# 不妊

国に賠償命令、除斥期間適用せず 旧優生保護法で最高裁大法廷判決
2024.07.03

国に賠償命令、除斥期間適用せず 旧優生保護法で最高裁大法廷判決

旧優生保護法下で障害などを理由に不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、各地の被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は3日、国の上告を棄却した。国の賠償責任を認める判断が確定した。原告はいずれも手術から20年以上が経過してい

旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査
2024.07.03

旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査

 最高裁大法廷は、障害者らへの強制不妊手術を認めた旧優生保護法の規定を違憲だと指摘した。最高裁による法令違憲の判断は戦後13例目。うち8件は2000年代に入ってからで、違憲審査を活性化させている傾向がうかがえる。 最高裁が初めて法令を違憲としたのは1973年。親や祖父母らを殺害し

【速報】旧優生保護法を巡る強制不妊訴訟で国に賠償命じる判決 約1万6500人に同意なく不妊手術 最高裁
2024.07.03

【速報】旧優生保護法を巡る強制不妊訴訟で国に賠償命じる判決 約1万6500人に同意なく不妊手術 最高裁

旧優生保護法の下で不妊手術を強制された人々が国を訴えた裁判で、最高裁大法廷は、国に賠償を命じる判決を言い渡しました。旧優生保護法の下では、障害などを理由におよそ2万5000人が不妊手術を受け、このうちおよそ1万6500人は本人の同意なしに強制的に行われて、国に損害賠償を求める裁判

【速報】旧優生保護法をめぐる裁判 最高裁大法廷 仙台以外の4件は国に賠償命じる 仙台高裁判決は差し戻す
2024.07.03

【速報】旧優生保護法をめぐる裁判 最高裁大法廷 仙台以外の4件は国に賠償命じる 仙台高裁判決は差し戻す

 旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたとして、宮城県内の女性らが国に賠償を求めた裁判の上告審で、最高裁判所大法廷は、仙台以外の4件については国に賠償を命じる判決を言い渡しました。 一方で、仙台高裁の判決については、同高裁に差し戻しました。

【速報】旧優生保護法下の強制不妊手術めぐる裁判「国の責任を認める判決」(最高裁大法廷)
2024.07.03

【速報】旧優生保護法下の強制不妊手術めぐる裁判「国の責任を認める判決」(最高裁大法廷)

旧優生保護法のもとで、強制的に不妊手術を受けさせられたとして、宮城県内の女性2人を含む全国各地の原告が国に賠償を求めた裁判で、最高裁大法廷は国の責任を認める判断を示した。

【速報】旧優生保護法をめぐる裁判 最高裁大法廷 旧法の違憲性認め国に賠償命じる
2024.07.03

【速報】旧優生保護法をめぐる裁判 最高裁大法廷 旧法の違憲性認め国に賠償命じる

 旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたとして、宮城県内の女性らが国に賠償を求めた裁判の上告審で、最高裁判所は、旧法の違憲性を認め、国に賠償を命じました。 上告審では、仙台、札幌、東京、大阪の高裁で判決が出され上告された5件を審理していました。 このうち仙台高裁のみ

ニュースワード「優生保護法」
2024.07.03

ニュースワード「優生保護法」

 優生保護法 「不良な子孫の出生防止」を目的として1948年に制定され、障害や精神疾患を理由に本人の同意がない不妊手術や中絶を認めた。旧厚生省は都道府県に、手術を行う上で身体拘束やだますことなども許される場合があると通知。96年に母体保護法へ改正されるまで、計約2万5000人に不妊手術を実施し

「俺も手術されたんだ」 長年秘めた傷の告白 支える親友の「お守り」
2024.07.03

「俺も手術されたんだ」 長年秘めた傷の告白 支える親友の「お守り」

 50年来の親友からの突然の告白だった。「新聞に載ってた手術、俺もされたんだ」。2018年2月初旬、しんしんと雪が降り積もる寒い日だった。あれから6年。札幌市の金田守さん(78)は、旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして国を提訴した小島喜久夫さん(83)=同市=の歩みを見守り続けてきた。長

きょう最高裁が判決 強制不妊手術、国は適切に救済してきたのか
2024.07.03

きょう最高裁が判決 強制不妊手術、国は適切に救済してきたのか

 旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審で、最高裁大法廷は3日、判決を言い渡します。1、2審で違憲と認定されている旧法にはどんな問題点があり、国は適切に救済してきたのでしょうか。 なるほドリ 被害者が裁判を起こした旧優生保護法っ

妊娠9か月で帝王切開 同時に「不妊手術」40年以上知らされなかった真実  戦後最大の人権侵害 判決の時
2024.07.02

妊娠9か月で帝王切開 同時に「不妊手術」40年以上知らされなかった真実  戦後最大の人権侵害 判決の時

7月3日。司法の最終判断が下される、注目の裁判。問われているのは、障害のある人たちの人権だ。野村花子さん(仮名・70代):私がこの不妊手術をされてしまったことは、非常に残念で悲しくて今でも悔しいです。法律のもと行われた「強制不妊手術」。<

不妊治療の設備購入へ 宇都宮市の病院がクラウドファンディングで資金募る
2024.07.02

不妊治療の設備購入へ 宇都宮市の病院がクラウドファンディングで資金募る

不妊治療を手掛ける施設の開設に向けて準備を進めている宇都宮市の病院が、設備の購入のため、来週からクラウドファンディングで資金を募ることを決めました。宇都宮市で唯一、総合病院としてお産を手掛けている済生会宇都宮病院は、医学的理由などで妊娠が困難な夫婦の望みをかなえることで地域に貢献

「子つくる幸せ、国が奪った」 聴覚障害の原告女性 強制不妊訴訟、3日に最高裁判決
2024.07.02

「子つくる幸せ、国が奪った」 聴覚障害の原告女性 強制不妊訴訟、3日に最高裁判決

 旧優生保護法に基づき不妊手術を強制されたとして、全国の男女が国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審判決が3日、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)で言い渡される。 聴覚障害を持つ大阪府の原告女性(78)は判決を前に、「子どもをつくる幸せを国が奪ったのは障害者差別だ」と手話で訴え

旧優生保護法のもと行われた「不妊手術」に明日最終判断「どんな判決でもこの苦しみは一生忘れられない」
2024.07.02

旧優生保護法のもと行われた「不妊手術」に明日最終判断「どんな判決でもこの苦しみは一生忘れられない」

7月3日。司法の最終判断が下される、注目の裁判。問われているのは、障害のある人たちの人権です。【野村花子さん(仮名・70代)】「私がこの不妊手術をされてしまったことは非常に残念で悲しくて今でも悔しいです」法律のもと行われた「強制不妊手術」その救済は、訴

16歳で子供を産めない体に…「人生は戻ってこない」 旧優生保護法訴訟 最高裁で3日判決へ
2024.07.02

16歳で子供を産めない体に…「人生は戻ってこない」 旧優生保護法訴訟 最高裁で3日判決へ

本人の意思に関係なく、強制的に子供を産めない体にする不妊手術がかつて日本で行われていた。法的な根拠となったのは旧優生保護法。1996年に改正されるまで、被害に遭ったのは全国でおよそ2万5000人にのぼる。手術で“人生を奪われた”人たちの提訴の動きは仙台地裁をきっかけに全国へと広がり、最高裁判所

「不妊症の原因は女性だけじゃない」婦人科医が語る“パートナー2人で検査を受けるべき理由”
2024.07.02

「不妊症の原因は女性だけじゃない」婦人科医が語る“パートナー2人で検査を受けるべき理由”

「不妊症」と聞くと、何か特別な病気のようなイメージをもつ人も多いのではないでしょうか。しかし、じつはカップルの約15%が不妊の問題を抱えていると言われています。今回は、不妊症の原因や検査方法について、「mimiレディースクリニック三越前」の干場先生に解説していただきました。[この

強制不妊訴訟、3日に最高裁判決 「時の壁」除斥期間適用が焦点
2024.07.01

強制不妊訴訟、3日に最高裁判決 「時の壁」除斥期間適用が焦点

 旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審で、最高裁大法廷は3日、判決を言い渡す。上告審では、不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅すると定める民法の「除斥期間」を適用するかが最大の焦点となっている。全国で起こされた同種訴訟で国の責任を巡る判

抗がん剤治療を受ける男性は子供を希望するなら精子バンクも考慮【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】
2024.06.29

抗がん剤治療を受ける男性は子供を希望するなら精子バンクも考慮【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】

【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】 男女に共通する胃がん、大腸がん、肺がん、乳がんに加えて子宮頚がんを合わせて5大がんといいます。一般の方はがんというと、これらではないでしょうか。しかし、10代以下では白血病や生殖器のがんも多く、抗がん剤などの治療がうまくいっても、不妊になるこ

「『闇取引』の精子で生まれる子どもをなくしたい」 日本初の精子バンクはなぜ活動を停止したのか
2024.06.29

「『闇取引』の精子で生まれる子どもをなくしたい」 日本初の精子バンクはなぜ活動を停止したのか

 昨年3月末、国内初の精子バンク「みらい生命研究所」(埼玉県越谷市)が活動を停止した。精子バンクの位置づけについて、法整備が進まなかったためだ。一方、今国会に「生殖補助医療法案」が提出され、法案が成立すれば、精子バンク再開のめどが立つという。*   *   *■起こ

不妊手術8匹 餌やりを反省(牛嶋留美子、61、元販売員、玉東町)
2024.06.26

不妊手術8匹 餌やりを反省(牛嶋留美子、61、元販売員、玉東町)

 3年前から1匹の黒猫が庭に来るようになり、餌をあげていたら、昨年子猫が生まれて2匹になった。さらに別の黒猫が5匹の子を連れて来て、あっという間に8匹になった。 増えすぎて、どうしたらいいか分からないまま餌をあげていた。「餌をあげなかったら来なくなるよ」と言われたが、それができな

親になれず抱くうらやみ 原告男性、67年間悔しさ胸に 強制不妊訴訟、7月3日最高裁判決
2024.06.25

親になれず抱くうらやみ 原告男性、67年間悔しさ胸に 強制不妊訴訟、7月3日最高裁判決

 待ち望んだ勝訴判決は得られるのか。 旧優生保護法に基づく不妊手術を強いられた東京都の原告北三郎さん(仮名、81)は67年間、悔しさを胸に生きてきた。公園で遊ぶ子どもの姿を目にするたびに「親がうらやましい。元の体に戻りたい」との思いが込み上げる。人生を懸けた闘いの結末は7月3日、