者エヌビディアの時価総額が最近3兆ドルを突破した。半導体企業では初めてだ。韓国上場企業全体の時価総額の1.5倍、サムスン電子の時価総額の9倍にのぼる。AI旋風が主導する新たな産業革命の巨大な流れが経済と産業、国家の未来までも変える時代を迎えている。激しくなる競争構

5年前にアドバンテストを約6万円買っていたら、今いくら…5年前に買っていたらテンバガーになっていた銘柄とは?「国内最強」半導体関連株リスト
2024.06.11

5年前にアドバンテストを約6万円買っていたら、今いくら…5年前に買っていたらテンバガーになっていた銘柄とは?「国内最強」半導体関連株リスト

 かつて世界を席巻した日本の半導体だが、その後半導体メーカーは国内からほとんど姿を消した。しかし、足下はAI需要から半導体ブームという状態であり、国内半導体関連銘柄も大きく上昇しており、テンバガーも現れている。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」第10回は【半導体銘柄】について語るーー。<

日本半導体連合、米IBMと先端パッケージングも協力
2024.06.11

日本半導体連合、米IBMと先端パッケージングも協力

日本の半導体ファウンドリー(委託生産)連合体ラピダスが米IBMと先端半導体パッケージング分野でも協力する。2ナノメートル(ナノは10億分の1)プロセス技術でも協力中の両社が先端パッケージング技術能力を確保して2ナノ半導体を早期に生産する戦略とみられる。IT業界によると、IBMは最

進撃のエヌビディア 爆速でアップル抜きの実力とは 「iPhone以上の産業革命」と評する声も
2024.06.11

進撃のエヌビディア 爆速でアップル抜きの実力とは 「iPhone以上の産業革命」と評する声も

 最近よく聞くエヌビディアという半導体の企業。アマゾンやグーグルといった名だたるテック企業の時価総額を爆速で抜き去った。その急成長の背景とは。AERA 2024年6月17日号より。*  *  * エヌビディアが時価総額でアップルを抜き2位に躍り出た。「