# 保育・介護

《プライベートでも悩み》園児切りつけ21才保育士、「明るく元気で弟思い」の彼女が“病み”投稿連発で凶行に至った「家族を支えなきゃ」のプレッシャー
2024.06.17

《プライベートでも悩み》園児切りつけ21才保育士、「明るく元気で弟思い」の彼女が“病み”投稿連発で凶行に至った「家族を支えなきゃ」のプレッシャー

 鹿児島市の認定こども園で、保育士が受け持つクラスの園児をカッターで切りつけるという、前代未聞の事件。逮捕された笹山なつき容疑者(21)は、仕事だけでなく、プライベートでも悩みを抱えていたという。「笹山容疑者は、接見した弁護士に『園児たちとの関係がうまくいかず、殺すつもりはなかっ

〈約20%の飼い主が60代以上〉人間と愛犬の間にもある深刻な“老老介護”問題「この子はがんばったね」老犬ホームスタッフが語る高齢犬の“お見送り”
2024.06.17

〈約20%の飼い主が60代以上〉人間と愛犬の間にもある深刻な“老老介護”問題「この子はがんばったね」老犬ホームスタッフが語る高齢犬の“お見送り”

「葬儀のときに涙する私たちを見て、逆に飼い主さんから慰められたこともありました」。そう話すのは、都内の老犬ホームで働く板橋かおりさん(38)だ。前編に続き、人間社会同様、深刻な問題となっている動物と人間の老老介護と、老犬ホームスタッフが語る、“飼い犬”たちとの別れの瞬間について聞いた。

〈7年で約9倍〉「この子は目が見えない」「立てない子も」老“犬”ホーム需要急増の背景に飼育犬と飼い主の「ダブル高齢化」ホームの費用は?ペット信託とは?
2024.06.17

〈7年で約9倍〉「この子は目が見えない」「立てない子も」老“犬”ホーム需要急増の背景に飼育犬と飼い主の「ダブル高齢化」ホームの費用は?ペット信託とは?

人間でいう老人ホームのように、高齢になったペットを預かり世話をする介護施設「老犬ホーム」の需要が、いま高まりを見せている。この施設を通じて、年老いた犬を飼うことの難しさと課題を探りたい。環境省がまとめた資料によれば、2013年には20施設だった譲受飼養業者(動物を引き取って飼育す

マスク着用が難しい園児 距離を取れず不安な保育士 コロナ禍の保育園の奮闘が記録集に 私保連「懸命に子どもたちを守ってきたと分かる内容」
2024.06.17

マスク着用が難しい園児 距離を取れず不安な保育士 コロナ禍の保育園の奮闘が記録集に 私保連「懸命に子どもたちを守ってきたと分かる内容」

 私立保育園連盟(上原東会長)がこのほど、コロナ禍の保育現場の取り組みなどをまとめた記録集を作成した。感染者が相次ぐ中でどのように園を運営してきたかや、保育士や保護者らの思いを盛り込んでいる。同連盟は「感染症による『有事』は二度とあってほしくないが、また起こるかもしれない。次の対策に記録集を生

「見えにくい」介護現場での虐待 防ぐには
2024.06.17

「見えにくい」介護現場での虐待 防ぐには

 介護の人手不足が進むなかで、虐待も深刻な問題です。大学で介護職を目指す学生の指導にもあたっている、城西国際大学福祉総合学部教授の林和歌子さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇起こるべくして ――介護の人手不足は深刻です。

学童保育の指導員「年収150万円未満」が半数、増える「非正規公務員」 処遇改善は道半ば…
2024.06.16

学童保育の指導員「年収150万円未満」が半数、増える「非正規公務員」 処遇改善は道半ば…

親が仕事などで家にいない小学生のための放課後の居場所となる「学童保育」。子どもたちが安全な生活を送るには、生活づくりをする指導員の存在がとても重要です。しかし、その処遇は決してよいとはいえません。学童保育の普及・発展のために活動する「全国学童保育連絡協議会(以下、全国連協)」は、

決まり手は?…棒上で糸を絡ませ「残った、残った」 伝統の「くも合戦」沸く 加治木
2024.06.16

決まり手は?…棒上で糸を絡ませ「残った、残った」 伝統の「くも合戦」沸く 加治木

 鹿児島県姶良市加治木の伝統行事「くも合戦大会」が16日、加治木福祉センターであった。相手に糸を巻き付けたりかみついたり、コガネグモが棒の上で熱戦を繰り広げ、会場を埋めた観衆を沸かせた。 合戦の部には127人が参加した。初出場した吉田保育園(鹿児島市)の友だち同士、山口湊司(そう

食べ物を詰まらせて亡くなった子供は6年間で80人 詰まらせると「静かに苦しむ」食べさせるときは口の中・食べ具合・表情の確認を
2024.06.16

食べ物を詰まらせて亡くなった子供は6年間で80人 詰まらせると「静かに苦しむ」食べさせるときは口の中・食べ具合・表情の確認を

2022年、東京都の保育施設で、1歳5カ月の女の子が給食で提供されたリンゴを喉に詰まらせ死亡する事故があった。2023年にも鹿児島県と愛媛県の保育園で1歳未満の赤ちゃんがリンゴをのどに詰まらせる窒息事故が起きている。命に関わる食事中の事故。細心の注意を払いながら食事を提供する保育現場を取材した

森鴎外を祖父に持つ腕利きの外科医が訪問診療医へ 709人の看取りから見えた現代医療への疑問
2024.06.16

森鴎外を祖父に持つ腕利きの外科医が訪問診療医へ 709人の看取りから見えた現代医療への疑問

 AERAで連載中の「この人のこの本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 訪問診療医として700人以上の看取りに関わってきた著者の小堀鴎一郎さんが、名もなき一人一人の物語から、在宅死をめぐる現実やコロナ禍での変化、介護業界の現状

やりがいや喜びがある仕事であること伝えたい 県内最大規模「ふくしの仕事 就職フェア」 長崎市で開催
2024.06.16

やりがいや喜びがある仕事であること伝えたい 県内最大規模「ふくしの仕事 就職フェア」 長崎市で開催

人手不足が課題となっている福祉・介護の仕事への就職につなげようと、県内最大規模の「就職フェア」が16日に長崎市で開かれました。福祉の仕事への理解を深めてもらい、就職に繋げようと、長崎県の社会福祉協議会などが長崎市の出島メッセ長崎で開いた16日のイベントには、県内の福祉・介護事業者

「お母さん、それ本気で言ってる?」母が発した衝撃のひとこと(前編)【親の終の棲家をどう選ぶ?】
2024.06.16

「お母さん、それ本気で言ってる?」母が発した衝撃のひとこと(前編)【親の終の棲家をどう選ぶ?】

取材・文/坂口鈴香前回は、親からの「ありがとう」について考えた。(「親から「ありがとう」と言われたことはありますか」)親の「ありがとう」は、子どもにもさまざまな思いを呼び起こすようでなんとも切なくなるのだが、今回は逆の意味で忘れられない親の言葉――「ええ? そんなこ

「あんたは冷たい」私とそっくりのしわしわ顔に腹が立つ…親子関係を冷え込ませたもの
2024.06.16

「あんたは冷たい」私とそっくりのしわしわ顔に腹が立つ…親子関係を冷え込ませたもの

介護の現場で出会った人から「幸せになる方法」を教わった、と語る介護福祉士でイラストレーターの高橋恵子さん。今度はあなたに、イラストと言葉でメッセージを届けます。介護する人が、介護される人の気持ちに寄り添うこと。それは、介護スタッフと介護される人の関係においては、

尼崎工場夜景で脚光の写真家は保育士出身 人生は一度、悔いなく「変わる街を写真で残す」 アマ物語
2024.06.16

尼崎工場夜景で脚光の写真家は保育士出身 人生は一度、悔いなく「変わる街を写真で残す」 アマ物語

今回は〝不思議な写真家〟小林哲朗さん(45)をご紹介しよう。なぜ、不思議なのか―。実はこの企画「尼崎編」の取材をしている中で市歴史博物館や市役所、観光局、神社などで必ず「小林さんを取り上げてみては?」と薦められるのだ。しかも「小林さんの工場夜景は抜群です」「彼が撮る廃虚には味がある」「最近は尼

鹿児島県 介護事業所協総会・研修会 「事業継続計画」学ぶ 完全義務化受け
2024.06.16

鹿児島県 介護事業所協総会・研修会 「事業継続計画」学ぶ 完全義務化受け

 奄美大島介護事業所協議会(盛谷一郎会長、会員40法人)は15日、奄美市役所会議室で2024年度総会と研修会・講演会を開いた。総会には委任状を含む33法人が出席、研修会では、通所系サービス事業所の福祉避難所指定の現状や介護サービス事業所における事業継続計画(BCP)などについて約70人が講義を

40代後半の会社員です。生涯独身・兄弟姉妹もいなくて寂しいので老人ホームに入りたいです。老人ホームの種類と費用を教えてください。
2024.06.16

40代後半の会社員です。生涯独身・兄弟姉妹もいなくて寂しいので老人ホームに入りたいです。老人ホームの種類と費用を教えてください。

Aさんは40代後半の会社員、生涯おひとりさまの予定で兄弟姉妹もいないので、ゆくゆくは老人ホームに入りたいとのことです。老人ホームの種類と費用の目安をアドバイスします。大枠として整理しておきたいのが、公的施設と民間施設があるということです。老後、もっとも気がかりなのは

認知症になると「認知症保険」は請求できない…「老後の備え」をうたう人気商品のとんでもない落とし穴
2024.06.16

認知症になると「認知症保険」は請求できない…「老後の備え」をうたう人気商品のとんでもない落とし穴

世の中にはたくさんの保険がある。どれに入ればいいのだろうか。ファイナンシャルプランナーの清水香さんは「さまざまな認知症保険が提供されているが、その必要性を考えたことがあるだろうか。国の介護保険や医療保険だけでも十分な支えになる」という――。■認知症保険は「老後の備え」になるのか<

子育てに息抜きを...子どものショートステイできる一軒家「リフレッシュや仕事でも気軽に頼って」ママたち「SOS出せるところがあってよかった」
2024.06.16

子育てに息抜きを...子どものショートステイできる一軒家「リフレッシュや仕事でも気軽に頼って」ママたち「SOS出せるところがあってよかった」

 京都市伏見区に子育ての“息抜き“ができる一軒家があります。仕事や病気など様々な事情で子育てが難しくなった場合や、親の負担軽減、リフレッシュが必要な場合に一時的に子どもたちを預かる施設『メリーアティックボンド』です。子どもたちのショートステイの2日間を定点観測しました。 1日目の

「不慣れな土地で認知症」「嫁姑関係が悪化」…実家じまいで高齢の親を呼び寄せた子供たちの後悔
2024.06.16

「不慣れな土地で認知症」「嫁姑関係が悪化」…実家じまいで高齢の親を呼び寄せた子供たちの後悔

 高齢の親が実家じまいをする際に、子供が自宅近くに呼ぶ、あるいは同居を提案するケースは少なくない。中高年になってからの住環境の変化は、親子関係にも大きく影響する。 5年前、福岡県から70代の父親を神奈川県の自宅に呼んだ50代男性A氏が言う。「母が死に、父も年老いてき

40代の姉妹、お互い独身なので老後は同居する予定です。2人とも会社員で退職金ももらえるので、貯金が少なくても暮らしていけますよね?
2024.06.15

40代の姉妹、お互い独身なので老後は同居する予定です。2人とも会社員で退職金ももらえるので、貯金が少なくても暮らしていけますよね?

Aさん・Bさんは40代の仲良し姉妹です。おひとりさま同士、老後は一緒に暮らそうと話しています。貯金額は2人合わせて300万円ほどですが、会社員で退職金があり、厚生年金ももらえるので、老後は問題なく暮らしていけそうだと話しています。仲が良いから節約も助け合えるそうです

大崎事件の原口さん、97歳祝う 「頑張ろうね」に相鎚
2024.06.15

大崎事件の原口さん、97歳祝う 「頑張ろうね」に相鎚

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役し無実を訴え再審請求中の原口アヤ子さんが15日、97歳の誕生日を迎え、入所する県内の介護施設を支援者5人が訪れて祝った。「おめでとう」「頑張ろうね」などの呼びかけに、原口さんは耳を傾け、相鎚を打った。<