決まり手は?…棒上で糸を絡ませ「残った、残った」 伝統の「くも合戦」沸く 加治木

AI要約

鹿児島県姶良市加治木で行われた伝統行事「くも合戦大会」で、コガネグモ同士が糸を巻き付けたりかみついたりして熱戦を繰り広げ、会場を盛り上げた。

初出場した吉田保育園の子供たちが楽しんで参加し、笑顔を見せた。

くも合戦は16世紀に島津義弘が行ったことが始まりで、朝鮮出兵の際に兵の士気を高める目的で行われた。

決まり手は?…棒上で糸を絡ませ「残った、残った」 伝統の「くも合戦」沸く 加治木

 鹿児島県姶良市加治木の伝統行事「くも合戦大会」が16日、加治木福祉センターであった。相手に糸を巻き付けたりかみついたり、コガネグモが棒の上で熱戦を繰り広げ、会場を埋めた観衆を沸かせた。

 合戦の部には127人が参加した。初出場した吉田保育園(鹿児島市)の友だち同士、山口湊司(そうし)ちゃん(5)と山下心皐朗(こころう)ちゃん(5)は「面白い」「楽しかった」と笑顔を見せた。

 くも合戦は16世紀、朝鮮出兵の際に島津義弘が兵の士気を高めるために行ったのが始まりとされる。